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小金沢ライブラリー

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ミステリ感想-『硝子の家』アンソロジー

2001年03月01日 | ミステリ感想
~収録作品~
硝子の家  ――島久平
離れた家  ――山沢晴雄
鬼面の犯罪  ――天城一

このミス17位、本ミス7位


~感想~
短・中・長編3作品に、ヴァン・ダインの「探偵小説作法二十則」 ノックスの「十戒」
さらに山前譲の「必読本格推理三十編」を附した文庫の雑誌。

『硝子の家』
長すぎる。短編にしてこそ味が出たのでは。

『離れた家』
なんだこれは。なんなんだこれは。二重三重四重五重の読者にはとうていついていけない、網の目のように編まれたトリックとプロット。理解することすら困難。もっと透明であれば前人未踏の傑作。

『鬼面の犯罪』
なんだこの傲慢なおっさんは。


01.3.1
評価:★★★ 6
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