「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

バレンタイン

2010-11-27 15:45:03 | Weblog
ハリウッドで製作された「バレンタインディー」という映画が、今春日本で公開されました。この映画はロサンゼルスを舞台に、恋愛と完璧なバレンタインを求める老若男女15人の愛の行方を描くラブストーリーです。
バレンタインは日本を除く世界中で「花屋」が主人公となる日です、この映画でも花屋と花が愛のキューピットとなりいくつもの愛が芽生え、愛が深まり、愛が燃え上がります。

来年の2月14日のバレンタインは様相が少し変わります、「本物のバレンタインはじめよう」という業界初の統一キャンペーンが決まりました。
チョコレートでなく男性から女性に花を贈る本物のバレンタインディーを目指す取り組みです。

日比谷花壇、青山フラワーマーケット、JFTD、日本フローラルマーケティング協会、日本花普及センターなどで構成するフラワーバレンタイン推進委員会なるものが出来、推進委員長を青フラの井上社長が引き受けました。

この組織は単年度で終わるのではなく、また単年度の成果だけを求めるのではなく、息長くバレンタインに男性から女性に花を贈る習慣を根付かせようという取り組みです。

勿論、街のお花屋さんがこのキャンペーンに参加したいと思えば参加費(一万円)を払えば先に紹介した映画「バレンタインディー」のDVD、ポスター2枚、バレンタイン参加キットが供給されます。

このキャンペーンに参加するのは小売店だけでなく、この取り組みに共感する、支援しようと思う団体企業も一体となり推進します。
仲卸の組合でもあります、全国花卸協会も支援団体として協賛する予定です。

「本物のバレンタインはじめよう」は花業界は「チョコレートではなくバレンタインは花でしょう」と悔しい思いを強いられてきた、物日でした。
そういう意味では時機を得た取り組みですが、私達、花を供給する側は世界中で需要が勝り、供給が不足します。
今までは世界で唯一、バレンタインにもかかわらず急激に赤いバラの値段が上がらなかった国です。
今回のキャンペーンでも花の種類や、花の形状を問わず、各個店がそれぞれで工夫して男性から女性に花を贈ってもらうプロモーションをすることと成っております。

花を買って贈った男性、花を贈られた女性が「贈って良かった」「贈られて嬉しい」と思ってもらえる花を供給する責任がわれわれにあります。
本当に根付いていて行くには「本物の花」を売らなければならない。

バレンタインの主役が「花」監督演出が「花屋」、私達も脇役で頑張れる、そんなバレンタインが来ることを願い、出来ることからはじめます。