goo blog サービス終了のお知らせ 

Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

PSM鳥栖戦プレビュー

2011-02-11 17:40:23 | 浦和レッズ
誠に申し訳ありませんが、現在の鳥栖がどういうチームかという情報は持っていません。J2のチームは2年見ないとメンバーがほとんど入れ替わってしまうので、島田(現徳島)やシュナイダー潤之介(現横浜FC)ら、以前鳥栖にいた選手の名前を挙げてしまいます。

そのため、埼玉新聞から手に入る浦和ネタしかありませんが、現在浦和は鹿児島で2次キャンプを行っています。主力の仕上がりは順調で、新加入のマゾーラは初日から練習ができるコンディションで来日しましたし、マルシオ・リシャルデスは得意のFKを次々蹴っているようです。

現時点で主力組と予想される組は山岸、平川、山田暢久、坪井、宇賀神、鈴木啓太、青山、エジミウソン、マルシオ・リシャルデス、原口、原、田中達也と一人多い人選で、前の方から一人減らされるのでしょう。

順調に仕上がっていることはいいことですが、アジアカップに出場していた柏木、永田、スピラノビッチはベストコンディションになるまではしばらくかかるでしょう。彼らが戦力にならないと、層が薄く昨年までの失速の原因になった中盤から後ろを強化できないことになります。

そのため、鳥栖戦はボランチに入りそうな青山が入って中盤をどうやって機能させるかが見所です。青山にとってはシーズンに入れば鈴木啓太と組む可能性もあれば、柏木と組む可能性もあります。どちらでもできることをアピールできれば最高ですが、今回は鈴木啓太と組むので攻撃力をアピールしたいです。

攻撃陣は練習試合から予想すると、おそらくエジミウソンの1トップに、3人の攻撃的MFを争うことになるでしょう。マルシオ・リシャルデスは新潟時代は右サイドハーフでしたが、プレーを見る限りトップ下の方が向いています。

ポンテ中心だったチームがスムーズにマルシオ・リシャルデスのチームに移行できるか、それが一つのポイントです。マルシオ・リシャルデスに関してはFKに関しては皆話題にしていますが、流れの中でどう機能するかはあまり話題になっていません。司令塔としてもいい選手か、現地に行かれる方は是非確認してください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジアカップ総括

2011-02-10 19:10:27 | ワールドサッカー
今回のアジアカップのテレビ中継は、1次リーグについては最下位になりそうな1チームを外して、他の3チームに関して全試合放送という中継態勢でした。結果的にはNHKの予想は当たり、中継しなかったチームが決勝トーナメントに来ることはありませんでした。

中継されなかったUAEやクウェートのことも多少は気になりますが、やはり最終予選でライバルになりそうなチームの動向が気になります。

韓国代表は1トップの朴主永の欠場で今回はベストメンバーではないですが、代役の19歳のチ・ドンウォンが積極的にサイドに起点を作り、実際に点を取るのはトップ下の具滋哲というスタイルは機能していました。最終予選で当たれば強敵になるのは間違いありません。

豪州は日本戦では疲れもあって中盤省略のパワーサッカーできましたが、ベストコンディションで試合ができる最終予選では今回試合に出ていなかったドリブラーのブレシアーノを軸に組み立てるサッカーをするかもしれません。ポテンシャルならアジアトップのチームなので、オジェックのさじ加減で全然違うチームと試合をする感覚になるかもしれません。

その他のチームからでは、イラク、ウズベキスタン、朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)も面白いサッカーをしていました。イラクは協会の資金力の不足もあって体力レベルには課題がありますが、中盤の構成力が高く豪州と互角の試合内容を見せました。

ウズベキスタンの4強は多少くじ運もありますが、トップ下のジェパロフが左右に走り込みどこからでもシュートを打ってくる得点力は脅威でした。FWのバカーエフという新戦力も台頭しましたし、最終ラインの不安定さが解消されれば出場権争いに絡む力はあります。

1次リーグで敗退はしたものの、共和国の運動量の多いサッカーも魅力的でした。イランが1ボランチを引いていて、そこが狙いどころというポイントはあったにせよ、出場全チームで一番多い運動量でエースストライカーの鄭大世をフォローするサッカーは今までの共和国のイメージを変えました。

たまたま、今回は鄭大世が本調子ではありませんでしたが、鄭大世の実力はJリーグでも実証済みですから、最終予選にうまくコンディションを持ってこられれば連続出場も狙えると思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相撲界の人間関係

2011-02-09 18:50:11 | 他スポーツ
今、相撲界で八百長問題が話題になっていますが、私は八百長はないと思っていました。力士の演技力の下手さを巡業の取り組みで知っているので、本場所でそんな下手な演技をすることはないと思っていたからです。しかし、実際に八百長を認めた力士がいた以上、これは事実なのでしょう。

ただ、相撲界の人間関係は、本場所で対戦することのない同じ部屋の力士はもちろんですが、対戦相手になる違う部屋の力士とも想像以上に濃い関係があります。まずは巡業があります。これは違う部屋の力士とまとめて稽古をする機会ですが、単に稽古をするだけではなく、一緒に出かけたり食事を共にしたりします。

元大関の小錦が言っていたのですが、相撲の対戦相手は毎日顔を合わせる知り合いなので、気持ちを何とか奮い立たせないといけないという話です。実際、支度部屋で隣に座って世間話をしていた力士が、明日は対戦相手と言われると気持ちの切り替えが大変でしょう。

これだけ濃い人間関係の中で生活している力士ですから、相手が7勝7敗で千秋楽を迎えて、自分が既に勝ち越しを決めていたら助けてあげたいという気持ちが出てくる可能性はあり得ないとは言えません。

金銭が絡む八百長はしたことのない力士でも、7勝7敗のときに助けてもらったことまで八百長の中に含めれば、生涯一度も八百長と無関係という力士はいないかもしれません。確かに7勝7敗の力士は千秋楽で勝つ確率が高いなど、怪しい面は以前からありました。

ただ、今回は野球賭博の不祥事の直後だっただけに、今度不祥事をやったら相撲界は存続の危機になるだろうというタイミングの悪さもありました。ただ、力士の名誉のために弁護しておくと、初日から八百長をする力士はいません。

だいたい、6番か7番は自力で勝てる実力のある十両力士が、最後の1、2番を金銭に頼る八百長です。もちろん、これでも十分悪いことですが、八百長によって実力のない力士が十両や幕内に上がってくる訳ではないことだけは間違いないと思っています。

確かに、今回の不祥事は相撲界に大きな汚点を残しました。ただ、日本には私も含め、相撲が見たくてたまらないファンはたくさんいます。大きなナタは振るわれるでしょうが、再び本場所が開催できる日はきっと来ると信じています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北本綾子引退

2011-02-08 19:08:22 | レディース
男子のサッカーの場合、引退するのは故障で満足なプレーができないときや、クラブから戦力外通告を受けて移籍先が見つからないときなど、プレーしたくてもできないときです。しかし、女子サッカーの場合、前の年に全試合出ている全盛期の選手が突然やめることがあります。

今回、浦和レディースの北本綾子選手も、そんな突然やめた中心選手です。全日本女子選手権でのプレーを見る限り、引退するような選手のプレーには見えませんでしたが、女子のサッカーは仕事を終えて夜練習という生活ですから、気持ちの面でもう続かないのでしょう。

彼女の現役時代を振り返ると、1トップに座ることが多かったですが、ポストプレーはそれほど得意ではなく、むしろ足元で受けて個人技を見せたいタイプでした。安藤のアシストからのゴールが多かった選手ですが、思い切ったぎりぎりのところで競り勝つプレーも得意にしていました。

そのため、結構負傷欠場も多く、チケット売り場でアルバイト?をやっていたこともあります。昨シーズンは安藤がドイツに渡り、荒川と2トップを組むことが多くなりましたが、運動量の多い二人のパス交換で敵陣を崩すプレーも見られました。

しかし、浦和は北本の負傷時に穴を埋めていた窪田や、スピード型のスーパーサブ松田など重要な選手が抜けています。全日本女子選手権で吉良を試したのは、北本の後を考えてのことだったのでしょう。

これまで、レディースの試合を見ていると、安藤と高橋彩子と北本は替えが効かないと思っていましたが、これで全員いなくなってしまいました。女子の監督は、こういうこともあるから難しいのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザッケローニ采配

2011-02-07 19:08:17 | ワールドサッカー
アジアカップの大会前は、ザッケローニ監督が連戦続きの長期戦に慣れていないことや、日本代表のFW登録の選手が3人しかおらず試合の途中で流れを変えることが難しいなど、日本代表には不安感もありました。

しかし、今回のザックジャパンはいいチームに仕上がっていました。日替わりヒーローが出現して、出番の少ない選手が短い時間で結果を出すことには、当のザッケローニ監督も驚いていました。

ザッケローニ自身の采配もこの好結果の理由でした。1次リーグの最終戦のサウジアラビア戦、まだ決勝トーナメント進出は決めていない状況ながら、足首を捻挫した本田圭佑を思い切って休ませた決断は、代役の柏木が頑張ったことも含めて正しいものでした。

また、内田の累積警告による出場停止が決まると、すぐさま控えの伊野波を準備させ、CBも吉田と今野の2枚ではもたないと岩政を途中出場させました。いつ誰に出番が来るかわからないから、ベンチの緊張感も維持され、出ていない選手たちも自分たちがこのチームの一員という意識は十分に持っていたと思います。

そんなチームだったから、2度も数的不利のピンチを迎えながら、その試合をきっちり勝利するという芸当ができたのでしょう。特に、カタール戦は相手は開催国でリードを許して数的不利という状況に陥り、カタールの弱点であるCKを取ることができなくなりました。

そんな状況を、ダブルボランチからの正確な縦パスで打開するあたり、このチームは想像以上に苦境に強いと、感心した次第です。これで、ザッケローニ監督に対する評価はプラスのものに固まりました。招待国で参加する南米選手権の結果には一喜一憂せず、これから始まる3次予選で確実に結果を出してくれることを期待したいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢の中までブログ

2011-02-06 14:54:15 | 他スポーツ
昨日、ある理由で一日中あちこち振り回され、今日は疲労でようやくPCの前に座れる状態になりました。そんなとき、ついに夢の中までブログのネタを考えている自分がいて、そこまでブログにはまったかと驚いています。寝るときにブログのネタを考えると眠れなくなるので禁止しているのですが、今日は夢の中に出てきたブログネタをアップします。

それは、オフネタ恒例の昔の大相撲で、昭和59年名古屋場所の大乃国対霧島戦です。序盤戦好調だった当時新入幕だった霧島は、一緒に新入幕した小錦との一番を制し、ついに当時関脇だった大乃国戦を組まれました。当時の霧島は体重110kgの軽量力士で、頭をつけて前褌を引く相撲でないと大型力士には勝てない力士でした。

大乃国戦では、その願ってもない、前褌を引いて頭をつける体勢になりました。しかし、当時の霧島には200kg近い巨漢の大乃国を一気に寄り切る力はありませんでした。相撲は長期戦になり、霧島の頑張りを願いながら1分近くが経過します。その願いは通じ、下手出し投げで大乃国を土俵の中央で横転させて霧島の勝利に終わります。

この場所、上位と当てられた霧島は終盤に負けが込んで、終わってみれば8勝7敗だったのですが、この大乃国戦の勝利が評価されて、新入幕ながら敢闘賞を受賞します。しかし、当時の霧島は前褌を引くしか勝てるパターンがなく、特に突き押し相撲の力士に胸を突かれるとからきし駄目と、とてものちに大関に昇進するような力士には思えませんでした。

それを克服したのは、徹底した筋力トレーニングによる、体重の増量でした。それまでは上位に上がると大きく負け越していた霧島が、次第に筋肉を付け、体が大きくなってきました。それまではできなかった吊り寄りができるようになり、上位に定着してからは一気に大関の座を手中にします。

霧島の場合、幕下を通過するのに丸4年かかっており、しかも新十両の場所で負け越して再び幕下に落ちるなど、なかなか順調に勝ち上がっては来られませんでした。各段優勝の経験もなく、大関昇進までに掛かった場所数は91場所と史上最も遅い出世でした。

しかし、相撲界では引退年齢と言われる30歳を過ぎて逆に力をつけて、大関在位は16場所と平凡だったとはいえ、優勝まで経験できる力士になった霧島のことは今でも時折思い出すことがあります。昔のことを思い出すのは年をとった証明かもしれませんが、霧島が活躍した時代は私の青春時代なので、それとともに思い出すのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浦和マゾーラ獲得

2011-02-05 14:21:16 | 浦和レッズ
ちょっと古い話ですが、浦和の注目していた一つ余っていた外国人枠は、ブラジル人のFWマゾーラになりました。ここは確かに補強ポイントの一つで、去年エジミウソンが一度も負傷しなかったので表には出ませんでしたが、ナビスコ杯の消化試合までエジミウソンが出場するのはあまりいいことではないと思っていました。

マゾーラはブラジルでは名門サンパウロFCに所属して、レンタル先もグアラニと決して弱いチームではありません。一番評価したいのは合流初日から練習ができるコンディションで来日したことです。ブラジル人の中には日本のレベルを甘く見て体重オーバーで来日する選手もいますが、そのプロ意識の高さはJリーグ向きです。

左利きのスピード系FWという話ですが、浦和はエジミウソンがいるので、左サイドハーフでの起用が有力です。守備がどこまでできるかという不安はありますが、柱谷GMが「補強リストのトップ」とまで口にするのですから、期待できると思います。

マゾーラとの契約は一年間のレンタル契約で、活躍次第では中東の産油国のビッグクラブからオファーが来る可能性もあります。サンパウロFCが同意すれば、借りているだけの浦和はどうしようもありませんが、某FWに3年契約を打診して見事に失敗した過去があるので、とりあえず様子を見ようという選択でしょう。

マゾーラが爆発的なスピードで左サイドを突破するプレーには期待していますが、本当にこういうタイプが補強リストのトップなのかという疑問もあります。浦和は阿部勇樹、細貝と昨年一年間で二人も守備的なボランチが抜けています。

ブラジル人のボランチを取って守備を固めて欲しかったというのが私の本音で、ボランチは鈴木啓太、青山、柏木というあたりが争いますが、中盤の深い位置から正確なロングボールが出て欲しいという私の希望はかないそうもありません。

マゾーラがボールが来ないのに苛立って下がり始めたら完全にチーム作りの失敗ということになり、そうならないことを願っていますが、少し心配ではあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

荒れる春場所(相撲)

2011-02-04 19:07:51 | 他スポーツ
別の話題の方が注目されている相撲ですが、私が興味があるのは取り組みの話なので、春場所(大阪場所)で一番印象に残っている、昭和61年春場所の思い出です。春場所はよく「荒れる春場所」と呼ばれ、下位の力士が活躍すると言われますが、それはこのときの「益荒雄旋風」が頭にあるからだと思います。

当時、小兵だった益荒雄は初めて上位に挑戦する前頭上位に上がってきたばかりでした。当時の上位力士にとっては恐れるに足らずと侮っていたようです。初めて上位に上がってきた力士はどんな力士だろうと稽古相手にするのが普通ですが益荒雄はノーマークの存在でした。

後に「白いウルフ」という愛称がつく、差し勝って素早く前に出るスピード相撲はファンでなくても楽しめる相撲でした。当時の横綱双羽黒は初顔から何番か続けて益荒雄に敗れ、立ち合いの勢いを止めないと勝てないこの相撲は上位陣にとって脅威でした。

この春場所は益荒雄の名前を全国にアピールした場所で、本家ウルフの千代の富士にも勝つなど横綱大関総なめの活躍でした。下位の力士に安定して勝てなかったため、最終成績は10勝5敗でしたが、優勝力士より印象に残る活躍でした。

ただ、実際に統計を取ると春場所はさほど荒れておらず、むしろ上位陣にとっては名古屋場所の方が調整が難しいようです。ここ数年猛暑が続いているので、暑さとの戦いになる名古屋場所は平幕優勝がよく出る、上位にとっては鬼門です。

益荒雄は上位キラーとしてその後も活躍しましたが、膝の負傷もあって全盛期は短かったです。上位戦を当てられると、金星を期待されて立ち合いの変化をすることが多く、これが負傷を呼ぶ原因でした。

親方としては阿武松(おおのまつ)部屋を興し、若荒雄、益荒海という四股名を聞いただけで益荒雄の弟子だとわかる十両力士を二人育てています。これからは幕内力士を育てることを期待したいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長友インテル入り

2011-02-03 19:07:33 | ワールドサッカー
南アフリカW杯の頃から「欧州で通用するなら内田より長友だろう」と、W杯でエトー(カメルーン)やエリア(オランダ)などスピード系のウイングを抑えた実績からそう思っていました。しかし、それから一年も経たないうちに、イタリア3強の一角のインテル入団を実現したのには驚いています。

体脂肪率を3パーセントにキープするストイックさに加えて、右でも左でもプレーできる柔軟性を持ち、課題だったクロスの精度もアジアカップで見る限り、かなり向上しています。本人も「世界最高のSBになりたい」と意欲的で、いつかはビッグクラブでプレーできる選手だと思っていました。

そんな長友は意外にも遅咲きの選手でした。東福岡高校から明治大学に入学していますが、大学2年まではレギュラーではありませんでした。3年のときにFC東京の強化指定選手になり、五輪予選の消化試合になったマレーシア戦でその身体能力を全国にアピールします。

大学4年のときにFC東京とプロ契約してからは、長友がボールを持つとその高い身体能力からのオーバーラップを期待してスタンドが沸くほどの選手になり、代表入りも必然になりました。代表では中村俊輔から「これからのサッカーはSBにもゲームメークのセンスが要る」と教えられ、それを瞬く間に吸収して代表から外されない選手になります。

岡田監督のサッカーはサイドハーフがボールをキープするサッカーが多かったですが、本当はSBにキープさせるサッカーが理想だったようで、会心の勝利だったときは内田と長友がボールを持って、シュートを浴びせています。

長友のチェゼーナ時代の映像はたまに見ましたが、セリエAの下位チームは相手を分析していいところを消すスタイルが多かったため、長友が目立つのはその戻りの早さでした。ピッチの反対側で、全力疾走している選手がいるなと思うと長友でした。そのため、長友がインテルの目に留まったのはアジアカップの活躍だと推測できます。

アジアの強豪相手に、何度でもオーバーラップを繰り返せる体力と、瞬間的に相手を抜ける身体能力、アシストも決めたクロスと、上背以外全て兼ね備えた長友は、ヨーロッパのスカウトにも驚かれるものがあったのでしょう。しかし、もちろんここがゴールではなく、インテルで中心選手になって初めてワールドクラスになった証明になります。それは意外と早く実現するのではと、期待しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノーレスト(朴智星)

2011-02-02 18:43:15 | ワールドサッカー
今回のアジアカップで代表100試合になり、今後は代表を引退する韓国代表の朴智星選手を取り上げます。朴智星はJリーグの京都に在籍して、2002年の天皇杯優勝を置き土産にオランダのPSVアイントホーフェンに移籍しました。

これだけでも十分なサクセスストーリーですが、欧州でも評価が高かったようで、イングランドの名門、マンチェスターU(以下マンU)に移籍して、現在も在籍しています。

朴智星と言えば運動量の多さが武器ですが、元日本代表の岡田監督の話では本場イングランドでも彼の評価は高く、「初めてノーレスト(休みなく動ける)な選手を見た」という評価だったようです。

確かに、今ドルトムントで売り出し中の香川のように点をたくさん取る訳ではありませんが、マンUが強いチームだからこそ、朴智星がワールドクラスにのしあがることができました。理由はその使われ方でした。

マンUを20年以上率いているファーガソン監督は、世界中から名選手を集めているマンUの豪華メンバーに常に走ることを要求します。これだけでも朴智星にとっては追い風ですが、彼が最初に試合に出られるようになったのは、リードした展開で前からプレスを掛ける守備的なオプションとしての起用でした。

当時のマンUにはアルゼンチン代表のテベスという非常に運動量の多いFWがいて、テベスと朴智星が運動量を全開にすると、相手DFはクリアミスを連発して、マイボールのスローインから試合を再開できる理想的な時間稼ぎができました。

シュートも標準レベルは備えていますが、攻撃的MFでありながら売り物は守備という選手なので、日韓戦あたりで「そういえば朴智星はどれだけうまいのだろう」と注目して見ると、思ったほどは目立たずに肩透かしを食らうこともあります。

今の時点ではアジアレベルは超えている選手なので、29歳という全盛期に代表を引退するのは残念です。ただ、今回の韓国代表は朴智星の引退後も考えていたようで、トップ下には21歳と若いク・ジャチョルを置いていました。

そのク・ジャチョルがミドルシュートを武器に大会得点王に輝いた活躍を見て、朴智星は「代表には若い選手が育っている」と引退の意志を固めた理由の一つになりました。まだマンUではプレーするので、今回の代表引退で移動の負担がなくなる分、活躍を期待しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする