遠藤こどもクリニックは小平市の小児科アレルギー科のクリニックです。こども達の近くにいる診療を心がけています。

腰痛とメタボからの脱却とアンチエイジングを決意した65歳体育会系小児科医の日記

舞い上がる

2010年11月05日 | 日記
開院して、もう12年も
経ちました

小学生だった息子たちは
大学生です

小さかった女の子の患者
さんは看護士さんになる
ための学校に入ったのも
嬉しい出来事です


自分への御褒美と
長男とのコミュニケーション
兼ねて、先日ゴルフに
行きました

ボールをわざと少なめに
持ち、無くさない緊張感
を与える予定でした

ゴルフ場に着くと、もう
一人が一緒になっても
良いかと聞かれました

ゴルフのレベル、人見知
りな性格の長男を慮って
一度は断りました

のんびりトイレから出て
きた長男に聞てみたら

”いいよ~”

の返事です

朝早く駐車場にシューズ
を忘れたのは相変らず
ですが、人見知りなのに
第三者を入れるのを承諾
してくれたのは進歩です

勉強なると思いますから
とゴルフ場の人に言われ
ました

カートに積まれたクラブ
は本格的アスリート仕様
です

どんな人かと思いながら
待ちました

僕より年上、でも細身の
アスリート体型です

一球打っただけで

″この人は違う、本物だ″
と解りました

たいした事ないオジサン
とまだ真面目には取り
組んでいないへっポコ
ゴルファーに一緒に
なった人はあとで聞い
たら、日本で120人しか
出られない競技にも出た
ことがある現役のトップアマ
でした

僕が注意しても普段なら
まったく聞き入れて
くれない長男は、その人
が言ってくれると素直に
聞いています


昼食の時に、もうすぐ
還暦、大学時代は別の
球技の体育会レギュラー
と言われ納得しました
素質がある人が、とんで
もない練習量を経ての
姿でした


午後は、持たされる時間
が長く有難いことに長男
へのレッスンが始まり
ました

途中で長男が言いました

〝言っている事は何と
なく解るけど、僕には
一生出来ないと思う

お父さんとやってた
小学校の少年野球の
チームで甲子園の常連校
と試合する様な状態なん
だね〝

状況が解るだけ成長を
とげていました

ずっとカートに乗らず
真っ直ぐ歩いて行ける
本物のプレイヤーに
ついていくため僕らは
走りました

緊張すれば、するほど
ボールは曲がり、無く
なってしまいます
少な目に持ってきたこと
を後悔しました
ギリギリで足りました


終わった後に2人で感動
しながら、

〝でも、こんなに疲れた
ゴルフ初めてかも〝

と話しました


帰りに、御礼と連絡先を
失礼とは思いましたが
渡すと、

〝ありがとうございます
後で電話させていただ
きます〝

と言われました

社交辞令と思っていたら
自宅に帰りにしばらく
して知らない携帯からの
着信がありました

〝今日、御一緒させて
いただいた○○です
これが私の携帯番号です
楽しい時間を過ごさせて
いただきありがとう
ございました
機会があったら、また
御一緒しましょう〝

僕はしどろもどろに
なりつつ、携帯電話しな
がら頭をさげていました


息子はモチベーション
が明らかに上がりました
が、相変わらず素振りを
しません

僕は今年最後のゴルフの
つもりでしたが、冬眠を
するのをやめました
春まで努力します

全盛期なら、もちろん
敵うとかでないにしろ
恥ずかしくない、
迷惑をかけないプレー
が出来たと思うし、
アドバイスも受けたかった
思いました

きっと無いだろうけど、
もし、またその方と一緒
にプレーをする機会が
あったら、二度と恥しい
姿を見せたくないから、
正直このままでは悔しい
からもう一度だけ努力
することにしました

悔しさはバネです
あんまり弾力性ないバネ
だけど、久しぶりに
恥ずかしくて、悔しくて
頑張ろうとする自分に
期待してます