高田喜佐さんに続いて、茨木のり子さんも亡くなられた。
19日に自宅の寝室で亡くなっているのを発見されたそうです。
ネットで茨木のり子さんを検索したら、HPの中に「茨木のり子の本棚」コーナーを作っている「高橋サンちのホッとするページ」を見つけた。
その中にさらに「私の茨木のり子ノート」があって、それをを開くと、「高橋サン」の素敵な茨木のり子評論でした。
この詩集『倚りかからず』を評したのが、あまりにぴったりで私も同感なので、一部掲載させていただきました。
しゃんと伸びた背筋の美しさ。叙情ではなく知性で紡いだ言葉の爽快さ、そして堅固さ。そのすぐ隣り合わせに、じつは深い孤独が覗かれるのだとしても、むしろそれがゆえの深さを蔵しつつ、彼女の言葉は枯れ果てることのない心の源泉からどくどくと湧き出でて読者の胸に届く……そんな感じがします。(「私の茨木のり子ノート」からコピー掲載)
『倚りかからず』は、どれもかっこいい詩ばかりで、確かに読み終わると背筋を伸ばしたくなる詩が多いのですが、私はちょっと笑える「笑う能力」も好き。
売り切れました。(3月10日)
>死に様が茨木さんらしいな…と思いました。
私も同感で、茨木さんらしい最期だと感じました。
以下「笑う能力」という詩の一部から抜粋。
もう一人の私が耳もとで囁く
「よろしい
お前にはまだ笑う能力が残っている
乏しい能力のひとつとして
いまわのきわまで保つように」
はィ 出来ますれば
最期まで笑いとばしたいね!
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
って、時々茨木さんに叱られながら。
私も茨木のり子さんは本当に大好きな詩人です。
お亡くなりになられたことを新聞で読んだときはショックでしたが、なんというか、死に様が茨木さんらしいな…と思いました。
詩の内容と実態がマッチしているな、、、と。
こういう凛とした女性は大好きです。
競輪王さんは、ほんとうに”国語の先生”なんですね。
国語の教師のくせに、
文 学 は か ら っ き し ダ メ
なオイラです……。
もう半分以上アキラメてます……。