去年の積雪で雪かき道具が相次いで
経年変化で壊れ、人はいるのに
道具不足という状況になった。
買いに行ってもあるはずもなく、
建築業者さん専用の販売店にさえ行った。
品物も無かったが、その前に建築業の免許が
ないと売って貰えないシステムだった。
春になってスコップがようやく売り出されると
タイプの違うものを4本買った。
計7本あれば不足はない。
1回目の積雪で
「まるで秋田だ」
と思ったのは軽率だったと思う。
今回、こころの準備を怠っていた
様に思い反省している。
金曜日、家にたどり着いた時は
「夜半から雨、積もらない」
と頑なに思い込もうとしていた。
なんとなくどか雪になる不安はあった。
見て見ぬ振りをした。
土曜日、幸運にも思いの外早く
クリニックに着けた。
朝は玄関とスロープの確保で終わった。
診療に来た患者さんの家族は
「スコップあります?
時間あるから雪かきしますから。」
と言ってくれた。しかも複数。
有り難いと思う。
昼から、スタッフ総出で駐車場を
5台分確保した。1台分は雪で埋まった。
すぐに立ち上がれず、外の雪かきの音を
何となしに聞きながらやすんだ。
ようやく帰ろうと外に出たら、
若い人たち数人が楽しげに会話しながら
クリニックの前の道路のほとんど全部
雪かきしていてくれた。
「あそこに積んでしまいましたが、
大丈夫ですか?」
と爽やかに聞かれた。
「あっちは大丈夫ですが、あっちは…」
と答えただけで、この人たちは???
と思うばかりで先ずは言うべきお礼を
言えなかった。
まだ見ていないが夢にみるくらいに
自分の器の小ささを悔いあらためよう
と思っている。
ずいぶんかかった帰り道に、
きっと隣の小学校の若い先生達だと
思って、昨日連絡したら違っていた。
いったいどういう方だったのだろう?
これを読んだら連絡してください。
日曜日、動けなかった。
月曜日、駐輪場やスロープ、花壇を
雪かきしながら、木曜降ったら振り出し
だからどうしようと思った。
火曜日、今日は昨日より溶けないから
朝は諦め昼にかけた。
うず高く積まれた駐車場は今日は半分
と思い作業は開始された。
すでに始めていた。スタッフに加え
男の方が手伝っていてくれた。
「女性の方がしていたのを
見るだけでは申し訳ないので。」
ゆうに1時間お昼ご飯の時間だろうに
ずっと手伝ってくれた。
レントゲン写真の現像機のメンテナンスに
ずっときていてくれているコ◯カの石◯さん、
本当にありがとうございました。
半分のつもりが丸々車1台分のうず高い
雪が片付いた。
クリニックと薬局スタッフ総出、
午前中までのスタッフも帰らない。
ランニングハイなんて知る訳もないけれど
雪かきハイってあるかも知れないと思う。
前の舗装の駐車場はまだ雪が残っているが
大方片付いた。
うらの砂利の駐車場は太陽光にまだまかせている。
日陰から日向に傾斜しながら残る雪については
明日水曜は休養日なので、木曜日に考えたい。
雪ではない予想。うれしい。
総じて太陽頑張ってほしい。
スコップの準備は完璧だったのに、
身体の準備がまだだった。
腰はいたいがなんとなく肩こりは
楽になった気がする。
正しいフォームでの雪かきは
きっとトレーニングにもなるはずだと
確信している。