食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『ゴースト・プリフェクチャー・島根』

2014年01月26日 17時12分55秒 | 日記

ゴースト・タウンはお化けの住む町、つまり人が住むことのできない町のことをいう。何度も

書いたが民主党の大臣が福島の原発で汚染された町のことを『ゴーストタウン』と表現した

ばかりに、辞任に追い込まれた。大臣は悪意や見下すつもりで言ったのではないことは明

らかだ。マスコミも野党だった政治家の阿呆どもには、こんな低俗なことしか話題提供する

能力がないのだ。

ゴーストタウンとは少し意味合いが違うのは、棲むのはゴーストではなくワイルドなイノシシ、

ネズミ、テンなどが主役だから今はアニマル・タウンまたは汚染タウンが正しい。春がやって

くると消費税増税と共に原発再稼働に向けた動きが加速しそうだ。

昨日の新聞は再稼働していないのに原発の過酷事故を想定し逃げる段取りのシミュレーシ

ョンが載せられていた。島根原発の事故で避難対象の人数は東海第2原発93万人、浜岡原

発74万人に次ぐ44万人。静岡県は370万人、茨城県290万人の人口でそれぞれ県人口の1/4が

避難することになる。それに対し島根原発は島根県のみならず米子市や境港市なども含むの

であろうが、島根県の44/71=62%の人がとんずらしなければならない。島根県の中核都市松江

、県庁も逃げたらこれこそ真のゴースト・タウンの誕生になるが、県の大半の機能がとんずらす

るからタウンではなく県=プリフェクチャーがゴースト化することになる。

県をもゴースト化にしかねないことを中国電力という一民間企業にその宿命をお任せするなん

て、こんな馬鹿な話があるのだろうか。県をゴースト化させても電気を作る価値を見い出そうとす

るが、私には何処にも見当たらない。平たく言えば島根県<電気という価値基準でしかない。

政府の阿呆どもはもう1つ2つの原発でシビア事故を起こし世界から非難ごうごうにならなければ

真剣に考えないだろうと確信している。そうなれば、ついでにその場所は核汚染物質の最終処

理地にすればいいと次の計画を練っているのかも。私も元技術者の端くれ、何でもかんでも原発

反対と言っているのではない。原発は危険性を回避すれば非常に効率のいいものであるのは確

か。安全性追求の技術開発は怠ってはならないと思っている。

新しい技術により安全性と効率性の両立させることは真の核の平和利用にも寄与する。仮にこうし

た分野から日本が撤退することになれば、不利なことが多々出てくることも考えられる。今は厳しい

状況だが研究を続ければ必ず次のステップに行くことが出来ると期待できるからだ。

然るに福島の本当の原因を追究出来もしていないのに安全と欺瞞に満ちた結論を出そうとする政

治家と禿鷹経済界の浅知恵に腹が立つのだ。所詮、その程度の頭の連中に原発技術云々の資

格はないと思っている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿