~あらすじ~
「驪山に首塚、触れてはならぬ。寄ればたちまち首が飛ぶ」不気味な歌が流行る秦の都・咸陽で怪事件が続発。
「首塚に現れた人食い女」「若い娘の連続失踪」「皮だけが残る大量の死体」「人造人間の出現」街を恐怖へと陥れるは化生たちの仕業か?
そして「驪山」に隠された始皇帝の野望とは? 伝説の方士・徐福の弟子たちが、巨大な都の秘密を暴く。
~感想~
いつもながらの達者な筆さばきで描かれるシリーズ第三弾。
今回はこの時代の初心者にも馴染みの深い、始皇帝陵と兵馬俑が舞台となっているので、取っつきやすさはまず合格。
冒頭から化物の登場と死体消失という派手な謎が現れるが、そこから先の流れは少しごちゃついてしまう。
次から次へと奇怪な現象が立ちのぼっては消え、最後には連関してみせるのだが、やはり個々の結びつきが強引で、膝を打たせるところまでは行かない。
しかしいつも通りにクライマックスのチャンバラ活劇は大いに盛り上がり、歴史ファンにはお待ちかねの有名人物までそこに絡んできて、香港映画ならば止め絵でスタッフロールが流れだしそうなラストまで一気呵成の流れで、読後感は満点。
このシリーズがいったいどんな結末を迎えるのか、大いに楽しみである。
11.8.31
評価:★★★ 6
「驪山に首塚、触れてはならぬ。寄ればたちまち首が飛ぶ」不気味な歌が流行る秦の都・咸陽で怪事件が続発。
「首塚に現れた人食い女」「若い娘の連続失踪」「皮だけが残る大量の死体」「人造人間の出現」街を恐怖へと陥れるは化生たちの仕業か?
そして「驪山」に隠された始皇帝の野望とは? 伝説の方士・徐福の弟子たちが、巨大な都の秘密を暴く。
~感想~
いつもながらの達者な筆さばきで描かれるシリーズ第三弾。
今回はこの時代の初心者にも馴染みの深い、始皇帝陵と兵馬俑が舞台となっているので、取っつきやすさはまず合格。
冒頭から化物の登場と死体消失という派手な謎が現れるが、そこから先の流れは少しごちゃついてしまう。
次から次へと奇怪な現象が立ちのぼっては消え、最後には連関してみせるのだが、やはり個々の結びつきが強引で、膝を打たせるところまでは行かない。
しかしいつも通りにクライマックスのチャンバラ活劇は大いに盛り上がり、歴史ファンにはお待ちかねの有名人物までそこに絡んできて、香港映画ならば止め絵でスタッフロールが流れだしそうなラストまで一気呵成の流れで、読後感は満点。
このシリーズがいったいどんな結末を迎えるのか、大いに楽しみである。
11.8.31
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