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チーム一を誇った身体能力(平川忠亮)

2017-07-07 22:05:43 | 浦和レッズ
先日の天皇杯盛岡戦で、後半から急遽DFに入って最終ラインを落ち着かせたベテラン、平川忠亮選手の記憶です。今や、前回のレッズの優勝を知るメンバーは彼一人になりました。本人は300試合出場のときに「自分みたいな選手が300試合も出られるのは周りの皆さんのおかげ」とコメントするなど謙虚です。

平川の売り物はその体力レベルの高さです。最近は衰えを感じているようで、前回の優勝と現在の違いについて訊かれた質問に「自分の体力の衰え」とコメントしています。それでも、かつては圧倒的なスピードで知られた野人岡野から「チーム一番の身体能力を持っている」と認められる存在でした。

平川は2002年、高校の同級生の小野伸二がオランダのフェイエノールトに移籍したときに得た4億円の移籍金で、次世代のヒーローを発掘していた浦和のスカウトで筑波大から浦和入りしています。おそらく小野伸二とは一緒にやりたかったでしょうが、本人は「高卒でプロに入っていたらとっくにダメになっていた」と未練はなさそうでした。のちに浦和に戻った小野伸二と短い期間ですがチームメイトになっています。

平川は右利きで、最初の頃は山田暢久の控えに置かれていましたが、やったことのなかった左アウトサイドで出場したことが彼の運命を切り開きました。最初は左足でクロスを上げる感覚がわからず、右足のアウトサイドのキックでクロスを上げるなど適応し、路木から左アウトサイドのポジションを奪って試合に出るようになりました。

平川が優れているのは、4バックのサイドもできることです。4バックだったフィンケ監督時代にもポジションを確保しており、戦術がどうなろうとどこかに出られるポジションを見つけて、シーズンが終わってみると結構な試合数に出ている、そんな渋い脇役としてレッズを長年支えてきました。

今、レッズは守備が崩壊状態なので、平川みたいな4バックでもできるDFタイプがアウトサイドに入れば、チームを落ち着かせてくれるのではと、淡い期待も持っています。


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