今週末はレッズの試合がなく、ちょっと寂しい週末の気分でしたが、浦和MF宇賀神友弥選手の日本代表初選出のニュースで、幾分気が晴れました。宇賀神は、サッカー界で稀に見られる「敗者復活」の選手です。埼玉県戸田市出身の地元選手ですが、浦和ユースからトップチームに上がれず、流通経済大サッカー部に進む回り道をしています。
しかも、流通経済大でも即戦力とはいかず、一時は流通経済大の3軍チームであるクラブチームの「クラブ・ドラゴンズ」でプレーした時期もあります。浦和のチームメイト、武藤雄樹は宇賀神の1学年下でしたが、1年生から一軍だった武藤を、当時2年生の宇賀神がスタンドで応援したこともありました。
宇賀神がプロで通用する可能性を見せたのは、大学4年のシーズンです。当時、流通経済大の左MFとして、天皇杯でG大阪と対戦したときに、切れのあるドリブルで相手を崩したプレーも評価されて、古巣浦和が即戦力として契約することになります。
この時期は宇賀神の売りは攻撃力と思っていました。2011年のゼリコ・ペトロヴィッチ監督時代には、左SBで出場して頭上を抜かれるミスを犯し、当時は「DFではない」と評価されてMFの控えに置かれました。しかし、後任のミハイロ・ペトロヴィッチ監督になって戦術が3-6-1になり、体力のある宇賀神は左アウトサイドに最適とされ今でもポジションを守っています。
イラク戦での宇賀神への期待は、左右両方のSBができることだと思います。イラク戦はアウェイながら、イラクの政情不安を理由に中立地開催となっています。しかし、その中立地は隣国のイランです。日本代表にとっては、中東の厳しい環境であることに変わりはありません。事実、前節では豪州がこのアウェイのイラク戦を引き分けて後退する痛恨事を喫しています。
そういうときに、ACLのアウェイ戦が続いても、当たり前のように試合に出続けた宇賀神の体力は、ハリルホジッチ監督にとってどこかで使いたかったオプションに思えます。出番があるとすれば途中出場でしょうが、イラク相手に走り勝って、日本のW杯出場権に貢献してくれることを期待したいです。
しかも、流通経済大でも即戦力とはいかず、一時は流通経済大の3軍チームであるクラブチームの「クラブ・ドラゴンズ」でプレーした時期もあります。浦和のチームメイト、武藤雄樹は宇賀神の1学年下でしたが、1年生から一軍だった武藤を、当時2年生の宇賀神がスタンドで応援したこともありました。
宇賀神がプロで通用する可能性を見せたのは、大学4年のシーズンです。当時、流通経済大の左MFとして、天皇杯でG大阪と対戦したときに、切れのあるドリブルで相手を崩したプレーも評価されて、古巣浦和が即戦力として契約することになります。
この時期は宇賀神の売りは攻撃力と思っていました。2011年のゼリコ・ペトロヴィッチ監督時代には、左SBで出場して頭上を抜かれるミスを犯し、当時は「DFではない」と評価されてMFの控えに置かれました。しかし、後任のミハイロ・ペトロヴィッチ監督になって戦術が3-6-1になり、体力のある宇賀神は左アウトサイドに最適とされ今でもポジションを守っています。
イラク戦での宇賀神への期待は、左右両方のSBができることだと思います。イラク戦はアウェイながら、イラクの政情不安を理由に中立地開催となっています。しかし、その中立地は隣国のイランです。日本代表にとっては、中東の厳しい環境であることに変わりはありません。事実、前節では豪州がこのアウェイのイラク戦を引き分けて後退する痛恨事を喫しています。
そういうときに、ACLのアウェイ戦が続いても、当たり前のように試合に出続けた宇賀神の体力は、ハリルホジッチ監督にとってどこかで使いたかったオプションに思えます。出番があるとすれば途中出場でしょうが、イラク相手に走り勝って、日本のW杯出場権に貢献してくれることを期待したいです。