かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・渓流・ワカサギ、ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

榛名山・沼の原の虫えい(虫こぶ)・・・コレクションが二つ増えた!

2018年09月04日 | 虫えい(虫こぶ)

日曜日は榛名山・沼の原で自然観察会・・・指導者が多数いたので出番が少なく、私は虫えい(虫こぶ)探しをしていた。 今回はスミレに詳しいOさんも虫えい(虫こぶ)探しに参加(笑)

最初に見つかったのはツリガネニンジンメコブフシ・・・

タマバエの一種がツリガネニンジンの芽に侵入し、頂芽が伸びられずコブ状に膨れた虫えい(虫こぶ)で沼の原では以前にも何回か確認している・・・


次はシラヤマギクの花が不整形に肥大する虫えい(虫こぶ)で、シラヤマギクハナタマバエが形成したシラヤマギクハナフクレフシ・・・Oさんが見つけてくれた!


8月下旬から9月上旬に成熟して3齢幼虫が地上に落下するが生態の詳細は不明らしい。 全域で数株が見つかったが形状は色々だね・・・


今まで私が見た虫えい(虫こぶ)リストには無かったのでブログ掲載141種類目となった。 ホームページも含めると171種類目!

さらにシラヤマギクハナフクレフシは現在のところ青森県と山形県で見つかっているだけで群馬県での確認は初めてとのことだった!


そして虫えい(虫こぶ)のデパートであるヨモギには2種類の虫えい(虫こぶ)がみられた。

まずは全国的に普通にみられるヨモギハエボシフシで、ヨモギエボシタマバエが葉や葉柄などに緑色~紫紅色で烏帽子状の虫えい(虫こぶ)がたくさん作られるもの・・・


次はヨモギシントメフシ・・・ヨモギシントメタマバエが茎の頂端部に寄生して成長が止まり、小葉がかたまって生えている虫えい(虫こぶ)なので何かの虫が葉を綴ったようにみえる。

この虫えい(虫こぶ)も私のリストでは初めてでブログ掲載142種類目となった・・・


最後は榛名山・沼の原でしか見つかっていないシシウドミフクレフシ・・・

以前は沼の原にたくさん有ったのだけど数年前に草刈りが実施されてから一部地域を除いてほとんど見られなくなった・・・(涙)

まだ詳しい生態は研究されていないのに、こうやって人為的に減って行ってしまうんだね・・・


虫えい(虫こぶ)じゃないけど、シシウドにはキアゲハの幼虫がたくさん付いていた・・・


成虫(♀)も見られた・・・




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虫えい(虫こぶ):赤城山系にもあったキオンツボミフクレフシ!

2018年08月23日 | 虫えい(虫こぶ)

昨日は猛暑日・・・涼しい部屋に避難している予定だったのだけど、大人しくしていられず数年前から気になっていたキオンツボミフクレフシ(↑ 右側の大きな蕾状のもの)を赤城山系に探しに行ってきた!

キオンツボミフクレフシは2015年に榛名山系で私が見つけて新種とされた虫えい(虫こぶ)で、赤城山系でも同じような形態のものが見られたのだけど、その時は幼虫が脱出していて確認ができないままだった。

キオンの花が咲いているのは8月中旬から9月中旬なのでこの時期に赤城山系を探し回ってみたのだ。 何年か前に膨らんだ蕾を見かけた場所付近を探すと虫えい(虫こぶ)が作られた数個体を見つけることが出来た!


今回はやっと虫えい内のタマバエの幼虫を確認できた!


アップ画像・・・幼虫の動きは早く、ジャンプする個体もいた!


他の場所も探したところ数カ所で確認できた・・・赤城山系ではかなり広範囲に分布しているのかもしれない!


キオンツボミフクレフシは花が終る頃には虫えいから幼虫が脱出してしまうようなので、どんな生態環を繰り返しているのか今のところ分かっていない!


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虫えい(虫こぶ):ムラサキシキブミフクレフシ(140種目)、そして碓氷川・・・

2018年06月29日 | 虫えい(虫こぶ)

日曜日に行われた太田金山丘陵自然観察会で我がブログで140種目となる虫えい(虫こぶ)に行き会えた!

ムラサキシキブの仲間のヤブムラサキにタマバエの一種が作ったムラサキシキブミフクレフシ・・・ヤブムラサキは葉や枝などに星状毛が密生し、果実の下部が萼片に包まれる。


健全なムラサキシキブの実は紫色に色づくのだけど、虫えい(虫こぶ)となった果実は少し大き目で黄緑~緑色のままらしい・・・↓正常な果実


虫えい(虫こぶ)は子房が肥大して幾つかの幼虫室が見られるというので切断してみた・・・


6月は1齢幼虫だというので探したけど・・・はっきりとしない?


昨日も2回くらい川見に行ったのだけど朝は雨で少し増水、釣り人は一人居ただけ・・・


3時頃にもう一回行ってみたけどあまぬま、鉄橋、中瀬大橋、中瀬、広谷・・・どこにも釣り人の姿は無かった(涙)


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カワウ追い そして、エノキの虫えい(虫こぶ)2題・・・

2018年05月28日 | 虫えい(虫こぶ)

最近は運動不足なのか体重が増えて、お腹もポッコリ・・・「これは、ヤバイぞ!」とカワウ追いの時に「あまぬま」へ車で行ってから、上流は「かけざか」まで、下流は「碓氷川鉄橋上流」まで往復し約2kmを歩いている。 2kmじゃ足りないのだけど、やらないよりもマシかねぇ~

ここ数年、そこそこの釣果があるこのエリアも今年はアユの姿が見られない・・・放流が遅かったから、まだ何処かで群れていてコケを食んでいないことを祈るばかり!


ついでに路傍の植物を観察してるのだけど、昨日目に付いたのはエノキの葉に出来た2種類の虫えい(虫こぶ)・・・

一つは群馬県内で2010年に初記録したエノキハツノフシ・・・


エノキカイガラキジラミによってエノキの葉表に作られた角状の虫えい(虫こぶ)で葉裏側は白い蝋質分泌物で覆われて貝殻状になっている・・・


キジラミといっても痒くなる虱じゃないよ! 白い殻を剥ぐと幼虫が見られた・・・


エノキカイガラキジラミは年2世代で、カメムシ目キジラミ科カイガラキジラミ属でカメムシとかセミに近いんだ! 3mm程度の幼虫だけどセミに似ているね!


もう一つはエノキハトガリタマフシでエノキの葉や葉柄などいろいろな場所に作られる先端の尖った円錐形の虫えい(虫こぶ)・・・


エノキトガリタマバエによって形成される。 年1世代で、虫えい(虫こぶ)を切断してみると乳白色の幼虫が1匹見られた・・・



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虫えい(虫こぶ):ナラメリンゴフシ・・・

2018年05月06日 | 虫えい(虫こぶ)

久しぶりの虫えい(虫こぶ)ネタ・・・先日「林道・さくらの里線」を走っていたらコナラに沢山のナラメリンゴフシが作られていたので車を停めて観察と撮影をした!

ナラメリンゴフシは、4月~5月にコナラやミズナラなどの枝先の芽にナラメリンゴタマバチによって作られる淡緑色~黄白色の球形の虫えい(虫こぶ)・・・


大きなコナラだったのだけど道下から生えていて、ガードレールから手繰り寄せられる位置に一つ有ったのでじっくりと観察させてもらった。

表面は平滑で日に当たっている部分は赤味を帯びてまるでリンゴのようなのでナラメリンゴフシなんだね・・・

枝側の日が当たらない部分は赤くないね・・・


中は柔らかいスポンジ状で、放射状に多数の幼虫室が並んでいる・・・

拡大すると白色の幼虫が入っているのが分かる・・・矢印の部分!


5月中旬には蛹になって5月下旬から6月上旬にかけて羽化し、コナラなどの根に産卵してナラネタマバチとして根に球形の虫えい(虫こぶ)を作って単性世代を過ごすのだそうだ!


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虫えい(虫こぶ):ヨモギハベリマキフシ・・・

2018年01月06日 | 虫えい(虫こぶ)

小寒だと言うのに植え込みの下にヨモギが枯れずにいて、その先端付近にやや肉厚で白い綿状のものが付いた赤紫色の虫えい(虫こぶ)が見られた・・・


ヨモギには十数種類の虫えい(虫こぶ)が形成されるのだが、私は今まであまり見たことのないものだった。 詳しい方に聞いてみたらヨモギハベリマキフシで托葉に作られたため全体が塊状にゴール化してしまったものだと判明した(↑の画像)。

ヨモギハベリマキフシは十数年前にホームページでは記載していたのだけど、拙ブログでは初登場となった・・・

ヨモギクダナシアブラムシの寄生によって作られる虫えい(虫こぶ)で生活史の詳細は不明のようだ。 このアブラムシは周年ヨモギで生活するそうで、一つの虫えい(虫こぶ)を開いてみたらアブラムシがたくさん出てきて、この寒さの中でも蠢いていた・・・

虫えい(虫こぶ)内には排せつ物をアブラムシの白粉によって丸められたものが沢山見え、虫えいの外にも綿状の分泌物が見られた。 

こうやって排泄物を丸めることによって虫えい内を清潔に保っているのだそうだ・・・


(当ブログ139種類目)


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虫えい(虫こぶ):イヌブナハボタンフシほか・・・

2017年10月17日 | 虫えい(虫こぶ)

日曜日の吾妻渓谷での自然観察会では、5種類ほどの虫えい(虫こぶ)が見られた・・・

ノブドウミフクレフシ・・・実の色が赤や青に変わるのが特徴だね! これは以前アップしているので詳しくはこちらを見てね→ノブドウミフクレフシ

ありゃ・・・アカスジキンカメムシの幼生が付いていたね!


渓谷沿いのヌルデにはヌルデミミフシ? ヌルデハベニサンゴフシ? どっちだろう?・・・斜面の途中に出来ていたので手に取って見られなかった。


イヌシデにはイヌシデメフクレフシが見られた。 これも以前にアップしているので詳しい説明はこちらを見てね→イヌシデメフクレフシ


鹿飛橋へ降りる歩道脇にはシロヨメナが咲いていてシロヨメナハナフクレフシが見られた。 

シロヨメナハナフクレフシは仮称で、2年前に私が榛名山で見つけたのが国内初であり、今回が県内では2例目になるのだろうな・・・でも、画像がボケていた!


そして私の虫えい(虫こぶ)コレクションでは初お目見えのイヌブナハボタンフシ(当ブログ138種類目)が有ったので、少し詳しく観察してみた・・・


イヌブナボタンタマバエによって葉表に作られた扁平なボタン状の虫えい(虫こぶ)で中央部がやや盛り上がっている・・・


切断してみると短い柄で葉についていて、中心部に幼虫室があって白色の幼虫が見られた。

幼虫が3齢の頃に落葉よりも早く落下して地上で越冬するということだけど、詳しい生活史は不明らしい・・・



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虫えい(虫こぶ):セイヨウタンポポハフクレフシ続報 & インゲンマメツルツトズイフシ?・・・

2017年09月29日 | 虫えい(虫こぶ)

先日アップしたセイヨウタンポポハフクレフシの経過観察をしたいと思って湯のみ茶碗に水を張って挿しておいた・・・

水曜定休日を挟んで出勤し「どうなったかな?」とルーペで覗いてみたら葉裏から見ると確認できた幼虫がもぬけの殻になっていた・・・


机の上に落ちて何処かへ這って行っちゃったかなと湯のみ茶碗の水を捨てようとしたら底の方にオレンジ色の幼虫が十数匹沈んでいた・・・

セイヨウタンポポハフクレフシの形成者であるタマバエの幼虫は3齢の頃に虫えいを脱出して土中で蛹になるらしい・・・慌てて紙に広げてみたけど動いてはいなかった。

脱出して潜る土を用意して置けばよかったかなぁ・・・そうすれば成虫まで観察できたかも?


もう一つの虫えい(虫こぶ)ネタ・・・

水曜定休日に畑仕事をしたのだけど・・・枯れ始めて収穫できなくなったインゲンを片付けていたら所々が膨れて虫糞らしきものが出ている蔓があった。


これも立派な虫えい(虫こぶ)だろうな・・・と図鑑とかネットなどを色々調べたけど出てこない!

最後に日本原色虫えい図鑑の付表「寄主植物別虫えい及び虫えい形成者リスト」でマメ科の所を見ると「インゲンマメツルツトズイフシ(改称) 形成者:ガの一種 未同定」という一行があった!

多分、これだろうなと此処にインゲンマメツルツトズイフシとしてアップして置くね・・・形成者のガの一種とは多分アズキノメイガだろうな!

茎の中から出てきたガの幼虫(↓)・・・

(本ブログ掲載137種類目)

たくさん取れれば釣り餌に使えるのにな! ソッチカイ


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虫えい(虫こぶ):セイヨウタンポポハフクレフシ・・・

2017年09月26日 | 虫えい(虫こぶ)

2015年にタンポポハフクレフシを拙ブログで取り上げているのだけど、件の虫えい(虫こぶ)は在来のタンポポではなくセイヨウタンポポに作られていた・・・

そして先日・・・最後の樹木学実習で農林大校内を回っていたらセイヨウタンポポ数株に作られているのに気が付き何枚か葉を取ってきて詳しく観察してみた!


タンポポハフクレフシはタマバエの一種が形成して葉の表裏に紫褐色の円班をたくさん作っている。 葉表にわずかに膨らむけど、ほぼ普通の葉と同じ厚さなので「この中に虫がいるの?」と言う感じなのである。

↓葉表の画像・・・


↓葉裏の画像・・・


↓切断面の画像・・・フクレフシといってもほとんど膨らんでいないね!

葉裏から見ると幾つかの紫斑の中に細長い幼虫が透けて見えた。 幼虫が入っていない虫えい(虫こぶ)も多いので寄生などをされて生存率が低いのかな・・・


虫えい室の空間は薄く、手先が不器用なので幾つも失敗しながら広げると1mmほどの白色半透明の幼虫が見られた。

最近、虫えい同好会(そんなの有ったの・・・! って言われそう)のNさんからメールが来て群馬で見つけたデータを教えて欲しいということで連絡をした。

在来タンポポに出来たハフクレフシとセイヨウタンポポに作られたハフクレフシのタマバエが同じなのかどうかが注目されているらしい。

普通は虫えい(虫こぶ)を形成する生物の寄主範囲は狭く、在来のタンポポに寄生していたタマバエがセイヨウタンポポまで寄主を拡大したのかどうか研究され始めたのだ・・・


セイヨウタンポポハフクレフシは今まで北海道、岩手県、新潟県で確認されていて群馬県でも確認されたことになる。 


群馬県のものも較べてみたいので送って欲しいという依頼が有ったので九州大の湯川教授に郵送した! お礼のメールでは2齢と3齢の幼虫がかなりいたけど寄生率も高かったという内容だった・・・


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伊香保森林公園で見られた虫えい(虫こぶ)・・・

2017年09月12日 | 虫えい(虫こぶ)

先週の金曜日に樹木学実習で歩いてきた伊香保森林公園で見られた虫えい(虫こぶ)をアップ・・・今のところ此処でしか見つかっていないものも有るよ!

樹木学実習はヤセオネ峠を出発してオンマ谷~まゆみの原~つつじが峰~蒸し湯跡~モミジの園地と歩いたのだけど、このコースでは新種を2種類、群馬県初記録を1種類発見しているので今年も見られるか楽しみだった・・・観察した順に紹介していくね。

まずはヒヨドリバナハナフクレフシ(↑↓)・・・

サンプルを採ってきたので中に入っているヒヨドリバナハナタマバエを撮影した。 虫えい(虫こぶ)は不整形の球形で中に幾つもの幼虫室が有って1匹ずつ黄色い幼虫が入っていた。


つる植物のクマヤナギにはクマヤナギトガリキジラミが形成した舌状の虫えい(虫こぶ)のクマヤナギハフクロフシがたくさん並んでいた・・・


ツリフネソウの群生地ではツリフネソウコブアブラムシが寄生して作り上げたツリフネソウハオレタマゴフシが見られ・・・


隣で咲いていたキツリフネにはキツリフネタマバエが形成したキツリフネクキタマフシが見られた。


そして国内でここでしか見つかっていないシロヨメナハナフクレフシ(仮称:タマバエの一種)が今年も観察できた。


2015年に新発見となったけど、昨年は見られなかったキオンツボミフクレフシ(仮称)(タマバエの一種)も小さいながら再確認でき、幼虫も観察できた。 


これはサンプルを採取してきたので九州大の湯川名誉教授にお送りした・・・

そして鹿児島県や愛知県に続いて昨年の9月に群馬県で初記録となったヤマアジサイハグキフクレフシ(タマバエの一種)も見られた・・・


新発見や初記録の虫えい(虫こぶ)については当ブログでそれぞれごとに紹介しているので興味が有ったら見てね!

 

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玉原高原の自然観察会(虫えい・虫こぶ編)

2017年09月07日 | 虫えい(虫こぶ)

玉原は植物の宝庫・・・だから虫えい(虫こぶ)も色々な種類が見られる!

今回は10種類ほどが見られ玉原で新たに確認されたものも2種類ほどあった!

まずは光り輝く赤色の徳利(↑↓)・・・ヤマブドウハトックリフシでブドウトックリタマバエが作り上げた芸術品だね!


ヤマブドウの葉にはヤマブドウハコブフシ(ヤマブドウハコブタマバエ)も見られた。


これは葉裏にも膨らむのが特徴で、私的に玉原で新たに確認した!


キク科のハンゴンソウにはハンゴンソウハナタマフシ(ハンゴンソウハナタマバエ)が見られた!


側芽にも同様の虫えい(虫こぶ)が出来ていたので調べたら最近は別種扱いしているらしい・・・なので図鑑には載っていない!

名称はハンゴンソウメタマフシ(タマバエの一種)とされている。前々から確認はしていたのだけど別種だとは思わなかった。我がコレクションの当ブログ136種類目となった!

同じくキク科のゴマナにはゴマナハナフクレフシ(ゴマナハナタマバエ)が見られた!


玉原は日本海型気候で植生もそれに対応したものが多くオオバクロモジもその一つだ!

オオバクロモジには群馬県内では此処でしか確認されていないオオバクロモジメウロコフシ(タマバエの一種)が見られた。

これも全国でも最近見つけられたもので図鑑には載っていない・・・


玉原は雪深くササはチシマザサが多いのだけどササに出来る虫えい(虫こぶ)も多い・・・

昔から有名なササウオタマバエによって作られたササウオフシ・・・小魚の形に似ていると言われこれが大きくなって沢に入ってイワナとなったという昔話まで有るくらいなのだ!


ササウオフシに似ているけど変形した稈が作られず長い紡錘形のチシマザサメヒメササウオフシ(ヒメササウオタマバエ)も見られた。


そしてチシマザサの新梢部が枯葉色になって膨らんだササハマキフシ・・・

中にたくさんのタマバエの幼虫が入っていて広げるとジャンプして出て行ってしまうのである。

この虫えいは2年前に国内で最初に玉原で私が見つけたもので研究は進んでいない!


2年ぶりの玉原だったのだけど、今回もササハマキフシを確認出来て、それも複数確認出来て良かった!


虫えい(虫こぶ)編の大トリはミズナラの葉にできた宝石・・・

ナラハヒラタマルタマフシ(ナラハヒラタマルタマバチ)でコナラやミズナラなどの葉脈上に作られる。 底面が平らで中央の小突起で接着しているだけなので強く引くとポロリと取れてしまうのだ・・・


他にもサラシナショウマツボミフクレフシなども見られたのだけど説明している間に撮影するのを忘れちゃった・・・


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虫えい(虫こぶ):木天蓼が不作・・・?

2017年08月02日 | 虫えい(虫こぶ)

木天蓼とは漢方薬で、マタタビに作られた虫えい(虫こぶ)のマタタビツボミフクレフシのこと・・・

ここ数年観察を続けている株(雄株と雌株)が数株あるのだけど、今年は虫えい(虫こぶ)の出来方が少ないような気がする!


マタタビツボミフクレフシはマタタビミタマバエが蕾に産卵して孵化した幼虫が形成するもので、雌株の両性花(↓)にも作られるし・・・

雄株の雄花(↓)にも作られる


雌株の方は虫えい(虫こぶ)が作られないで、両性花が受粉すれば正常な実が出来るのだが、今年は正常果の割合が多いようなのだ(↓)

一方、雄花は虫えい(虫こぶ)が作られなければ咲き終われば落花してしまい、虫えい(虫こぶ)が作られた蕾は落下せずに残って肥大していくのだが、その数が少ないような気がする(↓)


と言うことは、今年は木天蓼が不作の年と言うことになるのかな・・・

安易な結論を出したくはないが、温暖化の影響によって昆虫が感じる季節と植物の季節にズレが生じてしまってのではないか、つまり昆虫が羽化・産卵する時期と植物の蕾ができ花が咲く時期がほんの少しだけどズレてしまったのではないかと心配になってしまうのだ・・・


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虫えい(虫こぶ):ヘクソカズラツルフクレフシ・・・

2017年07月27日 | 虫えい(虫こぶ)

昨日は一日中ぐずついた天気で碓氷川は濁りと増水、畑はぐちゃぐちゃで何もできず、止み間をみて垣根に絡み付いたヘクソカズラの蔓を取っただけだった! 

折角だからヘクソカズラの花を観察・・・屁と糞の名前を付けられちゃった花だから可哀そうすぎるのだけど良く見ると綺麗なんだよね! 「ヘクソカズラも花盛り」という言葉もあるのだけど意味は自分で調べてね・・・

別名はヤイトバナで中央の赤色がお灸をすえた痕に見えるからだそうだ! もう一つの別名はサオトメバナ(早乙女花)で早乙女が被る傘から来ているらしいけど標準和名のヘクソカズラとは格差の激しい名前だねぇ~

この花は受粉システムに工夫を凝らしているので切断してみた。 花冠の口近くまで2本に分かれて伸びているのが雌しべで成熟すると花冠の外まで柱頭が伸びている。 花筒の中には毛が密生していて中央より下の部分にあるのが雄しべで葯が花筒に密着している・・・

蜜を求めて花筒内に入ろうとした虫は他の花から付けてきた花粉を外に伸びている柱頭に受粉させてから中に入って蜜を吸い花粉を付けて飛び出すらしい。 つまり自家(花)受粉を避ける構造なのだという・・・

そして花や蕾をよく観察していると異常に根元が膨れて凸状の断面をもった蕾(↓)がときどきみられる。 普通の蕾は白みがかっているけど虫えい(虫こぶ)は赤味を帯びているものが多い・・・

これはハリオタマバエの一種が形成したもので虫えい(虫こぶ)を切断すると赤橙色の幼虫が何匹も見られる。

さらに、蔓を引っ張って外していたらツルが紡錘状に膨れた虫えい(虫こぶ)が出てきた・・・

ヒメアトスカシバ(別名:フタスジスカシバ)と言うオオフタオビドロハチに擬態した蛾の幼虫がヘクソカズラの蔓に潜り込んで形成したヘクソカズラツルフクレフシと呼ばれているもので、前々から図鑑や他の人の写真で知ってはいたのだけど手に取ってみるのは初めてで当ブログ初掲載となった!

虫えい(虫こぶ)を開いてみると白色の幼虫が出てきた。 ブドウの虫(ブドウスカシバ)とそっくりなので釣りの餌として使えるかな? ソッチカイ・・・

(当ブログ掲載134種類目)

 

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虫えい(虫こぶ):ウコギハグキツトフシ・・・

2017年07月26日 | 虫えい(虫こぶ)

今朝は4時頃に屋根を叩く雨音で目が醒めた。 折角の水曜定休日だけど既に碓氷川は25cmも水位が上がっている。 今後の降り方によってはさらに増えるだろうから釣りは無し、かといって畑もグチャグチャで作業が出来ない。

ということで、今日も虫えい(虫こぶ)のお話・・・けっして、困った時の神頼み(ネタに困った時の虫こぶ頼り)じゃないからネ~(笑)

昨日は、夏休み明けに樹木学実習で行く予定の場所を下見がてら歩いてきた。 毎年たくさんのウコギハグキツトフシが形成されているヤマウコギは伸びすぎて道路にはみ出して大分枝が切られていたけど元の方は健在だった。

ウコギハグキツトフシの名称はと云うと、ウコギの葉柄=葉茎(ハグキ)が苞(ツト:藁などを束ねて両端を束ねて中央部に物をいれるもの)のように膨らんでいる虫えい(虫こぶ)というところからきている。 そして、久しぶりに詳しく観察してみようかなと安易に一枝を素手で折ったら見事にトゲが刺さってしまった・・・(泣)


部屋に持ち帰って幾つかの虫えい(虫こぶ)を解剖してみた・・・


虫えい(虫こぶ)の大きさや形状は様々で幼虫室が幾つも集まってできていて、一つの幼虫室にウツギトガリキジラミの1mmにも満たない幼虫が1匹ずつ入っていた・・・


画像があまり良くないのだけど大きくしてみるとこんな感じで、カメムシやセミの仲間だということが分かる・・・


4月初めころに幼虫が孵化して虫えい(虫こぶ)が出来はじめるらしいけど、幼虫は2齢で長く過ごしているらしく今の時期はまだ2齢幼虫なのだそうだ。8月下旬に3齢になり9月中旬から10月上旬に羽化し成虫で越冬するのだそうだ・・・


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虫えい(虫こぶ):ヨモギハエボシフシ・・・

2017年07月25日 | 虫えい(虫こぶ)

久しぶりの虫えい(虫こぶ)ネタ・・・先日、アユ釣りの途中に河原で見かけたヨモギハエボシフシ!

ヨモギハエボシフシは全国各地に普通にみられるヨモギの虫えい(虫こぶ)で、拙ブログでも1~2回登場しているけど幼虫の写真が無かったので再登場・・・


この虫えい(虫こぶ)は主に葉の表に作られる円錐形の形状で烏帽子に似ているところからヨモギハエボシフシの名前が付けられた。 表面は緑色で、時に紫紅色を帯びることもあり白毛が密生している。


葉裏にはあまり大きくは膨らまず丸く突出するくらいである。


虫えい(虫こぶ)の内部は円筒形の幼虫室があって1匹の赤橙色の幼虫が入っていた。


ヨモギハエボシフシの発生回数は多く、年に3~4世代は繰り返すらしい。 11月以降の発生はなく3齢幼虫が虫えいの中で越冬し4月頃に発生するという・・・


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