かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

大晦日・・・トリの記事は鳥の巣

2009年12月31日 | 動物
とうとう、大晦日になってしまいました。そこで一年のトリを務める記事は鳥の巣・・・何とも短絡的すぎますね!

むかし、大学の卒論でクロツグミやアカモズなどを追いかけたり、観察小屋に一日籠もりきりで鳥の巣に出入りする様子を観察したりしていたことがあります。私の専攻は森林風致だったのですが、森林公園において野鳥をどう取り扱うかがテーマでした。

その後、就職してからも森林関係の仕事をしているので多少は役立っていますし、今でも野鳥には興味があります。

そこで通勤途上の里山で目に付いた樹上につくられた鳥の巣を紹介しておきます。

農地が続いている台地の中を小さな小川が流れ、川岸と道路の間の斜面には落葉広葉樹や背の高い草などが密生して夏場は見通しがきかない薮になっているのですが、冬になると葉が落ちて見通しがきいてきます。

(林縁部の木の枝上に造られ、素材は枯れ草や小枝、お椀型で大きさは15cmほどですのでホオジロの巣でしょうか?)


この小川と道路沿いの3~400mくらいの間に鳥の巣が幾つも造られていることに気がつきました。ちょっとした場所があれば生き物が棲んでいる・・・こんな自然環境が残っていることに感謝です。


(これも壊れかけているけど同じかな?)


鳥の巣は、作られている場所(森林の中か、市街地か、水辺か、草地か、河原か、そして木の上か、地上か、隙間か、草の中かなど)、さらに巣の材料(木の枝か、枯れ草か、苔か)、そして巣の大きさや巣の形(お椀型か、皿形か、ボール型か)などである程度の鳥の種類が判断できます。

(少し大きめの20cm以上のお椀型の巣で、小枝のほかビニール紐も使っています。モズかな?)


トリの記事はこれで終りです。皆さん、良いお年をお迎えください。

私はこれから子供達や孫達が集まってきて、2年参り、そして起きられれば部分月食の観測・・・そして日の出を・・・多分、飲みすぎでダメでしょうけどね。


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本の紹介20:虫捕る子だけが生き残る

2009年12月30日 | 

私は某中学校の後援会の会長をかれこれ8年ほどやっています。後援会と言うのは地域の人たちが中学校の部活を中心に後援している組織なのですが、卒業式に出たり入学式や体育祭で挨拶したりと結構仕事があります。特に大変なのが卒業・進級シーズンに発行される生徒会誌への寄稿があります。
今年は何を書こうかなと思っていたら
グッドぐんま(こにタン)の「虫捕る子だけが生き残る」の記事が目にとまって、この本を題材に毎年同じような内容なのですが、下のような文章を書いてみました。(こにタン、ありがとう。早速、本を買いました)



この文章で本の紹介に替えてしまいますね。

『先日、怪しげなタイトルに興味を引かれて読んだ本がありました。主題は「虫捕る子だけが生き残る」で、副題は「脳化社会の子どもたちに未来はあるのか」と付けられていて、虫好きの三人が対談している内容です。その三人とは「バカの壁」で有名な解剖学者の養老孟司さん、生物学者の池田清彦さん、仏文学者で日本昆虫協会長の奥本大三郎さんです。

それぞれの分野で名をなした人たちですが、共通点は虫捕りが好きということなのです。その虫好きのおじさんたちの言いたい放題が三章から構成されている本で、第一章のタイトルなどは「虫も殺さぬ子が人を殺す」となっていて少し大げさすぎる部分もあるのですが、現在のように子どもたちが山や野原や川で遊ばなくなって、本や映像だけでのみ断片的な知識を得ることが出来ても実体験や実感が伴わないことを嘆いている人たちの共感を呼ぶ内容の本です。

確かに、最近は虫捕りと言っても、その対象がカブトムシやクワガタといった人気のある虫だけで、それも山に入って捕ってくるのではなく、どこかで買ってくるとか街路灯の下で捕まえるということが多くなっているようです。



ですから、虫がどんなところに棲んでいてどんなものを食べているかが分からないから上手く飼うことが出来ない。
どのようにして捕まえるかも知らないし、手を挟まれたり刺されたりしないような持ち方も知らないから上手く捕まえることができないということになります。
さらに、野外では目的の虫以外に毒針を持ったハチや毛虫などがいますし、ヤマウルシのようにかぶれやすい植物も生えているのですが、その危険性をよく知らないから被害を受けやすくなってしまうということもあるのです。

「危険だから、山や川になんか行かない方が良いんだ。ムシキングや虫捕りゲームで遊んでいた方が良いよ。」と言う声が聞こえて来そうですが、本当にそうなのでしょうか?

この三人はこう言っています。「山に入って虫を探して捕る、水田でヤンマを捕る、池や沼をのぞき込んで虫や小魚を捕るということは自分で考え工夫をして実行するということ。そしてカンを働かせ、気配を感じ、じっと我慢して、すばやく的確に動くと言った様々なことが必要とされ、これらは本来人間にとって必要なものなのだ。」と、さらに「標本を作ることによって器用さが養われるし、美意識やセンスが育つ。虫について調べることで文章を読み、考え、不思議に思い、学問の世界に入っていくのだ」と・・・。

虫に限ったことではなく、山や川や野原など自然の中で動物や植物などを追いかけたり見たり実際に手に取ったり、魚をすくったり釣ったりすることによって生きた学習ができるのだと思います。
もちろん、学校での勉強や部活動は基本的な知識や体力を付けるためにはとっても大切なことです。ぜひ皆さんには学校での勉強や部活動に頑張るとともに、さらに一回り大きな人間となるために時間を見つけて自然の中でもいろいろな活動をしていって欲しいと思います。』

虫捕る子だけが生き残る-「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか-
小学館101新書:養老孟司・池田清彦・奥本大三郎 著、価格735円(税込み)

なお、中学校生徒会誌への今までの寄稿文はこちらに掲載してあります。気が向いたらご覧ください。


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冬芽(16)ウールのコートは温かいの?:ヤマウルシ

2009年12月29日 | 冬芽と葉痕
以前はそんなことが無かったヤマウルシに気触れるようになって、その頃からすり込まれてしまったのか赤みを帯びた葉柄と羽状複葉、枝の褐色の皮目(斑点)などを見ると一瞬構えてしまうようになってしまった私なのですが、秋から冬の時期は気触れることも少ないのでじっくりと冬芽を観察することが出来ます。



ヤマウルシの冬芽は芽鱗には包まれないで、褐色の毛に密に覆われるはだかの芽(裸芽)が特徴です。枝先に付く頂芽は大きく裸芽であるということがよく観察できます。そして枝先の下の方に付く側芽は球形で頂芽よりも小さくなっています。側芽の下にある葉痕は特徴的なハート型で周辺に沿って維管束の痕がV字型に並んでいます。


一方、同じウルシ属のヌルデの冬芽はやわらかい毛が密生した芽鱗に包まれ、その冬芽の下周りを葉痕が馬蹄形又はU・V字型に囲んでいます。



葉痕の中には維管束痕も多数ありますが、ヤマウルシと較べて葉痕の形や皮目の雰囲気が違っていることが分かると思います。


この冬芽の密生した毛は芽を寒さから守るためとよく言われていますが、この程度の厚さでは寒さから防げないのではないでしょうか。この毛や芽鱗、粘液などの働きはどちらかというと乾燥から芽を守っているのが重要な役割のようです。


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冬芽(15)キツネがヒツジになっちゃった:ムクロジ

2009年12月28日 | 冬芽と葉痕

今回も「冬芽(2)で既に紹介済みの植物の冬芽でムクロジですが、前とは違う感じの冬芽がありました
この植物は
「石鹸の木:ムクロジ」
でも紹介していて、随分とブログネタとしてお世話になっています。この時は種子にサポニンが含まれ洗濯に使われていた云々・・・と言う内容でした。



そして、冬芽(2)で掲載したときの写真は比較的細い若木の冬芽を撮ったもので何となく「キツネ顔」に見える(下の写真)と書いたのですが、今回は比較的太い枝の冬芽を撮影することが出来ました。



それを見ると・・・何とクルミの仲間の冬芽とよく似ているのに驚かされてしまいました。


(ムクロジの太枝の冬芽)

(オニグルミの冬芽)


そうです「ヒツジ顔」に見えるのです。細枝のものと、またグルミの冬芽と良く見比べてくださいね。ただ冬芽の数はクルミは一つ、ムクロジは主芽と副芽の二つが並んでいますね。
どうもこの木の場合、冬芽の形が一定していないようです。


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釣り仲間の忘年会

2009年12月27日 | 釣り一般
昨日は釣り仲間の忘年会でした。釣り仲間と言っても釣りの達人・テスターが沢山集まっている会で、私は何時も端っこの方にいるだけです。
夜7時ちょっと過ぎに開会時間に遅れて到着ですが何とか乾杯には間に合いました。会長ほか役員の方たちの挨拶、その後は各自の今年の自慢や反省などの挨拶が続きました。



美味しいお酒に料理、そして釣りの話であっと言う間に時間が過ぎていきました。



この民宿でも群馬県特産のギンヒカリが出されました。だいぶ使ってくれるお店が増えてきました。
ギンヒカリは3年熟成のニジマスで大きくなって、川魚特有の臭みがなく、身が締まっていてサケの刺身以上に美味しい魚なのです。



そして宴会の終了時間です。皆で集合写真を撮って・・・



その後も部屋に集まって2時過ぎまで飲んで喋っていました。私は半分以上寝ていたけど・・・。


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ぐんまのアユ事情:ぐんまの魚道を考える(12)

2009年12月26日 | 釣り一般

「ぐんまの魚道を考えるページ」の更新情報
「ぐんまの魚道を考える(12)」
を追加たいたしましたのでお知らせします。

とうとう、今回で最終回です。
今まで魚道の必要性、既設魚道の問題点、魚道のあるべき姿などについて精力的に考え、記述していただいた福田さんに心から感謝いたします。
まだまだ、既設魚道が壊れてしまったり魚道が設置されていなかったりする場所がたくさんあると思います。

この「ぐんまの魚道を考える」シリーズが、皆さんの川の環境を考える視点づくりの一助となって、少しでも良い川の環境を取り戻す行動の第一歩となれれば幸いと思っています。

(烏川の魚道の無い落差工)


そして「こんな所が有るよ」「こんな構造物を直してほしい」「此処を直したら魚が自由に移動できるよ」と言うことを大いに発言し、情報として広く流していって欲しいと思っています。

例えば、碓氷川の上流域ですが久保井戸浄水場の取水施設となっている人見堰に設置された魚道は下流が掘削され段差が3m近くもあって、まるっきり魚道の役をしていません。


何処からも登れず、隔壁も飛ばされているので「鯉の滝登り」でも無理な状況です。こう言った施設を管理者の方には何とか解決して欲しいものです。

どうぞ最終回をお読みください。こちらの「ぐんまの魚道を考えるページ」からご覧ください。


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冬芽(14)小さな頃からとんがって生きています:モミジバフウ

2009年12月25日 | 冬芽と葉痕

モミジバフウはマンサク科フウ属の落葉高木で、北アメリカ~中央アメリカが原産で大正時代に渡来したものです。そのため別名はアメリカフウと呼ばれています。



成木の樹形は整った円錐形で樹皮は厚いコルク層が発達しています。特に幼樹は灰褐色でコルク質の稜や突起を生じて刺々しい感じのする樹皮に覆われています。(下の写真)


外来種であっても発芽は旺盛のようで草刈りがされなかった植え込みの中などに幼樹が残っていることがあります。この幼樹は某SAで見つけたものです。(どんどん増えると生態系に影響するのかな?)




冬芽は卵形で先端が尖り、光沢のある赤褐色の芽鱗6~7枚に包まれています。葉痕は半円形で少し盛り上がり維管束の痕は3個あります。






成木の下には種を飛ばし終わったスズカケノキのような球形の実が落ちていました。この実は朔果というものが集まった集合果です。この実も堅くて棘だらけです。




この木は幼木の樹皮、成木の樹形、冬芽、そして実も尖っているのが特徴なのですね。



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あきがこないと目立ちません:ツルウメモドキ

2009年12月24日 | 植物
植物には春や夏にはあまり目立たないけれど、秋になって果実がつくと「ここに居るぞ!」と一気に自己主張を始めるものがありますが、このツルウメモドキはその代表選手と言って良いでしょうね。



ニシキギ科ツルウメモドキ属で雌雄異種のツル性植物です。ウメモドキに似ていてツル性だから、この名前が付いたのだと言われていますが、ウメモドキの実には似ても似つかないと思いませんか?



秋・・・と言うより初冬に木々がすっかり葉を落とした頃に熟し、黄色い皮(仮種皮)が割れて中から鮮やかな朱色の実が現れ、美しいコントラストを見せてくれます。



花のないこの時期には生け花の材料や飾りなどとして珍重されているのも頷けますね。


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水沢山に棲むティラノサウルス? その正体はウサギとカメ

2009年12月23日 | 風景
ここ数日は冬型が強まって寒い日が続き、何時もなら通勤途中に見える浅間山も雪雲に隠れていました。昨日は久しぶりに真っ白に輝く山容を表しましたが、放射冷却も加わって相当な寒さとなってしまいました。そして日中は風も無く穏やかな天気となって、ちょっぴり穏やかさを感じた日となりました。一昨日・昨日と二日続けて出張した前橋市からは榛名山や赤城山、遠くの白く輝く谷川岳、武尊山がくっきりと見えていました。

ところで皆さんは榛名山系の一番東端にある水沢山の山腹をよく見たことがあるでしょうか?

前々から気になっていたのですが水沢山の山腹に・・・特に冬になって落葉広葉樹の葉が落ちた茶色の斜面に常緑針葉樹の緑が際だってくる頃・・・面白い模様が浮かび上がって来るのです。

(左から相馬山、二ツ岳、水沢山です。一番右の水沢山の山腹の模様をご覧ください)


この模様に初めて気がついた時「んっ!恐竜か?ティラノサウルスが吼えているような模様だな・・・」と思っていたのですが、「いい大人が・・・」と言われそうでそのままにしていました。
そして、数年前に「群馬の景観を考えるプロジェクト?」が開催されていた時、私は部外者だったのですが面白い景観として水沢山のことを担当者に話してみました。すると、この担当者はわざわざこの森林の所有者(水沢共有林だったかな?)を訪ねて話を聞いたらしいのです。
そこで分かった事実は・・・「あれは、遊び心でウサギとカメをデザインして山腹に木を植えたのです。」と言うことでした。



そう言われてみれば何となくウサギとカメに見えてきました。皆さんはどう見えますか?

それにしても共有林の方の遊び心と山腹をキャンバスにしてしまうスケールの大きさには感服してしまいますね!


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冬芽(13)千の団子:センダン

2009年12月22日 | 冬芽と葉痕

センダンは「栴檀は双葉より芳し」という諺で有名な栴檀(ビャクダン科)とはまるっきり違う植物で、センダン科の落葉高木(マホガニーなどの仲間)です。
5~6月に淡紫色の小さな花を多数咲かせ、果実は10~11月に熟して葉が落ちた後も長く残っています.その様子が小さな団子をたくさん付けたように見えるので「千団子」となり、これが略されてセンダンという名前になったのだと言われています。



果実には有毒物質が含まれていて生薬として使われますが、不用意に食すると中毒を引き起こすようです。でも、鳥は食べても大丈夫みたいです。


センダンは街路樹や庭木として植えられていて良く目にします。そして、冬芽は
「冬芽(2)」でも紹介しているのですが葉痕が特徴的で維管束が3個あって一度見たら忘れられない面白い形です撮り方にもよりますが、私にはタヌキの顔に見えて仕方ないのですが・・・皆さんはどうでしょうか?



下の写真は、また違って見えますね。



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山菜(19)・食べられるドングリ:スダジイ

2009年12月21日 | 山菜採り

何時かブログに載せようかなと思って写真も文章も用意しておいて時機を逸してしまうことが何度もあるのですが、このスダジイの記事も時期はずれになってしまいそう・・・と言うことでアップしておきます。

普通、ドングリというとタンニンやサポニンが強くて渋みがあって渋抜きをしないと食べることが出来ないのですが、このスダジイやツブラジイの実はそのまま食用に出来るドングリです。

(果実の写真はグッドぐんまのこにタンに戴いたものです)


・・・と言っても私の場合それほど暖かい地方に住んでいるわけでは無かったので小さい頃は、その存在はまるっきり知りませんでした。小さな頃に食べていたのはシバグリやツノハシバミ、クルミなどの果実がほとんどだったのです。
スダジイは新潟県より南の日本各地に分布する常緑の高木で樹高が20m以上になって照葉樹林帯を代表する樹木とされています。群馬県内にも方々にあって巨木になっているものもたくさんあるようです。



写真は水産試験場にある木で下にはたくさんのドングリが落ちていました。でも時期が遅かったため食べられそうなものは見あたりませんでした。


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冬に咲く花:中木のサザンカ

2009年12月20日 | 植物
昨日は冬型が強まって朝には薄っすらと積雪がありました。女房殿の仕事が旧碓氷峠の上り口にあって、スタッドレスを履いていない車では心配と言うことで運転手として同行してきました。

帰り道に中木のサザンカの話が出たので、寄り道をして見に行ってきました。まだ早いのか、今年は花が少ないのか、花付きが若干悪いような気がしました。



このサザンカは群馬県の天然記念物に指定され、推定樹齢1000年、目通り周1.56m、樹高5.45mだそうです。





そして中木からの帰り道、松井田バイパスの登り口北側にある金剛寺の庭に白いサザンカを見つけて、こちらもパチリ・・・



こちらのサザンカは八重でした。



金剛寺は大江山の酒呑童子退治で有名な源頼光四天王の一人である碓氷貞(定)光ゆかりのお寺で関東八十八箇所霊場の三番札所でもあり、東国花の寺の一つに数えられているそうです。


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冬型・キノコづくし・初雪

2009年12月19日 | 農林業

昨日は今年で一番寒い日でした。何時も真っ白に雪をかぶった姿が見える浅間山は雪雲に覆われて見えません。碓氷峠も雪が降っているようです。



昨日は、こんな厳しい寒さの中をある視察に同行してきました。視察対象はキノコ生産の現状です。原木栽培や菌床栽培の現場、集出荷施設などを見て歩きました。

原木栽培も昔のやり方とは大分変わってきました。でも、相変わらず木の力だけを利用した無農薬・無肥料の安全安心な食材です。


今は主流となった菌床栽培、このハウスだけで1万床が入っているとのことです。重い原木を扱う重労働から大分開放されてきました。


そして各生産者が出荷してきたものを大きさなどで選別してから、機械で同じ重さに袋詰めしてスーパーマーケットなどに出荷されていきます。


お昼は農協のレストラン?でキノコづくしのお弁当です。地域で作られたキノコばかりを料理してある地産地消のお弁当・・・マイタケご飯やヒラタケのフライ、ナメコソテー、鮭きのこ巻き、きのこ沢煮など16種類で身体に優しい食事でした。・・・でもお値段は2000円の出費で、普段の3~4日分に当たる昼食費は懐には優しくなかったです!


そして、夜は仕事場の忘年会・・・2次会まで行って最終電車で帰ろうと思ったら事故で電車が止まっていて家に帰り着いたのは日付が変わってからでした。
今朝は二日酔いと寝不足で起きたのは8時過ぎ、庭を見ると薄っすらと雪が積もっていました。


畑も淡雪・・・冬型が強まって我が地域まで雪雲が流されてきたようです。


冬型が強まって風も強い日は青空が見えていても雪が流されてきて舞うことがあります。これを風花と言うのですが、群馬の前橋付近では「吹越:ふっこし」といいますし、我が西毛地域では「はあて」と言います。

この方言が使われる地域は・・・大まかに「風花」は東毛地域、「吹越」は中北毛地域、「はあて」は西毛地域に分けられます。さて、あなたの地域では???


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ぐんまのアユ事情:ぐんまの魚道を考える(11)

2009年12月18日 | 釣り一般

「ぐんまの魚道を考えるページ」の更新情報
「ぐんまの魚道を考える(11)」
を追加たいたしましたのでお知らせします。

今回は、仮設魚道の話です。
既設魚道が壊れてしまったり、魚道が設置されていなかったりする場合、応急的に魚が移動できるように仮設魚道を設置することが有ります。


      

一昨年、江戸川の遡上アユを安中市の増田川に放流した時に壊れて遡上しづらくなっていた既設魚道に応急措置を施して登れるようにした事例(私も参加していました)や江戸川の水閘門の仮設魚道
などが紹介されています。是非、お読みください。

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葛篭の材料:カミエビ(アオツヅラフジ)

2009年12月17日 | 植物

ツヅラフジ科のツル性植物で雌雄異種です。
別名アオツヅラフジ、漢名と言うか生薬名を木防已(モクボウイ)と言うそうです。已には「病を癒す」意味があって「防已」は病を防ぎ癒すと言う意味だとか・・。病と言っても利尿、鎮痛、解熱に効くのだそうです。



カミエビの語源としては、この植物の験を神に例えたと言う説もあるようですが、実の表面に吹き出た白い粉をカビに見立てて、ブドウの古語「エビ」と合わさってカミエビとなった説の方が主流のようです。そしてアオツヅラフジのアオは実の藍色から、ツヅラは葛籠を編むことから付いたそうです。



と言うことで、実は白い粉を表面にふいた藍色の実と言うことだけは確かですよね。
そして、この中の種子は巻貝のようにも見えるし、丸まったイモムシやダンゴムシのようにも見えます。



葛篭の材料と言われているのは同じ仲間のオオツヅラフジの方が多いようです。しかし、葛篭もあまり作られなくなってしまいましたね。


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