「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

尖閣列島

2010-10-03 09:53:59 | Weblog
今日は少し良い話、ずいぶん昔のことですが、1919年、今から90年も前のことです。
海が嵐で一艘の船が沖合いで難破しておりました、その船に31人の乗務員が乗っており、アホウドリの羽の加工や鰹節つくりをしていた古賀善次は自らの船を出し31人を救出します。
衰弱していた彼らを手厚くもてなし、無事彼らは祖国へ帰っていきます。
翌年、この救出に当たった古賀善次氏と手厚くもてなした石垣島民に彼らの祖国から感謝状が贈られます。
彼らの祖国とは中国、難破した海は尖閣諸島魚釣島、感謝状のあて先は「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島内・・・」中華民国長崎領事の捺印が押してある中国政府の出した確かな文書です。

尖閣列島は善次氏の父親古賀辰四郎氏が発見、明治政府に日本の領土として承認するように働きかけ、30年の無償借受を日本政府とむすびます。

以前、魚河岸三代目のモデルにもなった築地の仲卸亀和商店の和田社長にお話をうかがった事がある。世界中で魚が乱獲され、このままだと近い将来、魚業も魚の仲卸も無くなってしまう、和田社長は持続可能な漁業を目指し、そのような漁法で取った魚を中心に扱っている変わった仲卸です。
その話の中で「魚は無主物で、持ち主がいない、取った人にその所有が認められる」「だから取り放題で資源が枯渇するのです」と話された。

無人島、誰の先有権もない、領有権も発生していない、これは魚と同じ無主物であると国際法で定めています。
発見をし、所有権の宣言をし、他国から異議がなければ固有の領土と認められたことになる。

日本が尖閣列島を固有の領土との宣言をしてから70年以上どこの国からも異議が出ませんでした、そればかりか先の中国政府の正式の書面でも尖閣列島は日本の領土であることを謳っています。

国際社会に声を大にして、道理と正義を訴える、相手がいかに矛盾した行動を取っているか?しっかり発言しなくてはいけません。