昨日は、秋晴れの気持ちのよい日で、立山室堂平へ出かけました。
今はもう紅葉の季節が終わって、初冬を感じさせるような風景は山肌も茶色っぽく見えました。
10月29日気温1℃ 日差しがあるので思ったより暖かかったです。
ミクリガ池
立山とミドリガ池
ライチョウの姿もなく、イワヒバリやカヤクグリの声も聞こえてきませんでした。山を下りたのかな?
ホシガラスが食べたハイマツの実の跡や石の上に残された置き土産に、誰かが来ていたことを想像するだけで…寂しいものでした。
それから、浄土山の隣の(低い山)室堂山へ登りました。
山頂からの北アルプス眺望がよかったです。
戦国武将佐々成政が厳冬の立山越えをしたザラ峠(くぼんだと所)と遠くに槍ヶ岳、笠岳もきれいに見えました。
槍ヶ岳
奥の薬師岳がほんのり雪化粧しています。平野部から見ると素敵な山です。
眼下にカルデラが望めます。 立山火山活動とその後の侵食によって作られたと言われる立山カルデラです。
1858年4月9日に発生した飛越地震によって、鳶山が崩れた土砂が今も堆積して、砂防工事が続けられています。
新湯と刈込池も見えました。
浄土山
浄土山と、室堂山の境では、隆起して出来た浄土山の白い花崗岩と火山によって出来た室堂山の黒い安山岩の境界が見られる場所と聞くと、なるほどと思います。
山の上から、雄山神社の社務所が近くに見えました。
生き物では、ミヤマフキバッタと、
渡りのカラスを見ただけ。5~6羽カーカー言いながら飛んで行きました。
帰りに美女平で紅葉を少し眺めて帰りました。終わりかけていましたが、ブナの紅葉がまだ残っていてきれいでした。
ナナカマドの実
ハウチワカエデ
アルペンルートは、11月末まで運行されるようで、最盛期ほどではありませんが、この日も中国?から訪れる観光客の人たちが賑やかでした。
車道沿いには、来春の除雪用の長いポールが立てられ、山小屋も冬支度のようです。間もなく訪れる厳しい冬の気配を感じました。
風景写真が長くなりました。最後まで見て下さってありがとうございました。