遠藤こどもクリニックは小平市の小児科アレルギー科のクリニックです。こども達の近くにいる診療を心がけています。

腰痛とメタボからの脱却とアンチエイジングを決意した65歳体育会系小児科医の日記

遺産と輪廻

2009年04月23日 | 日記
長男は体育会系の寮生活
で食べる物を確保したら
あとはやりたいことしか
しなくていい生活が終わ
りました

都会のきらびやか生活に
やっと戻れると思ったら
厳しい解剖実習が始まり
四苦八苦です


次男はテニスなら疑問は
なく毎日素振り、夜中に
止めないから親が説得
する生活が終わりました

S台予備校の授業が難し
いことようやく気付き
四苦八苦です


僕は体育会系な生活が
普通だったのに捻挫
したり、自分で決めて
ゴルフ命の生活が終わり
ました

1ヶ月前から再開した
けれど上手くいっていた
時期があるから下手くそ
な自分にイライラするし
四苦八苦です


最近は家族内に新たな
システムが構築されています


十二分にレッスン受けて今は
上手くなけど他人の欠点
はすぐに解る僕が長男に
ゴルフを教える


今はもう受験の知識は
痕跡程度しかないけれど
予備校で覚えた近道だけ
はまだ身体が覚えている
長男が次男に勉強を教える

次男はもう時間の余裕は
ないけれど妻の韓流な
会話に唯一耐えられて
いたからチケット取れない
の話に付き合う


世の中は遺産を残して
輪廻していると思います


心の中でまだもらって
いない遺産と廻っては
来ない輪廻を思います


『どうして~妻からは何
 も返ってこないだろう』

きっと返ってはこない
だろうけれど、
僕は待ち続けます
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工夫

2009年04月20日 | 日記
小学校低学年の頃、半年
に一度くらい定期検診
に通っていました


『これから背が急に伸び
 ていくから、背骨が曲
 がりが強くならない
 ように右の靴に工夫を
 しましょう』

と先生がいいました


母は知り合いの靴職人
さんにすぐ頼んでくれ
ました

何回かの調整をへて
"片方だけシークレットシューズ"
が完成しました


でも企画ミスがありました

小学生はあまり革靴は
履きません
目立ってしまうから
ほとんど出番はありま
せんでした

ほどなく踵が高くなった
足底板を作ってもらい
ハイカットのバスケットシューズに
入れて履いていました

中学生まで足の長さの差
に合わせ足底板の調整
しながら使いました

高校の頃にはお洒落に
なって革靴を履くように
なり、足底板も使わなく
なりました


大学は北国だったので
冬はスキーをすることに
なります

シーークレット靴底を使い
背骨は曲がることなく
成長しましたが、右足首
の関節は伸びた形で硬く
固まり、右足の踵は地面
には着きません

スキー板を平行に出来ない
ないから、足底板を自作
しました

厚い靴底に使い古しの
卓球のラパーを重ねスキー靴
用の足底板を作りました
力作です

効果はありました


でもスキーは僕の性格には
合ってはいませんでした

寒いと3本滑ったら身体を考えロッジで休憩し、吹雪
なら安全策をとり、まず
は待機する固い性格です

スキーは降りてこられる位
で終わりました

努力と根性が僕に足り
なかったとは思いません
合わなかっただけです

医師になってからは
使い古しの未熟児センターの
サンダルを廃品利用して
ゴルフシューズの足底板を
当直しながら作ってました
前向きな努力家です

その頃ろに買ったコンバース
のバズケットシューズを
ほとんど履かないまま、
引っ越しの度に捨てろと
言われても捨てられず、
20年以上持っていました


"いつか息子が履く"

と思っていましたが
今時の青年はコンバースは
履くし、何種類も持って
はいても基本ローカットでした

大事に保管したコンバース
が履かれなかった理由は
ハイカットだったからでした


その後、イタリア製の革靴も
買いました

底が減るからビビって
一度しか履いていない
極上のドライビングシューズも
持ってます

似合わないものはやはり
履かないままです


今でもこだわりは足底板
です

プロスポーツの足底板を
作っている理学療法師
さんに毎年、横浜まで
通って作っもらいます


初診の時は予約してから
半年間待ちました


モデル歩きを繰り返し
ながら調整して時間を
かけて作ってくれます

妻もびっくりする位に
ビッコな歩き方でなくなり
ます

でも体調変わるとズレを
やはり感じるのは自分の
せいです


靴は好きです
知る人はよく知っている
スケボー用の靴がマイブームです
なのに家族は誰も新しい
ものについていく僕に
気付いてくません
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電話

2009年04月17日 | 日記
電話がくるのを何処へも
行かずに待ったのは
25年前、大学生の頃でした

電話がきたら、何時でも
行ける準備していたのは
20年前、医者になって
間もない頃でした


電話が来るのが予想出来
るようになったのは
15年前、それなりの医師
になれたかもしれないと
感じ始めた頃でした


電話が携帯になり、メール
するようになったのは
10年前、開業して毎日が
慌ただしい頃でした


電話でメールするツールに
なったけど、暗いと文字
が見えなくなってオヤジ
だとしみじみ感じたのは
5年前、バリバリのアスリーの頃
でした


電話がなると、年老いた
僕と妻の両親や子供達に
何かあったのかもと、
まず始めに心配になる
のは最近は普通です


昨日昼に母親はどうして
いるかと実家に電話した
ら留守電でもなく誰も
でません


あわてて上の姉に電話を
したら、母と姉2人が
認知症で施設にいる父の
見舞いにいってました

それなりに安定してる
父の様子を聞いて安心
しました


夜、仕事が終わって携帯
をみたら下の姉から留守
電が入ってました


"お父さんの呼吸状態が
悪くなって施設から病院
に移ったから詳しい話は
お兄ちゃんに電話して聞いて"


大正生まれの父は慢性肺
疾患もあるから、急変も
ずっと前から覚悟してました

病院に向かう車で以外に
職業がらかとても冷静
でした

でも面会に行っても半分
は寝ているし調子がいいと

"もう暗くなって危ない
から早く帰れ"

と僕をまだ子供扱いする
父がいなくなってしまう
かも知れないと考えるの
はとても寂しいことでした

幸い病院に着いた頃には
父の呼吸は安定して
意識もしっかりしていました


胸をさすったら
びっくりして目を開けて
頷いてくれました


少しの間、無理すれば顔
を見に行けたのに
サボッていたからに父が
怒ったのかも知れないと
思いました


去年はガッツポーズする様
な大きな幸せもありました

でも何もないけれど不安
がないこと小さな幸せが
続くことも、とても有難
いことだとしみじみ思い
ました


明日何があるか誰にも
解らないけれど、みんな
も自分も普通でいられ
たら、それは十分に幸せ
なんだと思います


妻から○方○起の東京
ドームのコンサートチケットが取れ
た絵文字メールが嬉しそう
で、それは十二分に幸せ
に思えます
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心が折れそうになること

2009年04月15日 | 日記
頑張れば出来るはずで
努力も少しはしている
のに上手くいかないこと
が続いています



明日からは絶対に健康的
に痩せようと決心して
これが最後だからとお腹
いっぱい食べてしまい
ウェストが変わらない日
がずっと続いていること



でも体重はそんなにない
と思っていたけれど、
自宅体重計が低めにでる
ことに最近気付いて
しまったこと

家でしか測らない妻の心
はもっと折れました



ジムに入ってもう半年、
次第に足が遠退きはじめ
平泳ぎ何とか習得した
けれどバタ足がまったく
進まず息継ぎが出来る
見通しがまったく立たず
クロールが泳げる気が
しないこと

やれば出来るはずの100m
個人メドレーをなかば
諦めてしまっていること



得意だったゴルフを思う
ところあってしばらく
やらなかったら始めた
頃のスコアになってしまっ
たこと

"このパットが入らなか
ったらもうゴルフを今後
一切やめよう"

と思いながら打ったら
バットは入りました

"神様はまだ僕を見捨
ててはいない"

と感じたから一週間
素振りしストレッチしてパター
も練習して挑んだ次の
ラウンドの結果が一打しか
違わなかったこと



以前は年に数個しか
なくさないから傷ついて
ボールを交換していたのに
朝3個買っても昼にまた
ボールをまた買わなければ
ならないこと



そんな自分の技術と気力
に心底不甲斐ないと思え
ないこと



思い切って自分のご褒美
に買ったスポーツカーなのに
あまり乗らなくなり存在
が重くなってきたこと

しかも景気の影響で売る
に売れないこと

気持ちを変えたいから
次の車はオープンだと
密かに企てているけれど
花粉症の妻に絶対反対
されると予想されること


もうすぐ半世紀生きた
ことになるけれど、
書き出したら沢山書ける
今の状況にも心が折れ
そうになります

美容院にも行ったし半袖
の季節だし、梅雨までに
明るい私になりたいと
思います
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初めてのクロール シーズン2

2009年04月09日 | 日記
桜の花の中、みんなが新しい
スタートを切りました


長男は2年生になり東京に
戻ってきて、一日中パジャマ
かと思ったら、5日連続で
飲み会(うち3回はオール)
だったりします


次男は初めて真剣に講習を受け
テッペンが見えない険しい道を
歩き始め、部屋にこもってます
でもまだご飯食べながらテレビ
みてお腹抱えて笑ってます
追い込まれてません


妻も4連続外出の新記録のあとは
○方○起のチケット入手に命を
賭け、ファンクラブにも入会しました


ふと自分を省みたら、
ジムは週一行ってないし
行ったら卓球だけして終わります

もちろん水着はトランクのなかで
乾燥したままです


モチベーションがあがらず3カ月近く
ゴルフをしないでいました
もう再開しましたが、練習しても
この10年でワーストのスコアでした
もうやめるかを真剣に悩みました


マッサージに担当の人に
『あれっ?肩周りまた硬くなってます
 水泳してないですか?』

整体の先生には

『足に裏側めちゃくちゃ硬いです
 ストレッチしてないでしょう?』


正直言います
楽な方へと流されてました

初めての平泳ぎの後半は
”もう泳げるし”とサボりました

50mはまあ楽に泳げる自分に
満足てしていました

”肩こり解消には背泳ぎだな”
と勝手に判断し、背泳ぎのレッスンが
あったら水泳再開と決めてました


”このままじゃ自分には春は来ない!”

ことに気がついた僕は今週から生まれ
変わりつつあります

ジムにも行きました 
きちんと30分歩きました

次の日は妻と神社まで往復45分歩きました
ついでに草むしりしたら腰痛で整体と
マッサーッジにダブルで行きました

今日は避けていた水泳もしました
予習復習した平泳ぎは身体が覚えてました
”努力は人を裏切らない”としみじみ思いました


無駄な努力は遠回りだと思うから
通える水泳のレッスンはドロップアウト
したクロールでしたが参加しました
褒めてあげたいくらい前向きです


4月から6月までの間は
『初めてのクロール』
にしかたなくではなく通います

若くて親切そうな男のコーチの
説明は分かりやすく、目からウロコ
ライバルも同年代の男のひとです


しかし
① バタ足が進まない
② 肩が回らない
③ もちろん手と足は同調しない
④ 息継ぎしようとすると沈む
⑤ 結果25mを4回に分けて進む
のが現状です

一年以内に100m個人メドレーが夢
だからバタフライはまだ考えないことに
してもクロールが第一関門です

この話題はおそらくは長期連載の予定です


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Kちゃんのこと  (その3)

2009年04月08日 | 日記
きっとKちゃんには最後のお正月
になってしまうと思ったから、
教科書は頭にあっても、無理しても
良いと思いました

病院も年末年始体制に入る日に
Kちゃんは久しぶりに自宅に
帰りました


『何かあったらすぐに連絡を
 してください』

何時、ポケベルがなってもおかしく
ない状態でした

僕が大晦日に当直した時に連絡した時

『全然食べられなかったKが
 驚くくらいに食べるんです
 以前みたいな食欲です』

正月明けに一度病院にKちゃんは
戻ってきました

『玄関に着くなり、大きな声をだして
 膝が擦りむけるくらいに這って動き
 たがって困りました』

病院では寝返りもやっとで、ほとんど
食べられなかったKちゃんの一番の
薬は懐かしい家に帰ることでした

間違ってはいなかったけれど
足りなかったとつくづく思いました

それからは出きる限りの時間を
自宅で過ごすことになりました

事務に無理をお願いしたり、一度
退院の形にしたりしながら、
ひと時の幸せな時間でした

それでも、やはり少しずつ取り戻した
元気も失ってしまう時はきました

きっと苦しかっただろうし、痛かった
だろうけれど、痛いと言うことが出来ない
Kちゃんでした

桜の花を待たずにKちゃんは
先に逝ってしまいました

僕には眠るように見えたのは
自分勝手な思い込みかも知れません

あの頃の僕にはもっと長い幸せな時間
があったのを減らしてしまっていたように
思えます 勇気が足りませんでした

正しいことが最善ではないことを知り
患者さんとそのご家族に色々なことを
教えてもらいました

その時一人前には全然なっていなかった
ことを教えられ
今もまだまだなんだと時々だけれど
反省させてくれるのが
Kちゃんと過ごしたあの時間です
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