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食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『雑想考、領土問題』

2013年10月08日 18時17分42秒 | その他

日本は四方を海に囲まれているから島の領有は諸外国ともめ事が絶えない。韓国と

は竹島問題、中国とは尖閣諸島、ロシアとは北方4島と3つも抱えている。島の領有

権は戦争により取ったり取られたりの繰り返しで、今となっては最初どちらが所有して

いたのか証明のしようがない。島を領有すると領海が増え次の島につながり島と島が

つながり続けると他国の玄関先まで延びてしまう。尖閣諸島はそのいい例だ。背景を

考えないで地図の上だけからみると台湾の領有となるのが一番納まりやすい。

私がアマチュア無線をしていた頃、南シナ海に南沙諸島=Spratly Islandsという無人の

島々があり、ここは無線の世界ではベトナム領として扱われていた。

(1988年、ベトナムと中国で海戦となり中国が岩礁とサンゴ礁の一部を手に入れたが残

りの島はベトナムが支配している)無線の世界だから国際的に認知されていないと侮る

なかれ、全世界のハム仲間が認めており、当時の中国のハムもこうしたルールに従っ

ていた。

スプラトリー島にハムはいないからこの島のQSLカード(交信カード)は珍しくwantedの

対象だった。当時未だソ連の影響が大きく残っていたから、ベトナムの支援を受けて

ロシア中心の遠征チームが結成され、この島から電波が発信された。当然、世界中の

ハムがベトナム領スプラトリー島との交信に血眼になったのは言うまでもない。

こうした背景がある島で、資源をめぐる領有問題が再燃している。暫くは納まっていた

問題を中国が強引な手法で支配しようとしている。先程の私の単純な地理的発想から

すると、この島はどうみても中国のものではなくベトナムまたはその近隣の国のものとす

るのが正しいと思う。尖閣諸島で中国と揉めているからベトナムの肩を持つつもりはない

が、私もスプラトリー島との交信を成功させた一人、だからスプラトリー諸島はベトナムの

領有と信じている。

ここも最初はだれのものだったのかは分かるまい。歴史的背景が加わるとぐちゃぐちゃ

になり、どの時点まで遡れば決着がつくのか・・・それは自国にとって都合のいい時代と

いうことになるから、未来永劫に解決しない。人間は問題解決できないことが多過ぎて

霊長類の頂点とは言えないのではないかと思う。

 

            ソ連チームによるスプラトリー島遠征のQSLカード


『そばの花』

2013年10月07日 17時39分50秒 | その他

8月14日に1回目の種まき2Kgをした蕎麦、報告のように雉鳩夫婦の被害に遭い、恐ら

く半分以上は食べられてしまったのではないかと思われる。その追加として1Kgを撒い

て、防鳥ネットを張り、雨を待って発芽の吉報を待つ。

そうしたことから、1か月半経ち今では花盛りとなっている。時差のある2度撒きだから苗

の大きさがまちまちになっているが、花の咲く時期は同じようだから、ちぐはぐに見える。

蕎麦を撒いても雑草が茂りその勢いに蕎麦が負けるのではないかと心配したが、蕎麦

以外に草らしいものは少ない。本来の目的は草押さえの為に撒いたものだから、今のと

ころは目的を達している。

これから、しっかりとした実がついてくれたら、蕎麦粉に挽いてもらい本格的な蕎麦でも

作ってみてもいいし、来年用の種として保存してもいい。

いずれにしても、収穫してから蕎麦の実だけを取り除く作業は根気のいる手作業で、雨

降りの日のいい仕事になりそう。


『雑想考、通販の美味しいもの』

2013年10月06日 18時37分30秒 | その他

インターネットが未だ電話回線の頃、今のように高速でしかも廉価なサービスが提供

されるなんて思いもしなかった。もう少し、高速回線になれば接続時間が短くなり料金

も安くなる。考えられたのは、この程度が現実味のある時代。だから、ネットで通販を検

索してもゆっくりと品定めなどしていると、通信費が気になり買い物を楽しむ心境には

なれなかった。だから、今ほどネットショップは普及していなかった。

今はネットで揃わないものを探すのが難しいくらいで『ゆりかごから墓場まで』何でも揃

っていると言っても過言ではない。私は元から買い物無精なところがあり、私自身で

ないとダメな場合を除きお願いすることが多い。だから、ネット通販は実物が見えないリ

スクはあるものの、とても便利で重宝している。

食品も全国から取り寄せることが可能になり送料の考慮さえすれば、納得のいく買い物

ができると思う。私が買ってみてお気に入りの食べ物は

    ・北海道の山ワサビ(辛い大根の辛さに似ている)

    ・北海道の糠サンマ(へしこのようなもので美味しい)

    ・房総のホンビノス(あさりではないが大きいアサリのよう)

    ・北海道の殻つきカキ(広島のものより大ぶり)

    ・東北の洋梨(訳あり商品で満喫)

    ・長野の葉ワサビ(年中、手に入るし関連品も多い)

    ・北海道のホタテ貝  (東北でも同等だと思う)

    ・愛媛の清美タンゴール(訳あり商品で満喫)

などで、これらを何度もリピしている。

以前は、生ラーメンを冷凍の形で色々な店から買って、自分の好きなものを探し回っ

たり、肉、ステーキはオークションで買ったりと食生活の一部を通販で賄っていた。今

はそれ程ではないが、必需システムであることには変わりない。


『雑想考、原発の資格』

2013年10月05日 17時25分24秒 | その他

原発稼働開始後、過去約40年間は福島原発で起きているような重大な事故は起こ

っていなかった。何世代も前のコンピューターの世界での信頼性を表すMTBF(Mean

 Time Between Failure)という時間軸があった。コンピューター自体成熟したものでは

なかったから数100時間、こんな感じではなかったと思うがはっきりと覚えていない。

意味はそのままで誤動作、故障が起こる間隔を時間で示す。

こうしたものを原発に当てはめて、どれくらいのものなのか当てずっぽうでも推測する

ことは出来ない。私たちが原発事故と報道でしるものは恐らく氷山の一角で、停止し

て点検・修理を要するもの又はそれに近いものだけではないかと思う。電力会社と立

地自治体で協定を結んでいる範囲の事故でさえ、隠しきれなくなりそうになると遅れ

ばせながら報告される。その都度、自治体から抗議されると『遺憾、改善』判で押した

回答をすれば事が済むと思っているから、体質的に隠せるものは隠す、それ以外は

ぎりぎりまで抑える努力をする。これはあくまでも推察であるが、多分Bingo

安倍首相のアンダーコントロール発言以来、福島原発の汚染水処理は輪をかけて悪

い方向に向いている。何度も汚染水漏れを繰り返しているから、話を聞いていてもい

つの分なのか判らなくなってくる。

ALPSにしても稼働停止、再開、停止などやっているから今、稼働しているのかすら判

らない。原発の模型を見せて貰ったことがある。一言で言うと炉心などを除くと曲がりく

ねったものや、直角に近い曲りなどパイプのお化けの印象が強い。パイプの破損、劣

化、経年変化などで水や蒸気漏れなどの小さなトラブルは沢山発生すると思われる。

原発は核反応の発熱で水を沸かして出る蒸気で発電機を回転させるから発熱を除け

ば、水・蒸気の制御が根幹になっている。極論になるが原発を扱う社は広義に解釈す

れば水制御のプロでなくてはならないのだ。今、東電はその矢面に立たされているが、

果たして他の電力会社は東電よりも優れたスキルを持ち合わせているのだろうか。原

子力規制委員会の一部の委員は『東電に資格云々・・』と言及していた。もし、他の電

力会社に東電を上回るスキルを持っているなら、直ぐ東電に力を貸すべきだ。

貸すだけのスキルがないなら、自社の原発で同じことを繰り返すことになるから、東電

同様に資格はないのではないか。

原発を扱う社の最低条件はベントをつけるとか防波堤を作ることではなく、福島原発を

始末できることである。責任のとれないことをするなと学校で習わなかったのか?

習っていなかったのなら、今教えてやったから、意味をよく考えてごらん。


『雑想考、時代と言葉』

2013年10月04日 18時02分19秒 | その他

言葉はその地域に土着して暮らしていた時代、親または地域の人から子に伝えられ

ていたから、方言は方言のままで意味も余り変わることは少なかった。人が地域を越

えて別の地域と交わりが可能になると、言葉にも少しずつ変化が出てきただろうし、

地域が広がれば更に変わっていったと思う。

現代になるとTVやネットなどを通じて、田舎と都会の言葉の壁はなくなってしまった。

方言や訛りが定着している処でも、若い層になるほどそのハードルは下がり方言すら

聞かれなく傾向にある。

だから何の拍子で流行り言葉になったり、取り上げ方によっては本来の意味とは違っ

た言葉として使われることもある。分かり易い例は『やばい』、『危険』という意味で若い

者の間で流行り、私たちが子供のころは年寄りが眉を潜めるような下賤なものとされた

ものだ。意味が変わって今では凄いという意味合いで使われているのはご承知の通り。

私が気に入らないのは『・・・になります』の馬鹿言葉。どこで何が間違ったのか知らな

いが一時は非難される時期もあったが今は公民権を得て、何処でもかしこでも馬鹿み

たいに使っている。

これと序列を同じくしているものに『あの子は・・・』と先輩でも後輩でも、大人も子供も

分け隔てなく使う。先日、40過ぎの女性が事件に遭った成人の知人としてインタビュー

を受けていて、やはり『あの子』とやっていた。

こういう使い方は何時ごろからなのか気づかなかったが、最近は当たり前のように日本

国民は成人も子供も『子』になってしまった。これはどんな屁理屈をつけられても逃れ

られない馬鹿な表現だと思う。

などなどと、難癖をつけているが言葉は時代と共に変わっていく。美しい日本語とよく

言われる。変わって欲しくない言葉、大切にしたい言葉は人それぞれだろうが、男も女

も下賤な物言いになるのだけは願い下げしたい。


『雑想考、賃上げはあるか?』

2013年10月03日 17時03分02秒 | その他

消費税を上げる、リセッションの心配は大きいから経済対策をとり従業員の賃金を上

げて貰う作戦のようだが、あの強かな雇われ経営者が一番嫌がる固定費増をすんな

りと受け入れるとは考えられない。『企業は人なり』の理念なんか何処に行ったか分か

らない、儲けることが出来れば何処へでも出かける。企業の社会的責任なんて何もな

いと考えている連中に期待をするのは無理なことだろう。

まず、日本で法人税を納めている企業は1/3で残りの2/3は利益がないから税金を払

っていない。政府がとろうとしている法人税減税の対象は大企業だけになる。企業の

社員構造は非正規社員が全労働者の40%を占める。

人件費の上昇を抑えるために非正規社員を使うような企業が、こうした人たちへの目

配りなどするはずがない。悪い話は更に続く。利益が出たらどういう処理をするかの企

業へのアンケート結果によると、複数回答で内部留保金60%、株主への配当52%、社

員の賃上げ 26%と働く意欲をなくすような回答だ。日本企業は悪い癖をつけてしまっ

た。労働分配の法則を経営陣の猿知恵で『内部留保』に変えてしまい、社員より株主

様が偉いと外国かぶれしてしまった。

何か都合が悪くなれば直ぐ、海外に転出しなければならないと脅し文句のように言う。

経営者には経営哲学と言うものがあると思ったら大間違い、それは創業者だった松下

幸之助さんや盛田 昭夫さん、豊田 喜一郎さんのような人たちだけにしかなく、今の経

営者にその素養はない。恐らく、中国の人件費が上がり中国から東南アジアにシフト

する、そして更にアフリカにシフトしていき、アフリカの人件費が上がったら、行くところ

がなくなるぞ、南極にでも行くのか。

以上の情報から、消費税は8%にアップするが賃上げは一部の人だけに限定され、一

時的にせよGDPは低下し規模の小さい企業や商店ほど影響を受けることが危惧される。

安倍首相の言うように税のアップによる影響回避と景気回復が同時進行してくれれば

一番いいのだが・・


『雑想考、マスコミの馬鹿さ加減』

2013年10月02日 17時43分25秒 | その他

最近、テレビレポーターの仕事ぶりは目を覆いたくなるものばかりだ。特に、馬鹿では

ないかと思うのは、亡くなった人の家に出かけ家人または親戚の方を捕まえて『今のお

気持ちは?』の間抜けな質問。

人に感想を聞く場面ではないだろう。ここで家人なりが『清々しい気持ちです』と答えた

ならば報道の価値はあるかもしれない。何故なら次に『その訳は?』と質問することが出

来、やり取りが成立するからだ。

だからレポーターに問うてみたい。レポーターの家人が亡くなった時の気持ちを考えて

みれば聞くべきことではないし、聞いたとしても答えは分かり切ったことではないか。答え

の分かっている質問ほど愚なる質問はなかろう。だから私はレポーターがこうした行為を

放送しているのを観て『ゴキブリども』と罵っている。プロならばプロの仕事をきちんとしろ。

また、これと似通ったものに、台風が来ればどこの放送局も、危ないから海岸などに近寄

らないでと放送しながら、レポーターが風雨に飛ばされそうな所から中継している。

こいつらは報道の在り方を間違えているのではないかと思う。視聴者は台風の時、レポー

ターが必死で放送している姿を観たいのではないのに、馬鹿みたいに張り切ってやって

いる。事件があれば『・・警察署前からでした』なんて、私は警察署を観るのが趣味ではな

いと言いくなるほど、このシチュエーションを観せられる。

更に、追い打ちをかけると『テロップの誤字』、1番組で必ず1回は訂正のお断りがあるので

はないかと思うほど多い。パソコン任せの仕事で確認が不十分だから生じる典型的な素

人仕事だ。電波を使って公に流れる文言なのに、誤字を生じることが恥かしくはなくなっ

ているからだ。昔は分からない文字は辞書を引いて調べ手書きをしたものだ。間違えたら

書き直しで時間のロス、資材のロスを生じるから慎重にした。

パソコン任せは自分で書いたという認識は薄いから恥も薄くなっていると思う。

辛辣な物言いをしたが、悔しかったら誤字のないテロップを作り、視聴者からこんなくだら

ないことで噛みつかれない放送を流して頂きたい。


『雑想考、消費税8%に』

2013年10月01日 18時18分29秒 | その他

野田総理は民主党の党首でもあった。選挙公約のマニフェストには消費税増税の『お

約束』は書かれていなかった。今では誰も覚えていない他の項目に力点を置いた政策

を推進するはずが、何処で頭をぶつけたのか知らないが急に財政改革病に侵され、マ

ニフェストにない消費税の増税が喫緊の課題だと魘され始め、遂には発症して下野した。

逃げる際の3党合意とやらで手を汚さず消費税増税が出来るようになったから、一番喜

んだのは自民党に他ならない。ところで、野田議員は何をするために総理大臣になった

人だろうか。

時は僅か10か月ほどしか経っていないのに、野田首相の時と比べて増税に耐えられる

経済環境になってきたと判断され、来年4月から8%になる。増税はいつも必要性で決め

られるのではなく、政治家の都合によって決められるから、私たち庶民は納得している

ようで心の底では反対しているのだ。

私が最初の海外旅行アメリカに行った時、レシートを見てビックリしたのは税金が10%

上かかっていたことだった。当時、日本では3%だったから余りの違いに驚かされた。

ただ、物価が日本ほど高いとは感じなかったから税が物価を引き上げている印象は薄

かった。その後も海外の税の紹介などされるようになり、ヨーロッパでは20%以上なんて

国もざらで特に北欧では25%と相当高い。そんなに高いのに不満はないのかと疑問に思

う。ところが消費税の他に所得税や住民税なども高く可処分所得に占める税の割合は

50%にもなるというから、怒り心頭に間違いないと思ったら大間違い。『政府の子育て、教

育、老後プログラムがしっかりしているから不満はない。もし必要なら増税も厭わない』

私もこんな台詞を言ってみたい。

結局は社会保障システムが透明で信頼されていれば増税があっても安心できるが、残

念ながら日本の官僚や政治家の進めている国家政策は底抜けばかりで信頼する気に

なれない。増税すると景気がまた冷えるかもしれないから経済対策にテコ入れをすると

して、法人税の減税もセットらしい。その総額5兆円程度、財源は『聞いて驚くな、復興費

の使い残し1.1兆円』

2020オリンピックが東京で開催される。こちらへのテコ入れで東北の復興に遅れが出るの

ではと心配されていた。そんなことはない。オリンピックはまだ先のこと。だが、復興のこと

はもう忘れられているのではなかろうか。復興費の使い残し1.1兆円は何を物語るのだろ

うか。現地の意見合意ができないために事業を先送りにしているなどと現地の人の精にす

るのだろうか。


『雑想考、大陸人』

2013年09月30日 17時34分19秒 | その他

中国という国を考えると私には整理が尽きかねる。最近は尖閣列島の国有化問題

に端を発し、関係は冷え切ってしまい経済とは別と言いながらも、チキンレースのよ

うな我慢比べが続いている。諍いはいつも、ほんの一寸したことから軍事衝突に発

展しかねないが、双方とも大人の知恵を出し合って絶対に起こさないように努力す

べきで、戦争は2度とごめんだ。人も国も同じで信頼関係を損なうと負の連鎖を起こ

し、悪い方の想像力が解決策を上回り悪い方向に行ってしまう。

戦前、戦中と日本軍やそれの太鼓持ち達に屈辱的な扱いをされたのに、終戦のど

さくさ紛れの中、多くの子供たちが中国に取り残されたのを、敵国の子供も自国の子

供も同じと大切に育て上げて頂いた中国の人たちがいる。日本人の子供を育ててい

ると周囲から辛い扱いをされたことや村八分に合ったことも多々あろう。それでも、立

派に育て上げて頂いたのだ。

当時は心の大きな本当の大陸人が中国には存在していた証だと思う。そうした子供

たちが日本の親と会いに来ても、会おうともしなかった実の親もいた。中国残留孤児

のニュースが流される度に、中国人の親代わり否、既に実の親になっていただいた

方々に感謝の意を表さずにはいられない。

一方で現代の中国人は豊かさを手に入れたから『衣食足りて礼節を知る』かと思いき

や一部の人たちに野蛮な振る舞いをする人が目立つ。敵国の子供を育ててくれたあ

の心は何処に行ったのだろうか。日本のことで気に入らない事があるとデパートや店

を壊し略奪してうっぷん晴らしの心算なのだろうが世界経済第2位となった中国だか

ら、国家の品格もそれに相応しい行動をとって欲しい。そしてかつてのような大陸人

の登場を心待ちにしている。


『雑想考、介護保険』

2013年09月27日 17時55分26秒 | その他

この制度が始まった時から私はこの制度に懐疑的だった。高齢者が増えるから皆で

支え合う。たったこれだけのこと、しかし出来るはずがなかろう。国民皆保険の国保

でさえアップアップしており、こちらは国保と言うが地方自治体に投げられてしまった

ようなもので、国の制度でありながら住む場所により負担(保険料)が異なる無茶苦茶

な制度と言わざるを得ない。これでさえインチキ臭い制度で高齢化と共に保険金増

は避けられず、そして次は医療費負担率が2割から3割と皆保険の質が低下していく

ことは避けられない。先輩である国保の行く先はイバラの道、皆保険ではなく40歳以

上が加入する介護保険に至ってはイバラの道を裸足で歩くようなことになるから、本

来の主旨から後退の連続で食いつなぐしかなくなるのではないかと思っている。

介護は誰がすべきものか。子供か、身内か、地域か、社会・国家か。

日本の社会構造、家族構造は大きく変化してきたことに加えて、豊かな生活をするた

め夫婦共働きは当たり前になり、子供の養育さえ他人任せにする時代だから、親が年

を取ったとて子が面倒を看る状況では無くなった。地方の若者も都会の学校、会社に

行って親元を離れ、故郷に戻って来ることはなくなり、核家族化は拡散する一方だ。

こんな背景があるから介護保険が生まれたのではない事は、はっきりしている。

時代の先を見ながら新しい制度を作って互助を目指そうとするが、良い法律が必ず人

々の平等な幸せを確保してくれることはないから、庶民の嘆きは終わらないのだ。当初、

制度維持のために保険負担金を高額所得者には多くを負担してもらう案が姿を変えて

しまい『ある一定の所得・年金のある人・・・年280万円』となるらしい。馬鹿なことを言え

当初は高額云々から280万円に下げたら高額所得者ではなく庶民ではないか。だから

文言も『一定の・・』に変えてやがる。姑息な説明を分かりにくくする体質が嫌いだから、

こうした制度も嫌いになっていく。所謂、老後のあり方をどう見るのかによっても考え方

は違ってくる。若い時から苦労して働きながら暮らしてきた人と、いい加減に暮らしてろ

くに社会保険など払わなかった人が介護保険の適用を同じように受けられることもあり

うる。国民年金を満額納めてきた人は約6.7万円、生活保護は倍以上、ここにも何とも言

えない感情が湧いてくる。

本当に困っている人がいい介護保険を受けられますように・・・・・本当に困っている人

の定義も都道府県で異なる、否ケースワーカー個人でも異なる。何か理解しがたいこと

ばかりだが、現在の介護保険の自己負担1割にしても、こんな負担で将来も続くはずは

なかろうし、本当にいい介護保険なんてどこに存在しているのだろうか。


『雑想考、差松茸』

2013年09月26日 17時49分56秒 | その他

 私はこの茸のことを『早松茸』が正しいと思っていた。調べてみると『差松茸』が正式の

ようで私が信じていた『早松』は『一部では梅雨時などにも生えるから早松茸・・・』とあ

った。逆に、この辺りでは梅雨に生えることなど殆どないし、本松茸の前に生えるから

『早い松茸』の方が実態に即しているように思う。 

生える時期は、その年の夏から秋にかけて雨、温度の具合で前後する。 

例年は9月の中ごろが多いが早い時は9月の頭には出回ることもある。今年は先週前半

くらいから出始めているから時期的には例年並み、店先の量は昨年より少ないように見

えるが、値段は昨年より安くいいものがあった。この辺りでは早松茸を人にあげる時は

『早松で、つまらないけど・・・』と本家の松茸とは断然に格が違う扱いをされてしまう。昔、

八雲町には松茸が沢山あり、あちこちで山の入札が行われ数100万円の値段もついた

とがある。当時は松茸でさえ、人にあげることも頻繁だったから、早松だとやはり格が

下がり、松茸ではない断りめいた言葉を付け加えていた。早松にとっては不遇なことだ

が当時の名残ではないかと思う。 

松茸と早松で大きな違いがあるとすれば、松茸は匂いがマイルドで茸自体が硬く包丁

切るとキシキシと音がでるような感じがする。また、松茸の方が熱をかけられても匂い

の飛びが少ないから、やはり松茸ご飯は松茸が本家だ。私の山でも年間に5~8本の松

茸が採れていた。小さなアカマツが枯れてしまってから、全く姿を見せなくなってしまっ

た。八雲町の松はマツクイムシの被害で全滅に近く、産地だった平原地区の山も今は見

る影もなく、落札された山の範囲を示す白い紐が張られ季節を知ることもできたが、遠い

話になった。 

国産はマツクイムシで大きな被害に遭い、輸入物が出回るようになってきた。しかし、匂い

は国産に遠く及ばず買ってまで食べるものではない。それは日本の風土が醸し出す特別

な香りで輸入物には元から質の劣るものだと信じ切っていた。所が目から鱗がポテン・・・

原産地では国産のものと香りも同じようなものだが、検疫で茸の根本の土まで洗い落とす

となど流通過程で劣化してしまうのが真実のようだ。香りを飛ばしてしまわないようにす

るため、水などで洗ってしまったりしないで、爪楊枝を使ってゴミを丁寧に取払う、包丁を

使うと刃物の匂いが移るので手で裂いて吸い物にどうぞ。

 


『デフレは居座っている?』

2013年09月25日 16時49分11秒 | その他

以前、呆けた訳ではないが二重のミスで自宅車庫に止めていた軽トラのドアが開けら

れなくなった。ポカミスでバーンとドアロックしたままドアを閉めてしまった。しかし自宅

車庫だからスペアがあり問題なくいくはずだった。

ところが呆け松の第2幕は保管しておいたはずのスペアキーが見つからないのだ。山

に行った時、車のドアロックは殆んどしないのに、やってしまいスペアキーのお世話に

なったことがあるから、無いはずはないと探すが見つからず、JAFを呼ぶ羽目になった。

それまで未加入だったから加入と同時にコール、以来会員を継続してきた。JAFが宣伝

したドライブレコーダーに食いついて購入してしまった。万が一の為というより面白半分

で買ったようなものであり、お守りのようなものでもあった。

これといって活躍する場面がないから、最後に撮影された映像を確認したのは昨年の

月頃。そろそろチェックしてみるかと画像を確認すると、最近のものがなく故障してい

るようだった。機械の表示画面を見てみるとGPSサーチ中の画面が連続しており、GPS

の確認ができないから時計まで1月1日を差したままになっている。無くても困らないが

折角のものだから・・・・修理でもと思いWEBで調べてみると同等品でも購入時の半額

下になっている。しかも機能アップしている。

今時、修理に出せば片道の送料でも1,000円近く、仮に部品が最低で5,000円の場合、

術料5,000必要として11,000円が最低の見積もりとして予想される。新品は13,000円ほ

の値段だから、見積もり、判断、送るなどの手間を考えれば修理は馬鹿らしくなる。

何故、ドライブレコーダーの価格は半額以下になっているのか。確かに価格.comで調べ

てみると数千円のものもあることから、私が購入当時より普及が進み価格競争の結果なの

か、最初の値段設定が高過ぎるのか、デフレの精で値段を下げざるを得ないのか理由は

分からない。物の値段が下がって喜ぶことの功罪、長らく経験させて貰っている。この商

に限れば、メーカーのデフレは終わっていないように見える。こんな心配はしなくても来

年4月から消費税が上がり見かけ上の価格上昇がやってくるから、見かけ上のデフレも見

え難くなるのだろう。


『雑想考、原発ゼロの日々』

2013年09月24日 17時25分10秒 | その他

国内で唯一稼働していた大飯原発4号機が定期点検のため14日から停止して以来、

原発ゼロの状態になった。しかし、壊れたままで未だに人間によるアンダーコントロー

ルとは言えない原発が4つもあり、いつ何が起こるのか予断を許さないと言うのが正し

いのではなかろうか。東電福島原発は別格として、大震災以降停止しているそれまで

正常だった50基近い原発は稼働していないだけで、冷却機能に異常を生じたら福島

同様に制御し切れないことになる可能性がある。

こうした表現をする時、あの人を小馬鹿にしたような物言いをする電力会社は『可能性

を否定できない』と否定の否定をして分かり難くして誤魔化す習性を持っており、これか

らもそれは人並みのようにはならないだろう。原発稼働ゼロではあるが、核燃料が装填、

保管されているだけで福島とそれ以外の原発の危険性には変わりないことを、よく知っ

ておくべきだ。私のところも原発から20Km圏域にあるから、余りにも杜撰な論理で原発

の安全性を語るから、国にしろ、経済界にしろ、都会地で節電に非協力的な人たちに

五月蠅く物申す。この地を追われてから『島根から原発をなくせ』なんてナンセンスなこ

とを叫ぶような道を選択すべきではない。電気が更に必要という都市部があれば、近く

の海に国とやらが保証する安全な原発を幾つでもお作りなさい。

原発稼働ゼロが現実の今、将来を含めたエネルギー政策を再考する機会でもあるの

に、政府はその素振りさえみせていない。原発に前のめりになったり、少し引いてみた

り、そのスタンスすら明確ではない。自民党は民主党のずっこけで復権しただけのこと

だけなのに、信頼回復できたと勘違いしその上、先祖返りまでして原発にしがみつく事

だけは願い下げだ。


『制水』

2013年09月24日 17時24分10秒 | その他

丁度1週間過ぎ桂川の周辺は仮の復興を果たした所から店開きし観光客を迎え入れ

る映像が流されていた。今の川床はあの濁流と比較できないほど静かに優雅な流れ

と渡月橋がよく似合う京都の姿だ。

近年の雨はゲリラ豪雨と呼ばれる限定された狭い地域に降るものと、川の上流に集中

した豪雨で下流も水かさが増して堤防決壊によるものなど、被害の形態も様々だ。私

たちが子供の頃、台風が来て大雨に見舞われると必ず、決まった場所がひざ付近まで

の洪水になっても毎度のことだから、子供の私たちでさえ慌てず騒がず平然としていた

ものだ。当時から行政はそうした被害が起きないように、それなりの対策を取り続けてき

たと思う。だから成長と共に洪水の経験は無くなっていった。これは市内のことだから分

かり易いが、もっと僻地だったら災害予防のための工事も後回しにされてきたに違いな

い。日本全土でみれば昔から災害に強い工事や復旧を繰り返してきたが、先進国にな

った今でも制水を果たすことはできないでいる。

原因は温暖化にあると言われている。ある程度の温暖化なら人の手で制水を果たす可

能性はあろうが、度を越すと人の力は自然に対し無力であることを知らなければならな

い。これから台風シーズン、『自分の命を守る・・・』の文言を聞かされることになるだろう

から、心して準備すべし。


『回想、旅行記について』

2013年09月23日 17時16分37秒 | その他

いつぞや海外旅行の思い出を綴ってみたいとブログに載せてから、時間を見ながら

ボチボチと書いている。書き始める前は、古い話を連続してどれくらい思い出せるの

か不安はあったが、文字に起こすと次々と出てくるものだ。

一段落して読み返してみると、また別のシーンを思い出したりするので、結構中身の

あるものが出来そうな気がする。第一話として書いたアメリカ編だけでA4サイズに17

枚くらいと量的にも多く、肝心なところは抜けていないと思う。ただこれは最初の海外

だったから、よく覚えているのではないかとも思われ、これに続くイタリアの出来で大

体のことが見えそうだ。人の行った旅の話など面白くないかもしれないが、何かの参

考になることがあるかもしれないとの想いを詰めて、ワードと睨めっこの日々。


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