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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

攻め方を変えたレアル(Rマドリード対マンチェスターC)

2016-05-07 19:23:30 | ワールドサッカー
今朝、ラグビーに出かける前の時間を使って、欧州CLの準決勝2ndレグ、Rマドリード(以下レアル)対マンチェスターC(以下シティ)を見ていました。こういう、ホームアンドアウェイの戦いは、第1戦で出た課題をどう修正するか、チームマネジメントが表に出るので好きです。

第1戦はスコアレスドローでした。結果は勝てなかったとは言え、ホームのシティがモドリッチ(19番)の出す縦パスに狙いを絞ったカウンター狙いを見せました。それを見たレアルのジダン監督は、戦い方を少し変えてきました。

この試合は、ユーティリティプレーヤーのクロース(8番)がアンカーに入っていました。レアルのゲームプランは、モドリッチでなくクロースを起点に攻めるものでした。この狙いはうまくいきました。理由は、クロースの対面にいた、シティのトップ下のヤヤ・トゥーレ(42番)が負傷明けで動きが鈍かったからです。

シティは怪我人が続出しており、本来このポジションで起用したいシルバが、第1戦で負傷していました。アタッカータイプのスターリング(7番)がいますが、彼も負傷明けで90分使うのはリスクがありました。しかし、結果はスターリングでなくヤヤ・トゥーレを起用した采配がミスだったことになりました。

ボール支配率こそ、レアルとシティの差は小さかったですが、クロースが楽にボールを持てることでレアルはゆっくり組み立てることができました。クロースのサイドチェンジから、右SBカルバハル(15番)をオーバーラップさせる攻撃が面白いように機能していました。記録はオウンゴールになったものの、レアルの先制点もその形で、カルバハルからベイル(11番)にパスが出て、角度のないところからゴールになりました。

この試合では、レアルのエースストライカー、ロナウド(7番)が復帰していました。ロナウドらしい、ドリブルの強さとヘディングの強さを兼ね備えたストライカーらしいところは見られましたが、この日はノーゴールに終わったロナウドは本調子ではないです。スペインリーグで、メッシとロナウドが試合数を上回るゴール数の得点王争いが展開されている以上、ゴールという結果はジダン監督も期待していたでしょう。

それでも、シティに勢いが戻ったのは、後半16分のヤヤ・トゥーレoutスターリングinの交代からでした。1点でも入れるとアウェイゴールで勝ち抜けになるシティは必死で攻めましたが、ジダン監督仕込の攻撃時4-3-3、守備時4-1-4-1の可変システムが機能し、その1点を守り切ったレアルがトータルスコア1-0で勝ちぬけを決めました。

決勝は、Aマドリードが相手になります。RマドリードとAマドリードは3年連続でCLで対戦しており、2年前は決勝、去年は準々決勝でした。サガン鳥栖のような2ラインコンパクトサッカーを引くAマドリードの堅守を、レアルがどう崩すか、楽しみにしたいと思います。
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大宮戦プレビュー

2016-05-06 22:11:10 | 浦和レッズ
今度の日曜日、浦和はアウェイ、Nack5スタジアムで大宮アルディージャと対戦します。大宮は今季J2から昇格したばかりのチームですが、現在5位と好位置につけています。その理由は、2ラインをコンパクトに引いて、守ると決めたら徹底的に粘る守備が効いていると思います。

私が映像で見た、大宮対鹿島はまさにそんな試合でした。ボール支配率もシュート数も鹿島が圧倒した試合でしたが、終わってみるとスコアレスドローです。CBコンビの菊地と河本がチャレンジアンドカバーで鹿島FWを遅らせ、シュートをGK加藤が11本止めた故の無失点引き分けです。

その守備はJ1相手にも通用していますが、課題は攻撃です。鹿島戦ではボランチからのパスがうまくつながっていませんでした。どうしても、大宮は守備を第一に考えてサイドハーフを低い位置に置いているので、ボランチのパスコースが2トップしかないので鹿島DFに読まれてしまうのが理由と思います。

これを考えると、浦和の攻略ポイントはそのボランチからのパスだと思います。これを浦和ボールにして、圧倒的なボール支配率を実現すれば、きっとどこかにはシュートチャンスもできるはずと思います。また、大宮が2ラインコンパクトサッカーで浦和のアウトサイドを抑えてくれば、逆サイドのアウトサイドが空くという攻略ポイントもあります。

5バックでは、浦和のアウトサイドにぴったり同数が付くことが可能ですが、大宮が4バックの2ラインコンパクトサッカーで来るならアウトサイドは片方しか見られません。必然的に逆サイドのアウトサイドはマークを付けられないので、そこをサイドチェンジでうまく回してクロスまで持ち込むことは可能と思います。

もちろん、この2ラインコンパクトサッカーの相手に、浦和が苦しんできた歴史はあります。このサッカーを旗印にする鳥栖に相性が悪い現実もあります。しかし、歴史は塗り替えるためにあると、高い集中力でボールを支配して勝って欲しいと期待しています。
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ベネズエラから来た本塁打王(エルネスト・メヒア)

2016-05-05 15:26:18 | 他スポーツ
昨日の西武ライオンズ、試合内容は最高でした。メヒア2本、中村1本と3本のホームランが出て8-2という勝利で、ドームまで行った甲斐がありました。今回はそのヒーロー、エルネスト・メヒア選手を取り上げます。

メヒアは南米ベネズエラの出身です。ベネズエラは野球がメジャースポーツという国で、かつてライオンズで活躍したカブレラもベネズエラの出身です。ヒーローインタビューは英語で対応しています。メジャーリーグでプレーするために、必要に迫られて覚えた英語だと思いますが、比較的聞き取りやすい英語を話します。

メヒアはメジャーリーグに上がったことはなく、二軍にあたる3Aが最高という選手です。3Aでは最高30本塁打を放った実績がありますが、おそらく西武ライオンズのスカウトに引っかかった理由は変化球が打てるからだと思います。その見る目は正しく、一昨年は途中入団で34本塁打で本塁打王、昨年は27本塁打を放っています。

今季、メヒアはパリーグのホームランキング争いを独走する13本の本塁打を放っています。西武投手陣が6点取られた負けの内容の試合を、メヒア一人で3本の本塁打で7打点を挙げて逆転勝利を収めた試合もあります。打点も昨日の時点で33打点と主軸として十二分の活躍です。

そのバッティングの内容を見ていると、「失投を逃さない」ことがその好調の理由と感じています。相手投手のスライダーやカーブが高めに抜けると、メヒアは待ってましたとばかりに鋭く振り抜き、かなりの確率で本塁打にしています。昨日の2本は、真ん中低めのストレートを捕らえてライナーで打ったバックスクリーン弾と、スタンドの上段の通路まで届いた特大弾です。

メヒアは大男揃いの野球選手の中でも、198cm118kgという巨体です。昔のブーマー(阪急)のようなメタボ体型ではなく、かなりの部分が筋肉と想像しています。野球という、週6試合を半年間続けるというスポーツは、想像以上に過酷と感じており、今の選手は意図して肉体を大きくして連戦の疲れに備えています。それができているメヒアの活躍は、不思議なことではないと感じています。

























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浦項戦マニアック分析

2016-05-05 14:29:06 | 浦和レッズ
浦項戦は生観戦恒例のマニアック分析をつけます。この試合は、プレーを見たことのない選手が何人かいたので、その動きの質はチェックポイントでした。まずは、右DFでスタメン出場した、元スロベニア代表イリッチが最大の注目ポイントでした。イリッチは、これまでトップの公式戦には絡んでおらず、初めて見る選手でした。

イリッチは、かつてスペインリーグの強豪ベティスで右SBに定着した実績を誇りますが、浦和に来る直前に在籍したチームがレベルの高くないカザフスタンリーグのアストラなので、全盛期の力はないのではと想像していました。かつてスペインで1部でプレーできたほどですから、技術的にはしっかりしており、サイドチェンジのキックなどは森脇と比較しても負けないほどです。

ただ、欠点もあり、それはボールを失ったときの戻りの遅さです。アストラではCBだった理由は、おそらくスピードが落ちていたからだったのでしょう。ミシャサッカーを機能させるためには、カウンターの処理は重要な要素なので、このスピードではDFの真ん中以外では厳しいと思ったのは確かです。それが理由で、ベンチに置いていた森脇と交代させたのでしょう。

また、サブ組主体のメンバーということで、ボールの回りの悪さも気になりました。特に、このメンバーだと武藤の役割ができる選手がいないことを感じます。スペースを見つけてボールを引き出して回りを良くする、そういう地味な動きができる選手がいないと、ダイレクトプレーがミスになってカウンターになる、そんな難しさも感じます。

ミシャが、交代枠をいっぺんに三人使ったのも、疑問の残る采配です。イリッチと高木俊幸を替えるという気持ちは理解できますが、それなら少しずつ交代させて、何かアクシデントが起きたときに備えるというのも必要な采配です。負けても良かったと判断したとは思いたくないですが、そう言われても仕方がないほでの采配になってしまいました。

この結果、浦和は2位通過になり、ベスト16で韓国のFCソウルと対戦します。Jリーグ勢は浦和とFC東京だけが残りましたが、何とか日本チームがアジアで尊敬される存在になりたいという思いがあるので、浦和が上位に行くことでその思いが叶えばと思います。

















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エースに育て菊池雄星(5/4西武対オリックス8回戦)

2016-05-05 14:04:16 | 他スポーツ
昨日、GWの恒例行事になっている、西武プリンスドームでの野球観戦をしていました。西武先発は菊池雄星、オリックス先発は東明でした。菊池雄星の立ち上がりは不安定でした。カーブが明らかに抜けており、見送られてカウントを悪くしてストライクを取りに行ったストレートを狙い打ちされて1回、2回と連続タイムリーを浴びて2点をリードされました。

今季、1勝4敗、防御率3点台後半と結果を残していない菊池雄星にとっては嫌な展開でしたが、それでもこの試合はわからないというのはスタンドにも伝わってきました。理由はオリックス先発東明が良くなかったからです。1回は2四球で満塁のピンチ、2回も木村昇吾にタイムリーを打たれて1点差にされています。こちらも、変化球がボールになるので、ストライクを取りに来るストレートが打てる展開でした。

オリックスベンチが、リリーフの海田、白仁田の準備を2回から始めたので、「これは相当、東明が良くないと見ているな」とスタンドからは理解できました。そのタイミングから、菊池雄星の投球が次第にテンポ良くなってきます。課題のカーブで次第にストライクが取れ始め、スライダーでもストライクが取れるので、相手打線は的を絞れなくなって凡打の山を重ね始めます。

菊池雄星は、今季は結果が出ていないとはいえ、少しずつですが力がついています。理由は、比較的厳しいと言われる西武プリンスドームのスピードガンでMax151kmが出ていることです。変化球は、カウントを整えるのに使って、勝負球は低めにストレートを投げれば、これだけの球威があれば相手打線を詰まらせることができます。

そうしているうちに、西武打線が東明の真ん中のストレートを捕らえ始め、4回は相手のエラーで同点に追いつくと、5回に栗山、中村の連続安打で得た1,2塁のチャンスにメヒアがバックスクリーン直撃のライナー本塁打を放って東明をマウンドから降ろします。

菊池雄星は7回まで投げて2失点と、結果を出して2勝目を挙げました。今季は初の開幕投手になった菊池雄星、そろそろ西武投手陣の軸になって欲しい投手です。その期待に、応えられる日はそう遠くはないかもしれない、そんなことをスタンドで感じていました。



























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引いて守る浦項(5/3浦和対浦項)

2016-05-04 10:31:26 | 浦和レッズ
昨日は埼玉スタジアムで、ACLグループリーグ最終戦の浦項(韓国)戦を見ていました。こういう、未知のチームが相手のときは、まず相手の出方からチェックするのがいつものパターンです。浦項は埼玉新聞によればメンバーを落としているようで、布陣も前回の対戦とは違う、ベセリノビッチ(8番)を1トップに残した5-4-1でした。

この浦項の出方は、浦和は甲府戦、仙台戦と何度も経験している手です。「またこの手か」と思いますが、浦和の4-1-5の前5人に数的同数を保つ5バックは理にかなったものです。5-4-1を機能させるためには、中盤の4人がボールを引き出したりタイミングを見て上がったりなどの役割が重要になってきますが、浦項は攻撃は浦和のミス待ちで、浦和が変なミスをしない限り怖くない印象でした。

その展開だと、浦和のボール回しのポゼッションサッカーで、どうやって相手の守備をこじ開けるかの勝負になってきます。しかし、この日の浦和は、かなりメンバーを落としている影響か、ボールの回りがいつもより良くありませんでした。ゲームを組み立てる手が、どうしてもボランチの柏木任せになっており、いつものように全員がゲームメーカーになる怖さはありませんでした。

それでも、チャンスはありました。浦項も、浦和の攻撃を止めようと高いラインを引く場面もあったので、その裏を狙ったパスからズラタンが抜け出した決定機がありましたが、これはGKキム・ジンヨンに止められます。前半のうちに点を取っておければ、確実に勝てた試合だったと惜しまれます。

また、この試合は風の影響も受けました。前回とは逆の南風で、相手GKがミスキックを連発したり、梅崎のクロスが合わなかったりと、両チームとも不利な影響が出ました。こういう、5バックで相手が守りを固めるときはサイドチェンジの長いキックで打開を図るのが浦和のパターンですが、それが出しにくかった展開でした。

主審の判定も変でした。浦項の先制点になったPKの場面では、頭を蹴られていた浦項4番を蹴ったのは味方選手でした。それ以外にもファウルを取る基準が一定しておらず、ゲームコントロールのまずさを表した試合になってしまいました。

ズラタンの同点PKで辛くも追いついて引き分けに持ち込んだ浦和ですが、後味の悪さが残った試合後の印象でした。書き足りないことは明日のマニアック分析で書きます。















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ブラコビーin秋ヶ瀬公園

2016-05-03 13:57:09 | 埼玉
私が使い方を確立していなかった時間に、レッズ戦がある日の午前中があります。レッズがアウェイのときは桜環境センターのトレーニングで固定していますが、レッズで埼スタに外出する日はどうしようかと考えることもありました。今回、晴れの天気で散歩日和と思って、秋ヶ瀬公園を散歩していました。これから定番にしていきたいです。



葉桜です。青空と新緑の対比を写したくて撮りました。



あやめです。



桜草公園の管理棟です。山小屋のような雰囲気ですが、1階はトイレです。



冬は茶色に染まるメタセコイヤも、今は青々としています。



黒松の並木です。



子供の森の一番奥です。ここまで来れば鳥のさえずりが聞こえる空間です。何かに思い悩むときは、ここへ来て自然を感じています。



カラスです。







芝桜です。



ガーベラです。



キンギョソウ?です。



胡蝶蘭?です。

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ブラコビーin彩湖・道満グリーンパーク

2016-05-03 13:03:16 | 埼玉
今日は埼スタの浦和対浦項(韓国)に行くため、夜の試合の即日更新は勘弁していただき、穴埋めネタを用意して出かけます。昨日の休みを有効活用しようと、彩湖周回のロード練習と道満グリーンパークの花めぐりを同時に行おうと目論んでいました。ロード練習で1周半の予定が、体が動かずに半周の2.8km途中で棄権して散歩になった誤算はありましたが、花たちは私を出迎えてくれました。そんな写真です。



モッコウバラです。



彩湖周りの並木です。



花壇です。花はほとんどがビオラです。



トップの花壇の拡大写真です。紫のビオラです。



ネモフィラです。



土手にあったノアザミです。



実業団陸上チーム、ヤクルトの練習用陸上トラックです。



ヤクルト二軍の球場です。よく、二軍の公式戦を開催しています。



この荒川は東京湾まで延びています。32.4km、いつかは走って行ってみたいですね。



古田敦也、池山隆寛らが過ごした、ヤクルトの独身寮です。



さきたま大橋です。











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堅守速攻を狙った(マンチェスターC対Rマドリード)

2016-05-02 20:44:25 | ワールドサッカー
忙しいと、どうしてもワールドサッカーのチェックが後回しになりがちでしたが、今回のようなGWの時期はチャンスなのでビデオでマンチェスターC(以下シティ)対Rマドリード(以下レアル)の欧州CL準決勝第1戦を見ていました。結果の0-0は知っていましたが、ジダン監督のレアルがどういうサッカーをしているかに興味がありました。

今回、レアルのエースストライカー、ロナウド(7番)が負傷でベンチからも外れていました。チーム総得点の半分以上を稼いでいるロナウドの不在は痛いですが、ロナウド不在時のレアルは別のオプションを持っていることがわかりました。そのオプションとは、攻撃時に4-3-3に、守備時に4-1-4-1に変化させる可変システムです。

ロナウドがいれば、彼の力は攻撃で使うべきですから、ウイングに守備をさせるこの可変システムはありえません。いないからこそ、サイドのベイル(11番)とバスケス(18番)を中盤のラインに下げ、中盤を厚くして守らせるという発想が出てきたと思います。それでも、この試合はシティのペースで始まっています。

シティのゲームプランが、立ち上がりの時点でうまくはまったからです。普段はパスを回すポゼッションサッカーのシティですが、この日は相手のレアルがモドリッチ(19番)の縦パスを軸に組み立てることを読んで、そのパスをカットしてからの堅守速攻で攻めてきました。シティの1トップが、興梠慎三タイプのスピード型のアグエロ(10番)であり、トップ下にスピード型のデブルイネ(17番)を置いているのは堅守速攻が狙いだと思います。

アグエロとデブルイネは、入れ替わりながら交互にゴール前に進出し、レアルを攻め立てましたが、シティの左MFのシルバ(21番)が相手ボールを奪うためにスライディングに行ったところで足を負傷したことで試合の流れは変わります。シルバに代わって出てきた72番の若手は、FWタイプの選手で、どうしても流れの中でアグエロの横へ動いてしまいました。

そのため、中盤でボールが落ち着かなくなり、カウンターのパスコースが減ったことから、次第にレアルがラモス(4番)のセットプレーの強さを軸に攻め返し、強さを見せての引き分けです。ロナウドが第二戦に出てくるようなら、レアル有利は動かないのではと予想しています。
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レスターの強さの秘密(マンチェスターU対レスター)

2016-05-02 20:02:25 | ワールドサッカー
日本時間の昨夜、イングランドプレミアリーグで優勝を目前にしたレスターが、アウェイでマンチェスターU(以下マンU)と対戦していました。レスターは勝てば文句なし、引き分けても明日のトットナムが引き分け以下で優勝決定という条件の試合です。結果は1-1で引き分けて惜しくも昨日の優勝決定はなりませんでしたが、なぜレスターが強いかという理由がこの試合にも現れていました。

それは、ぎりぎりのところでボールを触るために、限界まで身体能力を引き出すことができているからです。この日は4位以内の欧州CL出場権がかかっているマンUのモチベーションは高く、トップ下のルーニー(10番)からのパスで左右に振ってマンUが攻める展開が多かったです。それでも、開始8分の9番のゴール1点だけでマンUを抑えることができた理由が、その「限界の強さ」です。

ボール支配率はマンUが60%を超え、首位にいるチームとは思えないくらいにレスターはボールを回されましたが、このパスが通ると危ないというマンUのパスには、大抵レスターDFがコースを変えるか奪うかができていました。この日、レスターは主力FWバーディー(9番)が2試合出場停止で不在でした。

バーディー抜きの攻撃陣はやや心もとなく、岡崎慎司(20番)は前線からのチェイシングで貢献はしていましたが決定機は少なく、途中で交代しています。それでも、同点ゴールを奪うことができたのは、レスターがセットプレーに強いからです。CBコンビはモーガン(5番)とフート(6番)で固定していますが、彼ら二人はヘディングの強さが秀逸で、長い距離のセットプレーでも合わせることができます。

その通り、遠いFKからのモーガンの得点で追い付いたレスターは、勝ち点を奪うのは難しい敵地オールド・トラッフォードで貴重な引き分けという結果を残しました。また、引き分けに持ち込んだ要因はボランチの強さもあります。レスターのボランチはカンテ(14番)とドリンクウォーター(4番)が出ることが多いです。

相手トップ下を徹底的に追い回すドリンクウォーターと、インターセプトからの勢いで攻撃参加もできるカンテのコンビは、プレミアでも有数のコンビです。来季は主力選手をビッグクラブに引き抜かれる可能性があり、レスターが来季も優勝争いに絡めるかは微妙ですが、それでも世界有数のお金持ちリーグのプレミアで、普通の地方都市のチームが旋風を起こした価値は相当だと思います。
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