ずいぶん前だけれど
井の頭通りを夜遅くに
車で走っていて信号で
停止した。
隣にアメリカンの大型
バイクが止まった。
とても優しい感じの
今の自分よりもきっと
年配の方が乗っていた。
ウィンドウをあけて
「とても格好いいですね
お気をつけて」
と迷惑かも知れないけれど
声をかけた。
信号がかわってスタートして
迷ったけれど先行して
バックミラーでみていた。
自由の翼2号はその時みた
バイクだ。
重いし、曲がりにくいし
運転は簡単ではないので
乗るのに覚悟がいる。
ほんとにたまにしか乗らない。
自転車で散歩みたいに乗れる
自由の翼1号ですら今年まだ
3~4回しか乗っていない。
もう持っていることの
プレッシャーはもうない
けれど、危ないから
本来は卒業すべき
雨にもほとんど濡れず
室内で保管、格好良さそう
にカスタムもしているので
愛着はあるけれど、
そろそろ卒業だと考えて
査定もしてほとんど売る
ことに決めていたのに
締切30分前にもう1年
だけは持っていることにした。
涼しくなったら、
もう1度いつものコースを
1号と2号で走ってから
また考えればいい。
たぶん、いやきっと、
遠くには行かないけれど
いつでも行ける自由の翼は
もう13年目に入る。