民主党の岡田克也さん(三重3区、9期)は2014年(平成26年)12月24日(水)の第188特別国会召集日に、質問主意書を提出しました。
タイトルは「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更等に関する質問主意書」 で、「188衆質問1号」の番号が振られ、内閣に転送されました。年明けの閣議で答弁書が決定される見通し。(情報は→http://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/188001.htm)
岡田さんは、2014年7月14日の衆議院予算委員会集中審議で、安倍首相は次のように答弁しており、この答弁は12月の選挙戦でも、野党や公明党によって、議論の対象になりました。
安倍首相は
「ホルムズ海峡を八割の原油が通って日本にやってくるわけでありますから、これを掃海することができないわけでありますが、しかし、実際に、この掃海をする船自体は、木でできていたり、あるいは強化プラスチックでできているものでありまして、戦闘そのものを目的としているわけではありませんから、当然、そうした船が、掃海艇が活動できることはかなり限られるわけではございますが、そういう中においても、しかし、この体制としてはシームレスなものにしていく必要があるだろう」
と語っており、国際法で「武力の行使」である機雷除去を、ホルムズ海峡でできるようにする、と受け取れる答弁をしています。
岡田さんは、前の任期で、0増5減区割り反映法で、衆議院鳥取1区と2区があることで、一票の格差2倍に収まっていないとする質問主意書を提出。政府の答弁書に対して、再質問をしています。ただ、官僚出身の岡田さんは、「質問主意書嫌い」 を公言しており、ここぞ、というときしか出さない印象です。
民主党の奥野総一郎さん(千葉9区、3期)も「集団的自衛権の発動に際しての「宣戦布告」に関する質問主意書」 (188衆質問7号)を提出しています。政府の答弁書が、来年の第189通常国会「安全保障法制の再整備国会」の材料になるかもしれません。
tag (宮崎信行)
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