今日も閉店後、8時より全国の不妊症を勉強している先生方とテレビ会議方式による勉強会(お茶の間講座)がありました。
今回の症例検討は拒食症がきっかけの「無月経」10年の方と、子宮内膜症・子宮筋腫・子宮頚管ポリープがある不妊症の方でした。
拒食症によって体重が急激に減ってしまい、中枢性の無月経を起こしたのが原因です。
この方は胃腸がかなり弱く、ストレスも強いため体重がなかなか元に戻らないのが悩み。「胃腸をまず元気に!」との意見が各先生方から出ました。
BMIが17になると月経が停止します。女性は「痩せたい」とダイエットをしている人が多いですが、本当に痩せなければならない人はわずかです。
肥満の不妊リスクは2倍ですが、痩せている方のリスクは4倍。
「次の命を宿す」ということは、身体に余裕があって初めて出来ることです。
BMIの計算方法は…
体重÷(身長(m)×身長(m))です。
例えば、身長160cmで体重52kgの場合
160cm=1.6m 52kg÷(1.6m×1.6m)≒20.3となります。
BMIが22が標準体重。BMIが25以上の場合を肥満、BMIが18.5未満である場合を低体重とされています。
ぜひ、一度計算してみてください。
子宮内膜症や筋腫、子宮内膜ポリープを持っている方は、血行不良がかなり強く卵巣への血流が悪いと考えられます。
卵巣への血流が悪いと、質の良い卵子が育ちません。血行を良くし、腎を補うことで改善を目指します。
全国の先生とディスカッションすると、ご経験から色々な話が出てとても勉強になります。
4月18・19日には、東京でスクーリングが開かれます。
今回は、不妊症と男科(男性不妊を含む男性科)のお話しの予定です。交流を楽しみに、しっかり勉強してきます!
このスクーリングに伴い、
4月18日(土)は臨時休業とさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。