切込隊長様
切込隊長BLOG(ブログ)Lead-off man's Blogの5月5日付け記述について
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2009/05/19129-bc99.html
>結構前からウイグル人団体に中国政府の影響要員が入り込んで混乱してどうたらという
「中国政府の影響要員」とは誰のことなのでしょうか?
中央大講師水谷尚子氏が高田教授らが3月に実施した「シンポジウム」に英国在住ウイグル人医師アニワル氏の参加を反対したということをもってそういうことを言っておられるならば全く事実に反します。
水谷氏はかなり以前の留学生時代から中国のウイグル人に対する人権問題に関心をもち、亡命ウイグル人たちの証言集、文春新書「中国を追われたウイグル人」を書かれました。
国際アムネスティ日本会員として一昨年の亡命ウイグル人団体の世界統括組織の世界ウイグル会議総裁、ラビア・カーディル氏の日本訪問に尽力されました。
「ウイグル人団体」が「結成」されたのはその後のことです、しかし現在では会長以外の日本在住ウイグル人会員の全てが脱退し、イリマム・マハムティ氏だけが「会長」として残っています。もちろん水谷氏がその団体には入会しておられません。
「日本ウイグル協会」は独自のHPももたず、日本人の「支援団体」、イリハム応援団なる組織とほぼ同一と見てよろしいと思います。
水谷さんと彼らのスタンスの違いはウイグル問題を人権問題とするか「反中」、対中牽制の道具としているかにあります。
そのことは「イリハム応援団」のコアメンバーが自称国際政治学者で「三民族連帯」による「対中第2戦線構築」を目的とし、雑誌正論で「アルカーイダを焚きつけて中国共産党と対決させること狙う」などと広言するような維新政党新風顧問の殿岡昭郎氏の影響下にあることでも分かります。
日本のウイグル人が脱退したのは支援している日本人が「運動」の主導権を握っているからです。これははっきりサポートの域を越えて「利用」というものです。
ウイグルホットラインとは別にウイグル人の世界的組織、世界ウイグル会議には日本語ページがありますが、こちらは直営で管理は日ウ協と直接関連はありません。
http://www.uyghurcongress.org/Jp/home.asp
日ウ協は高田氏と同様、私信を公開しただけで他の「妨害行為」などと言うものが何であるのか具体的に言及せずに、水谷氏を批判し誹謗中傷しています。もともとこの声明はウイグルオンライン上にあったものであり現在は削除されておりますが、高田教授支持者のブログ上にはいまだに転載され続けています。
高田氏の研究は相当なものだと思いますし、水谷氏に紹介のメールを送ったのも私ですが、「現地のウイグル人の救済」の問題を直接には考えず、単に中国批判者として名声を勝ち得たいだけであるならばどうぞご自由にといわざるを得ません。
「偏執狂気味に問題を追いかけるキチガイ」とは誰のことか分かりませんが、
水谷尚子氏は「中国を追われたウイグル人」以外にも「東史郎裁判」においての証言者批判、またジャーナリスティックな活動で中国の憤青を取材した「『反日』解剖」などで有名です。人物判断はその著作や基本的事実の確認後に行なわなければならないのではないでしょうか。
多数が閲覧するといわれる貴ブログでこのような中傷的表現が見られるのは残念なことです。
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