天皇陛下は、平成26年2014年12月2日(火)、第47回衆議院議員総選挙を日本国憲法第7条の内閣の助言と承認にもとづく国事行為として、公示なさいました。
[画像]2日付官報からスクリーンショット。
あすから小選挙区、比例代表の期日前投票が始まり、来週からは最高裁判所裁判官国民審査の期日前投票も始まります。
当日投票は2014年12月14日(日)の午前7時から午後8時で、同日夜に態勢が判明する見通しです。
安倍晋三首相率いる自民党・公明党連合の「アベノミクス、この道しかない」と、
海江田万里代表率いる民主党ら野党すみわけ連合の「今こそ、流れを変えるとき。」、
志位和夫委員長率いる日本共産党の「消費税10%増税反対」
の3極が争う小選挙区がおよそ200。残りの95のうち、その半数は野党が複数立候補しており、その半数は自民党と共産党の一騎打ちで事実上自民党の無風区となります。
海江田代表は勝敗ラインを設定していませんが、解散時勢力の55議席からの積み増しは必須。今回三桁を回復し、その次で政権交代して2020年東京五輪を民主党首相の手でやるためには、今回の、178選挙区の公認候補のうち、前職は11万票以上、元職・新人は8万票以上を確実にとってほしいと考えます。というのは、今回、ようやく2010年国勢調査の結果が反映し区割りが変更されました。そこで、1選挙区でおおむね有権者は34万人います。この中で、投票した人の割合が「投票率」です。そのなかでの得票数の割合が「得票率」となります。小選挙区というのはある意味単純で、この得票率が相対的に1位になれば絶対に当選します。この投票率に得票率をかけた数字を「絶対得票率」といいます。これは、有権者のうち雨が降ろうが、槍が降ろうが、投票所に行って民主党公認候補の名前を書いてくれる人。これが絶対得票率となります。ですから、前職の小選挙区では絶対得票率3分の1(33・4%)以上、元職・新人の小選挙区では4分の1(25%)以上を確実にとるようにしてほしいと考えます。比例代表は、日本中すべての選挙区で、絶対得票率5分の1(20%)以上とまいりましょう。
[画像]第1声をあげる民主党代表の海江田万里さんと、福島5区候補の吉田泉さん、福島・いわき市、2014年12月2日、民主党YouTubeからスクリーンショット。
[画像]幹事長の枝野幸男さんは青森3区、田名部匡代候補の応援で第1声。国民の懐を考えれば寒いとは言ってられない。この選挙区には、自民党の大島理森候補、共産党の松橋三夫候補も立候補、青森・八戸市、2014年12月2日、民主党YouTubeからスクリーンショット。
[画像]第1声をあげる、首相で自民党総裁の安倍晋三さん、2014年12月2日、福島・相馬、ニコニコ生放送からスクリーンショット。
今回は政権交代を目指す戦いではありません。富士山8合目を目指す戦いです。鵬程万里。鵬は万里を飛ぶことができます。ただし空中に強い鵬ではなく、足腰の強い、白鵬のような鵬に民主党はなりましょう。
田嶋要さんらの尽力によりインターネット選挙が解禁されました。今度の選挙では次のようなことができます。
(1)友人や知人に電話をかけて、民主党公認候補や、民主党への投票依頼ができます。
(2)ブログに民主党公認候補や、民主党を支持していることを書いたり、投票をお願いしたり書くことができます。さらに14日の投開票終了後にお礼の文章を掲示することができます。
(3)フェイスブック(FB)に、民主党や公認候補のファンページなどの写真や文章を「シェア」したり、公開設定だろうと友達設定だろうと、民主党のことを書いたり、議論したりすることができます。街頭演説会の宣伝をシェアしたり、一緒に行こうと投稿できます。メッセージを使って、個別に投票依頼ができます。また投開票終了後に、投票してくれたことへのお礼のメッセージを送ることができます。
(4)ツイッター(Twitter)で、民主党や公認候補のホームページなど各媒体のリンク先を書いたり、投票依頼を書き込んだり、他のアカウントと議論したり、民主党候補のつぶやきをリツイートしたり、民主党についての有権者のツイートをリツイートしたりすることができます。DM(ダイレクト・メッセージ)で個別に投票をお願いすることができます。
(5)LINE(ライン)でも、(3)、(4)と同様なことがだいたいできますが、私はラインをやらないのであまり具体的に分かりません。
(6)携帯電話のショートメール(SMS)で、投票依頼をしたり、集会参加の依頼をすることができますし、当選のお礼を出すことができます。
次のことはできません
×(1) 電子メールで有権者が有権者に投票依頼をすることはできません。
×(2) 民主党のマニフェストなどをプリントアウトした紙を、友人、知人に配ることはできません。
×(3) 電子メールやホームページで、投票することはできません。
まあ、こんなところでしょうか。
静かな選挙戦となりますが、しっかりと足腰強く、富士山8合目をめざしてまいりましょう。
誰かのせいにすればたやすいことを、自分のせいにして立ち上がりましょう。
今こそ、流れを変えるとき。