5月18日(日)長崎中医薬研究会の定例勉強会に行ってきました。
中医師・張立也先生による『中医学養生法』。
今回は夏の養生です。
ここ数年、日本の夏はどんどん暑くなりました。汗だく、ヘトヘトで帰宅したら、クーラーをガンガンきかせた部屋でビール!という気持ちになりますよね~。
しかし、やはりそれでは体によくないのです(;´・ω・)
そこで覚えておきたい夏の養生のポイントは3つ。
①陽気発散
②益気養陰
③健脾護胃
①の陽気発散とは、体にこもった熱を外に出すこと。それには汗をかくことです。
ピリッとしたもの、温かいものを食べて積極的に汗をかくと、体熱が放散されてす~っと涼しくなります。
クーラーで汗をひっこめると、毛穴が閉じて余計に熱がこもりやすくなるので気をつけましょう。
②の益気養陰とは、汗で失ったものをしっかり補うということ。
夏野菜、南国原産のフルーツなどは体の熱を冷ます性質を持ち、水分も豊富。
汗をかいた後はこうした自然な潤いを補給しましょう。
飲み物は麦茶がおすすめ。麦茶も体を冷まします。
③の健脾護胃とは、胃腸を保護するということ。
夏にはアイスクリーム、ジュース、ビールといった冷たくて水っぽいものを摂りすぎる傾向があります。
これらに共通するのは糖質が多く含まれているということ。冷たいものも甘いものも胃腸を弱らせます。
胃腸が弱ると体に余計な水が溜まり、消化器系の不調や、鼻水・アレルギーの原因にもなります。
夏はしんどい季節ですが、楽しいこともいっぱい。
元気な体でエンジョイしたいですね!
(スタッフ:春田)