食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、Eさん宅訪問』

2014年01月26日 17時22分05秒 | 旅行

シンガポールは国の面積が狭いから、一般の人は住宅供給公社のような所が建てた公

共集合住宅を借上げまたは買い取りして住む。繁華街のコンドミディアムや戸建て住宅

はセレブ専用となり、庶民には手がでない。Eさんの家は父母が購入したもので郊外に建

てられている。

先述のように小さい国だから郊外と言ってもMRTで20分ほどのところ。こうした住宅は計画

的に作られているようで、MRT駅の近くに何棟も建てられており、日本で言う住宅団地の様

相と一緒。

私たちが連れて行かれた場所に一人で行けと言われても、同じような建物が並んでいるか

ら、簡単に行けそうにないが、よく見ると建屋の番号や番地などが表示されているから、そ

れを頼れば分かるようになっていた。建屋の前にジャックフルーツ木が植えられており、沢

山の実をつけていた。熟れたら誰が採ってもいいそうだ。

家に案内されると、玄関先に沢山の花や木の鉢が飾られており、手入れはお母さんの日課

になっている。中に入るとお母さんがにこやかな顔で迎えてくれるが挨拶は中国語の『ニイ

ハオ』と言う。Eさんの両親は中国から来た人でお母さん現在に至るまで中国語一筋に徹し

た人だから英語は全く喋れない。娘が日本で世話になったことから、菓子や果物を沢山用

意して、盛んに食べるように進めてくれる。ここに来る前、駅前のホーカーで昼食をしてきた

ばかりで満腹状態だから食べられない。

Eさんのような一般人でもインドネシアやフィリピンなどから出稼ぎに来る家政婦さんを雇って

いることが多く、Eさんの家にも同様の家政婦さんがおり、正月だけ帰国するそうだ。こうして

働くことの条件として、女性は妊娠したら帰国させられると言っていた。集合住宅の中身は居

間が10畳くらいあり他に8畳くらいの部屋が3つと広い間取りになっていた。

たわいもない話をEさんが中国語に訳して伝えてくれる、そもそも最初に話をする英語が怪し

いから伝言ゲームのように違う意味合いになっていても、誰も気づかない不思議な一時だっ

た。


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