かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

山菜(5):アケビ

2009年03月31日 | 山菜採り

5種類目の山菜はアケビ(別名:ジジーババー)です。

アケビ科の多年生のつる性植物で、5枚の葉のものがアケビ、3枚の葉のものはミツバアケビと呼ばれています。
群馬県の別名(方言名)は、メシベ・オシベに粘着性があるので子供達が手のひらに載せて「ジジーババーねてろ、よめは起きて 茶をわかせ、兄は起きて 市へ行け、市へ行って 荷をおろして、さんまを買って しびくるんで、ごをぶって 六番負けて、質おいて はじいかいて、くそふんで とびあがった(水上町)」とわらべ歌(数え歌)で遊んだ所から付いたものだそうです。

新潟では「木の芽」と言えばアケビの新芽を指すほどに珍重され、勝手に採っていると「地元の人が採るのだから採らないで」と注意されることも有るので気をつけましょう。



食用にする部分は新芽と果実の部分です。

新芽は、塩を入れた湯で茹でて水にさらした後、適当な大きさに刻み、うずらの卵を落としてワサビ醤油を掛け、粘りが出るまでかき混ぜて食べるとほろ苦い味が口の中に広がって酒の肴には最高です。



果実は口が少し開いた頃に、中の果肉を生食します。ほんのりと甘くて美味しいのですが種が少し邪魔になるのが難点ですね。
紫色の皮は中の果肉を取って、薄切りにしてナスやシイタケと油いためにしたり、シイタケやひき肉を炒めた具を詰めてテンプラやフライにしたりする食べ方も変わった趣があります。
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山菜(4):コゴミ

2009年03月30日 | 山菜採り
4種類目の山菜はコゴミ(和名はクサソテツ)です。
コゴミはシダ植物でウラボシ科(オシダ科、イワデンダ科という説もありよく分かりません)の多年生草本に属し、日本各地の山野に広く分布します。葉には栄養葉と胞子葉の2つがあって春には栄養葉が出ますが、この栄養葉の若葉がくるりと巻いていて、この様子が「かがんでいる状態」に見えるのでコゴミという名前になったと言われています。和名は広がった葉がソテツの葉に似ているから付いたそうです。



この巻いている若葉を摘み取り、おひたしや胡麻和え、胡桃和え、マヨネーズ和え、天ぷら、油炒め、煮物などで食べます。アクがほとんど無ないので灰汁抜きの必要はなく、シャキシャキ感が持ち味なので茹ですぎないように注意しましょう
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山菜(3):ワサビ

2009年03月29日 | 山菜採り
今日は法事が入っているため釣りには行けませんので、山菜ネタの続きです。
3種類目はワサビです。
ワサビはアブラナ科の日本特産の多年草です。山地の渓流や水が湧き出している場所などに自生するほか特産物として栽培されていいます。根は土壌条件の良いところでは太い円柱形に育ち分蘖をしながら増えていきます。
この円柱形の根をすりおろして薬味として利用するのが有名ですが、伸びた葉茎や花茎の部分をおひたしにして食べるのもまた格別です。



【苦味を出さずに辛味を引き出す方法】
①洗った茎葉や花茎を塩で軽く揉みます。②笊の上に広げてたっぷりの熱湯をかけます。③しんなりとしたら氷をたっぷり入れた冷水にさらす。③束ねて水を切りビニール袋に詰めて空気を軽く抜く ④凍る寸前まで冷凍庫に入れて冷やす。(茹でる前に食べる大きさに切っておいた方が、茎の細胞が壊されて辛みが増すような気がします。)
これに鰹節を振り掛け醤油をかけて「おひたし」で食べても良いし、予め作っておいた割り下(味醂1、酒1、醤油2、出汁適当の割合で作った割り下を沸騰させ、冷ましておく)に漬けて食べるという方法もあります。

【根茎のすり下ろし方】
これは皆さん知っているでしょうが、葉の着いている方から円を描くようにすり下ろします。細胞を細かく破壊した方が、辛みが増すので目の細かいおろしで擂るのがコツです。また、辛みを増すために砂糖を少量付けてすると良いですよ。
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カタクリの花

2009年03月28日 | 植物

里山のあちらこちらでカタクリの花が咲き始めました。
カタクリ、アマナ、アズマイチゲ、イチリンソウ(日本固有)、ニリンソウ、フクジュソウ、エンゴサクなどの花は「スプリング・エフェメラル」または「春の妖精・春先のはかない命」と言われています。
これらの花は、3月下旬から4月下旬にかけて早春に葉を広げ可愛い花を咲かせます。そして上を覆う落葉広葉樹が葉を広げる5月頃には、実だけを残して葉を枯らして次の春まで眠りにつくと言う短い、つまりはかない命なのです。



これら植物の多くは、
北半球の3分の1が氷河で覆われていた氷期(新生代第4期:1万~200万年前)に乾燥と寒冷な気候に順応する植物が生まれ、大陸と地続きであった日本に移動してきたと考えられています。
その後、暖かくなった関東以西の日本では常緑広葉樹林が多くなりましたが、農耕文化が発展する中で里山が肥料や燃料採取の場として利用され二次植生としての雑木林が維持されてきたため、その樹林下で「暗い常緑広葉樹林」の中では生活できないはずの植物が生き残ってこられたのです。

ニリンソウ


現在は、化学肥料の出現や燃料革命のため利用されず管理されない雑木林が増え、落葉広葉樹の林が変化しつつあり、これらの植物のみならず、これら植物に頼って生きているギフチョウやミドリシジミなどの昆虫たちも、本当の意味ではかない命になりつつあります。
これからは雑木林を維持するために何らかの方法で管理を早急にしていかなければ生物の多様性が失われてしまうでしょう。

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春の雪+山菜(2):セリ

2009年03月27日 | 山菜採り

今朝起きてみると外が何となく白い・・・窓を開けると雪が降っています。もう3月の下旬で桜の開花の話もあちこちで聞こえ始めたと言うのに・・・。
咲き始めたカタクリやクロッカスの花の上にも薄く積もっています。そろそろカタクリを題材にスプリングエフェメラルの話でも書こうと思っていたのに大変です。



そして山菜(2)の題材はセリです。

セリは田や畦などの水分の多い場所に生えるセリ科の多年草で、春の七草の一つです。
春の七草は早春の食べられる野草から選ばれています。正月の7日に七草粥を食べると、災いから逃れ、長寿と富を得られると言われています。この春の七草は、平安時代の1362年頃に「四辻の左大臣(四辻善成)」によって書かれた『河海抄』に「七種。薺 繁縷 芹 菁 御形 須々代 仏座」の記述があって、それから「せり、なづな、御形、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ、これぞ七草」として春の七草が定着したと言われているそうです。
セリは茎を横に伸ばして増えていきます。水辺の密生しているところでは一度にたくさん採れます。



独特の香りが美味しく、春先に伸び始めた新芽を摘んで塩を入れたお湯で茹でて「おひたし」にして食すことが多いのですが、アクが強すぎるとか、もったいないとか言う場合は摘み菜(菜の花)のおひたしと混ぜて食べると良いでしょう。
一風変わった食べ方としては、セリを細かく刻み桜エビを入れ混ぜ合わせてかき揚げにしたり、セリを束ねて小さめの竹輪の穴に詰め込み、一口大に輪切りして天ぷらにしたりする方法もあります。

注意)有毒のドクゼリと間違わないようにしましょう。

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山菜(1):フキ

2009年03月26日 | 山菜採り

やっと春らしくなってきまして、これからが山菜の季節になります。山菜は野菜と違ってアクが強いものが多く「癖がある」と敬遠する人もいますが、これが「たまらなく好きだ」と言う人も多いのです。山菜は採取できる時期が限られ、大量には採れない、山野を歩き回らなければ採れないというところからも珍重されています。
これからシーズンとなる山菜の雑学や食べ方などを順次紹介して行きたいと思います。

まずは、早春に身近な場所で採ることができるフキノトウから


フキはキク科の多年草で、葉が伸び出すよりも早く花茎を伸ばして小さな蕾の集まった花を咲かせますが、これを蕗の薹(フキノトウ)とよんでいます。雌雄異種で雌花は咲き終わると高く伸びてタンポポのような綿毛をつけた種を実らせ、風によって運ばれていきます。

食用部分はフキノトウや伸びて葉を広げ始めた時期の葉柄、若い葉を食用とします。
苦味健胃薬(くみけんいやく)として使われることから分かるようにアクが強いため、灰汁抜きをして食します。
私の場合、フキノトウは天ぷら・蕗味噌・酢の物・つくだ煮・薬味など、葉柄は佃煮(キャラブキ)・青煮など、若葉はきんぴら風の油炒めで味わっています。



フキノトウの私の調理法の一部を紹介しておきます。

【蕗味噌】
フキノトウを良く洗って塩を入れて茹でて灰汁抜きをした後、水気を良く切って細かく刻み、ごま油を引いたフライパンで炒め味噌、砂糖、味醂などで味付けをします。
たくさん出来たときは瓶に小分けして冷凍しておくと長く楽しむことができます。

【酢の物】
フキノトウを良く洗って塩を入れて茹でて灰汁抜きをした後、水気を良く切って細かく刻み三杯酢(酢 4:だし汁4:しょうゆ2:砂糖4:塩1/2)で和えます

【天ぷら】

開ききらないフキノトウはよく天ぷらに使いますが、伸びきったものも花の部分を取り去って鱗片葉のまとまって着いている部分だけを揚げるとバラの花の様に見えて一風変わった天ぷらができます。

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冬芽(11)

2009年03月25日 | 冬芽と葉痕

今回も外国産の樹木の冬芽です。

まずは、カラタチ(ミカン科)です。中国産で垣根などに植栽され球形の黄色い果実を着けます。緑色の枝にあるとげは茎針で枝と同じくらい太く先端は鋭く尖り刺さると非常に痛いです。
冬芽は互生し、とげと枝の叉に着いて半球形、葉痕は半円形でかわいらしいかたちをしていますが、見方によっては筋肉マン・・・?



次は、北アメリカ産のユリノキ(モクレン科)です。冬芽は互生し楕円形で2枚の芽鱗に包まれます。頂芽は側芽よりも大きく明らかな芽柄を持ちます。モクレン科の特徴である托葉痕が枝を一周しているのが分かるでしょうか。



ユリノキは私が学んだ大学の正門から校舎まで、車道の両側に大木の並木になっていたのが懐かしい思い出です。

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冬芽(10)

2009年03月24日 | 冬芽と葉痕
前回のキササゲもそうですが外国から渡来した樹木の冬芽は特徴的なものが多いようです。そこで外国産の樹木の冬芽を続けて見てみましょう。

まずは、
シンジュ(ニガキ科)です。
別名をニワウルシと言いますがウルシのようにかぶれることはありません。中国原産の高木で野生化して各地に生えています。若枝には褐色の皮目が多く、葉は奇数羽状複葉で互生します。葉痕は非常に大きくハート型です。和名のシンジュ(神樹)は英名を直訳したものだそうです。



次はハナズオウの花芽です。
ハナズオウも中国原産の低木で各地の庭に植栽されています。マメ科ですが葉っぱを揉んで匂いを嗅ぐと青リンゴのような匂いがします。
モコモコで楕円形の頭状になったものが寄せ集まっていて一度見たら忘れられない冬芽ですよね。

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冬芽(9)

2009年03月23日 | 冬芽と葉痕

週末は釣果報告、平日は自然もので、特に最近は冬芽ネタが多くなっていますが、もう少し続けさせていただきます。

今回の一つ目はキササゲ(ノウゼンカズラ科)です。

キササゲは中国原産の落葉高木で各地に植栽されているほか、川岸などに生えているものが見られます。マメ科ではないのですが果実がマメ科のササゲのように細長く垂れ下がるので「キ(木)ササゲ」
の名前が付けられました。
8~12枚の芽鱗に包まれた球形の冬芽は少し大きくなるとバラのように見えます。仮頂芽は側芽とほぼ同大で側芽は三輪生または対生します。葉痕はほぼ円形で周辺部が盛り上がって噴火口のように見えます。ちょっと変わったものとして写真のように葉痕の下部が突起のように残っているものがありました。



木の形や花の形を見るとノウゼンカズラとは似ていないような気がするのですが、冬芽は良く似ているような気がします。下の写真がノウゼンカズラ(少しボケています)の冬芽です。見比べて下さい。



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マス釣り3

2009年03月22日 | 渓流釣り

3日続けてマス釣りに行ってしまいました。今日も子供達が来るため9時までの予定で5時に出発、西毛グラウンドプール前の駐車場に着くとYさんが準備中です。一緒に昨日釣れた場所に行くと既に一人の釣り人が釣っていましたが釣れないとのことです。
イクラを付けて何度か振り込んでやっと1尾が掛かってきました。Kさんが到着して下流へ、Yさんは上流の瀬へと移動しますが、昨日沢山釣れたと言うことで数が減ったのでしょうか、あまり釣れません。そして釣り人もほとんど居ません。



3尾を釣ったところで芳しくないので、初日に入った九十九川に移動です。多分下っているだろうと言う事で頭首工の上流に入るとライズの波紋が立っています。何度か投入すると結構大型が掛かってきて2度も細糸を切られてしまいました。ここでも5尾を釣ってから当たりが無くなり、上流の瀬まで移動しますが1尾が出たのみで時間が来たので終了しました。9尾でした。

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マス釣り2

2009年03月21日 | 渓流釣り

昨日に引き続きニジマス釣りに行って来ました。今日は予定があって10時頃には帰らなければならないので5時15分に出発、5時半に西毛グラウンドプール前に到着しました。すでにKOさん、Kさんは到着していて、他にも15名ほどが釣っていました。
Yさんが到着して一緒にKO、Kさんのところに降りて行くと「遅いぜ!今入れ掛りだよ・・・」と7~8尾を既に釣っていました。慌てるとダメなものでベストを忘れ車に取りに戻り開始できたのは6時近くでした。
最初は0.8の仕掛けで開始しましたが喰いがイマイチなので0.25の仕掛けに替えるとポツリポツリ当たり始めました。



餌をイクラ、ハチッコ、モロコシ、ヤマメ卵などに変えながら、また少し誘いをかけながら釣って9時30分頃に終了しました。家に帰って数えてみると31尾いました。
3時過ぎまで釣っていたYさんとKさんは、それぞれ25尾と40尾だったそうです。もう居ないだろうな!

でも、明日も用事があって遠出は出来ないから、朝だけでも行ってこようかな!

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ニジマス放流

2009年03月20日 | 渓流釣り

今日3月20日は春分の日でお彼岸の中日・・・なのに上州漁協は恒例のニジマス放流です。
今年からは上流の渓流区間にはニジマスは入れないということで、磯部地区か安中地区に行くしかありません。仲間と相談した結果、あまり混まない体育館前に行くことにしました。(これが間違いだったのは後で知りました・・・)
10時ごろ到着して様子を聞くと「2箇所くらいに纏めて入れちゃったよ」との事です。何があったのかは定かではありませんが安中地区の役員さんが全員辞めてしまって本部(高碕?)の人たちが放流に来ていたようです。
開始時間の正午が近づいたので準備をして川岸に立ちますが、天気予報どおり風が強くなって大きい錘を付けてもまき上げられるほどの状況になってしまいました。案の定、当りが分からず餌の食いも悪くなかなか釣れません。回りの人たちも釣れずにあっちへ行ったり、
こっちへ来たり・・・上流に釣り上がって行ってやっとツ抜けです。

カメラを持っていかなかったので携帯で撮影です



仕掛けがトラブって車に戻って直し、ついでだからと細めの仕掛けに替えて下流に行って再開です。暫く釣れずに下りこみます。飛び石の下流の瀬でやっと釣れはじめて、その瀬の中を丁寧に探って数尾を釣り上げ4時に終了、16尾のみでした。
夕方、仲間から情報が入って来て、プール前や久吉橋で大釣りした人がたくさん居たそうです。明日はそっちに残りマスでも釣りに行きますかね・・・。

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冬芽(8)

2009年03月19日 | 冬芽と葉痕
特徴的な冬芽の続きです。
ネバネバの代表は、なんと言ってもトチノキです。大きな冬芽が芽鱗に包まれ、その上をネバネバが覆っているというとっても厚着の冬芽です。ネバネバにゴミがくっついているのが分かりますか?



次は副芽と言う予備の芽を持ったコゴメウツギです。2つ有ればどちらかが欠けても大丈夫と、保険をかけた冬芽なのです。二つとも無事なときは春になって伸びるのは一つだけで、もう一つは萎びてしまいます。

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冬芽(7)

2009年03月18日 | 冬芽と葉痕

冬芽は乾燥や寒さという冬の厳しい環境から身を守るため、芽鱗に覆われたり、毛が生えたり、ネバネバで覆われたり、副芽と言う予備の芽を持ったりしています。これら特徴的な冬芽を見てみましょう。

芽鱗が大きくよく分かるのはミズナラの仲間でしょうか。この写真はフモトミズナラのものです。25~35枚の芽鱗に包まれます。芽は大きく何となく五角錐になっているのが分かるでしょうか。枝を横に切断すると随も五角形になっていますよ。



毛に覆われた芽鱗に包まれる冬芽の代表はモクレンの仲間です。特に花芽は毛に覆われているものが多いような気がします!

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冬芽(6)

2009年03月17日 | 冬芽と葉痕

冬芽ネタが続きますが、この時期しかないのでご勘弁を!

特徴があって面白い形の冬芽は葉痕とセットで形作られていると以前書きましたが、冬芽(4)で紹介したニセアカシアのように棘も特徴付ける要素となることが多い気がします。
そこで、棘が大きな要素となっているものを2つほど紹介します。

最初はサンショウです。サンショウの棘は対生しているのが特徴ですね。近似種のイヌザンショウの棘は互生します。この棘を腕に見立てるとタクトを振る指揮者に見えたりするのですね!そして頂芽を見れば裸芽という事が一目瞭然でしょう。



こちらは何処かで見たことのあるユーモラスな怪獣に似ていませんか?



そして、次は一般的な冬芽ではないのですが、ハリギリの幹に作られた造形です。普通の頂芽はこんな感じにはならないでタラノキを少し大柄にしたような冬芽なのです。それが太い幹にヒコバエが出てきて少しずつ生長しその先端に芽を付けたものです。両脇の棘がまた良い感じで出ていて、まるで「オットセイ」のようではありませんか!



一般的なハリギリの冬芽はこちらです。

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