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レスターの強さの秘密(マンチェスターU対レスター)

2016-05-02 20:02:25 | ワールドサッカー
日本時間の昨夜、イングランドプレミアリーグで優勝を目前にしたレスターが、アウェイでマンチェスターU(以下マンU)と対戦していました。レスターは勝てば文句なし、引き分けても明日のトットナムが引き分け以下で優勝決定という条件の試合です。結果は1-1で引き分けて惜しくも昨日の優勝決定はなりませんでしたが、なぜレスターが強いかという理由がこの試合にも現れていました。

それは、ぎりぎりのところでボールを触るために、限界まで身体能力を引き出すことができているからです。この日は4位以内の欧州CL出場権がかかっているマンUのモチベーションは高く、トップ下のルーニー(10番)からのパスで左右に振ってマンUが攻める展開が多かったです。それでも、開始8分の9番のゴール1点だけでマンUを抑えることができた理由が、その「限界の強さ」です。

ボール支配率はマンUが60%を超え、首位にいるチームとは思えないくらいにレスターはボールを回されましたが、このパスが通ると危ないというマンUのパスには、大抵レスターDFがコースを変えるか奪うかができていました。この日、レスターは主力FWバーディー(9番)が2試合出場停止で不在でした。

バーディー抜きの攻撃陣はやや心もとなく、岡崎慎司(20番)は前線からのチェイシングで貢献はしていましたが決定機は少なく、途中で交代しています。それでも、同点ゴールを奪うことができたのは、レスターがセットプレーに強いからです。CBコンビはモーガン(5番)とフート(6番)で固定していますが、彼ら二人はヘディングの強さが秀逸で、長い距離のセットプレーでも合わせることができます。

その通り、遠いFKからのモーガンの得点で追い付いたレスターは、勝ち点を奪うのは難しい敵地オールド・トラッフォードで貴重な引き分けという結果を残しました。また、引き分けに持ち込んだ要因はボランチの強さもあります。レスターのボランチはカンテ(14番)とドリンクウォーター(4番)が出ることが多いです。

相手トップ下を徹底的に追い回すドリンクウォーターと、インターセプトからの勢いで攻撃参加もできるカンテのコンビは、プレミアでも有数のコンビです。来季は主力選手をビッグクラブに引き抜かれる可能性があり、レスターが来季も優勝争いに絡めるかは微妙ですが、それでも世界有数のお金持ちリーグのプレミアで、普通の地方都市のチームが旋風を起こした価値は相当だと思います。

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