今年の箱根駅伝は、青山学院大学の優勝に終わりました。今年は出雲駅伝が國學院大、全日本駅伝が東海大と優勝校がばらけており、今季優勝のない青山学院大は本命ではないという評価でした。もっとも、青山学院は選手層の厚さが武器で、しかも一人当たりの距離が出雲や全日本より長い箱根駅伝は特殊な駅伝でもあります。
青山学院は1区こそ7位と出遅れますが、2区の1年生岸本でトップに立ちます。留学生を多く入れていた他大学に対しリードを奪ったのは大きく、3区鈴木は東京国際大のヴィンセントに抜かれたものの、4区の「最初で最後の箱根」となる4年生吉田の頑張りでトップに立ちます。ここで本命の東海大に対し2分近くリードを奪っておいたことが後で効いてきます。
往路優勝の青山学院ですが、3分22秒差で追ってくる東海大の存在は不気味でした。昨年4区区間賞のエース館澤が6区に、昨年MVPの小松が8区に控えており、1区間で1分縮められる能力は持っている相手でした。事実、6区館澤は区間新の力走で差を1分ほど詰め、7区、8区次第では逆転の可能性も見えてきました。
青山学院が勝てそうだと思えたのは8区での勝負でした。青山学院の7区中村が2分差まで詰められたことで、8区の青山学院岩見と、東海大小松の対決がこの駅伝を左右しました。それでも、2分という、相手の崩れも待たないと逆転は難しい差だったこともあって小松の方に焦りもあったようです。小松は区間賞こそ取りましたが、テレビのインタビューで「1秒しか詰められなかった」と悔しそうに話していました。
8区を終えて2分差となれば、青山学院は守りの駅伝にすることも可能でしたが、原監督は9区神林には攻めの姿勢で行かせました。事実、今回の箱根駅伝は区間新が次々と出ており、去年のタイムを参考にするとライバル校が予想以上に速いリスクがあります。その結果、神林も区間新を狙える内容で区間賞を得たことで、この激戦は決着が着きました。
10区湯原にはさすがに守りの駅伝をさせましたが、これだけ区間新が次々と出るスピード駅伝とは思っていませんでした。また、下位校もそのスピードを意識できており、繰り上げスタートも10区の3校だけでした。それだけ、レベルは年々上がっており、予選校に回ると来年出られるかどうかわからない緊張感が漂う、厳しい世界だなと感じます。
青山学院は1区こそ7位と出遅れますが、2区の1年生岸本でトップに立ちます。留学生を多く入れていた他大学に対しリードを奪ったのは大きく、3区鈴木は東京国際大のヴィンセントに抜かれたものの、4区の「最初で最後の箱根」となる4年生吉田の頑張りでトップに立ちます。ここで本命の東海大に対し2分近くリードを奪っておいたことが後で効いてきます。
往路優勝の青山学院ですが、3分22秒差で追ってくる東海大の存在は不気味でした。昨年4区区間賞のエース館澤が6区に、昨年MVPの小松が8区に控えており、1区間で1分縮められる能力は持っている相手でした。事実、6区館澤は区間新の力走で差を1分ほど詰め、7区、8区次第では逆転の可能性も見えてきました。
青山学院が勝てそうだと思えたのは8区での勝負でした。青山学院の7区中村が2分差まで詰められたことで、8区の青山学院岩見と、東海大小松の対決がこの駅伝を左右しました。それでも、2分という、相手の崩れも待たないと逆転は難しい差だったこともあって小松の方に焦りもあったようです。小松は区間賞こそ取りましたが、テレビのインタビューで「1秒しか詰められなかった」と悔しそうに話していました。
8区を終えて2分差となれば、青山学院は守りの駅伝にすることも可能でしたが、原監督は9区神林には攻めの姿勢で行かせました。事実、今回の箱根駅伝は区間新が次々と出ており、去年のタイムを参考にするとライバル校が予想以上に速いリスクがあります。その結果、神林も区間新を狙える内容で区間賞を得たことで、この激戦は決着が着きました。
10区湯原にはさすがに守りの駅伝をさせましたが、これだけ区間新が次々と出るスピード駅伝とは思っていませんでした。また、下位校もそのスピードを意識できており、繰り上げスタートも10区の3校だけでした。それだけ、レベルは年々上がっており、予選校に回ると来年出られるかどうかわからない緊張感が漂う、厳しい世界だなと感じます。