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かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

ぐんまのアユ事情:台風18号とアユ (影響は如何に)

2009年10月08日 | 釣り一般
アユのストレスの話はチョット置いておいて、今日は台風18号が群馬県を通過して川も増水したので、これがアユにどう影響するのか考えてみたいと思います。

台風18号は大型で強かったため各地に大きな爪痕を残していきました。県内では台風が縦断し碓氷川や鏑川は水防団待機水位を超えたものの、これと言った被害もなく無事に乗り越えられたようです。

(碓氷川の濁流)


しかし、全国的には死傷者が出て家屋災害などもあったので、台風とアユの話と言うのは憚られるのですが・・・でも、アユなどの野生生物はこのような自然界の現象・気候を上手く利用して子孫の繁栄を図っているのだということで・・・。

さて、秋は水温も下がり日照時間も短くなってアユの産卵の季節となります。
成熟して産卵期に入った親アユは秋雨などによる出水を待って川を下るというのが定説になっています。今年は、このところ雨が降らず目立った出水も無かったので川を下ることが出来ないでいましたが、この台風による増水で一気に下っていくことでしょう。そして降雨で水温も下がって産卵も促されると言うことになります。
さらに、砂や泥に埋もれていた産卵場が増水によって攪乱され、細かな砂や泥が流され小石が浮き石になってくれれば絶好の産卵環境が整うことになるわけです。

(鏑川の濁流)


一方で、あまりに増水しすぎれば親アユ自体が損傷を受けるなどの問題は有りますし、田畑の泥などが流入して長期間にわたって濁りが続いたり、泥が産卵場に堆積したりすれ産卵環境は悪くなるということも考えられます。

さてさて、この台風18号の影響はアユにとって吉となるか凶となるか・・・どちらになるのでしょうか?


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ぐんまのアユ事情:ストレスだらけのアユたち(3)

2009年10月08日 | 釣り一般
今回は水温問題について考えてみたいと思います。
アユは温水魚で20~25℃が最適であると一般的には言われています。しかし、生まれてから大きくなる間には温度を選んで生活しているようです。

まず、卵から孵化した仔アユは19~20℃の水温を好み、海に下った仔アユはシラスアユとなって育つに従ってだんだんと低温を好むようになるようです。一説には1cm育つ毎に1℃下がると言われ春先の遡上直前には11~15℃くらいまで下がるようで、この水温の選好性によって雪解け水で水温が下がった河口付近に集まってくるのだと言われています。



そして、川の温度が海の温度と同じくらいに温まってから遡上を開始します。川に遡上した稚アユは高めの13~18℃の水温を選ぶようで上限は21~22℃とあまり高すぎてもダメなようです。そして餌をたくさん食べる夏は20~25℃ということになるのでしょうか。



さて、アユは温水魚ですから冷水、つまり水温の低い環境は好まず、水温が低いと色々なマイナスの影響を受けることになります。どのように影響するかというと、主な餌である藻類は水温が低いと生長が悪いため餌不足になるとか、水温の乱高下が激しいとストレスとなって魚病に罹りやすくなるとかが考えられ、結果的に冷たすぎる水温の川には遡上を避けるということになるのでしょう。ましてや温かい水で育てられた放流アユに至っては放流時の水温差が大きければ心臓麻痺で死亡もしくはストレスが大きすぎて流下してしまうと言うことになり、幾ら放流しても効果は出ないということになります。

そして利根川、特に渋川~沼田の水温はアユがたくさん居た昔に比べて異常に低いという報告が福田睦夫氏などからレポート「
利根川上流の水温問題」や「利根川の水温を考える」で報告されています。低水温の発生システムも解説されていますので興味のある方はお読みください。


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