2002年に北部パキスタン、クンジュラブ峠近くのカラコルム・ハイウェーで転落事故にあい、55歳の若さで帰らぬ人となってしまったNHKの看板ディレクター、秦正純氏、その事故の時、制作途上であったNHKスペシャル「ユーラシア――文明の活断層をゆく、東トルキスタン共和国」がyou tubeにアップされた。
秦ディレクターと言えば27年前の「シルクロード」でもイシック・クル湖底探検、当時のタジク共和国パダフシャン川上流で幻のソグド民族の末裔の取材、中国の故宮の取材など多くの興味深い作品を制作したことで有名であった。そんな彼が東トルキスタン共和国を正面から見つめようとしてトルコのカイセリでのクリルタイから取材をはじめ、中国でも取材活動をしようとした矢先に事故にあってそれまでのテープが遺作となってしまったと言う。
番組は残念ながら白黒であるが、NHK(衛星放送ではあるが)に東トルキスタン国旗が映った稀有な例である。
番組はヤルカンドから亡命した人々を中心に描いている。詳細はNHKから出版もされているので是非ご覧ください。
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