遅くなりましたが、昨日の天皇杯鳥栖戦のゲームレポートです。鳥栖はベストメンバーを揃えたかった様子でしたが、FW金崎夢生が鹿島で既に天皇杯に出場しているという理由で出場が不可能という背景がありました。そのため、鳥栖はFトーレスと小野裕二の2トップで臨んできました。立ち上がりは鳥栖らしい、前にロングボールを入れてくるサッカーで鳥栖がいい入りをしました。
しかし、小野裕二は本来はトップ下気味の選手です。次第に、ロングボールを入れてくるサッカーで主導権が取れなくなり、浦和が鳥栖のバイタルエリアでボールが持てるようになってきます。アンカーに青木を置いて、柏木と長澤で入れ替わりながらボールを支配するサッカーで、優位にゲームを運ぶのみならず、16分に宇賀神、31分に槙野とゴールが入った時間も理想的でした。
宇賀神は左サイドからエリア外から打ったものですが、相手DF吉田の肩に当たってコースが変わっているというほんの少しの幸運がありました。槙野のシュートは、ちょうど柏木から興梠へスルーパスが出て、興梠が打てずにパスコースを探しながら槙野を見て出し、そこから目の覚めるようなロングシュートを放ったものです。
前半だけ見ていれば、浦和としてはまさにやりたいゲームが出せた内容でした。しかし、後半になるとしっくり行かなくなります。鳥栖が、思い切って行くしかないと決断して、浦和があまり得意でないアーリークロスをどんどん入れてきました。小野裕二も槙野に仕掛けて、あとちょっとでゴールになるような崩しも見せています。
そんなゲームは、鳥栖DFキム・ミンヒョクの退場で大きく動くことになります。アフター気味に宇賀神にタックルに行って1枚目をもらっていたキムが、主審に異議を唱えた理由で2枚目のイエローカードをもらっての退場でした。これで、鳥栖はボランチに入っていた高橋秀人をCBに下げ、さらにはFトーレスを下げて河野を入れて前に蹴るしかなくなります。
そういう、圧倒的に優位な試合で、ボールを支配して勝てなかったことは残念ですが、それでも勝利という結果は得ました。浦和としては、鹿島戦に出ていた主力を投入して結果が出たので、その賭けは成功だったことになります。天皇杯優勝まであと2勝、楽しみに12月を迎えられそうです。
しかし、小野裕二は本来はトップ下気味の選手です。次第に、ロングボールを入れてくるサッカーで主導権が取れなくなり、浦和が鳥栖のバイタルエリアでボールが持てるようになってきます。アンカーに青木を置いて、柏木と長澤で入れ替わりながらボールを支配するサッカーで、優位にゲームを運ぶのみならず、16分に宇賀神、31分に槙野とゴールが入った時間も理想的でした。
宇賀神は左サイドからエリア外から打ったものですが、相手DF吉田の肩に当たってコースが変わっているというほんの少しの幸運がありました。槙野のシュートは、ちょうど柏木から興梠へスルーパスが出て、興梠が打てずにパスコースを探しながら槙野を見て出し、そこから目の覚めるようなロングシュートを放ったものです。
前半だけ見ていれば、浦和としてはまさにやりたいゲームが出せた内容でした。しかし、後半になるとしっくり行かなくなります。鳥栖が、思い切って行くしかないと決断して、浦和があまり得意でないアーリークロスをどんどん入れてきました。小野裕二も槙野に仕掛けて、あとちょっとでゴールになるような崩しも見せています。
そんなゲームは、鳥栖DFキム・ミンヒョクの退場で大きく動くことになります。アフター気味に宇賀神にタックルに行って1枚目をもらっていたキムが、主審に異議を唱えた理由で2枚目のイエローカードをもらっての退場でした。これで、鳥栖はボランチに入っていた高橋秀人をCBに下げ、さらにはFトーレスを下げて河野を入れて前に蹴るしかなくなります。
そういう、圧倒的に優位な試合で、ボールを支配して勝てなかったことは残念ですが、それでも勝利という結果は得ました。浦和としては、鹿島戦に出ていた主力を投入して結果が出たので、その賭けは成功だったことになります。天皇杯優勝まであと2勝、楽しみに12月を迎えられそうです。