Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

新たなメッシ対策(ユベントス対バルセロナ)

2017-05-07 20:56:39 | ワールドサッカー
撮り貯めたワールドサッカーのビデオから、欧州CL準々決勝1stレグのユベントス(以下ユーベ)対バルセロナ(以下バルサ)を見ていました。結果は3-0でユーベの勝利だったことは知っていましたが、バルサが誇る3トップ、メッシ、スアレス、ネイマールの「MSN」をどうやって完封したかに興味がありました。

ユーベの布陣は、4-4-1-1ともいえるもので、サイドハーフのクアドラード、マンジュキッチを低い位置に置いたことがポイントでした。彼らサイドハーフの仕事は多くが守備で、特に左のマンジュキッチはメッシにボールを入りにくくするという大きなミッションを与えられていたように見えます。

前半のボール保持率はバルサ67%、ユーベ33%でした。それだけ、バルサはボールを支配してどこかに隙がないか狙っていましたが、このユーベの守備の前に、ボールを持てなくなったメッシが下がってきたところが、ユーベの狙い通りになったこの試合のポイントでした。メッシは高い位置で持てば、ドリブルでDFを2,3人まとめて抜くことができます。

しかし、ボランチの位置で持つメッシは、時折高いパスセンスこそ見せますが、それほど怖くありません。まずはメッシをゴールから遠い位置で持たせること。バルサ左SBの24番マチューがフィットしていなかったことでそこをクアドラードで狙い、守備のカバーにネイマールを回させることというゲームプランを徹底した結果、うまく隙を突いたトップ下のディバラの2ゴールで試合を大きく優位に運ぶ結果につながりました。

後半、CKからキエリーニのヘディングシュートで3点目まで入れたユーベは、最後までバルサの攻めを機能させず、2ndレグに大きなアドバンテージになる3点のリードを奪ってカンプノウに乗り込むことに成功しました。今まで、いろんなチームのバルサ対策を見てきましたが、このユーベの手はこれから真似るチームも出るのではと思うほどのインパクトがありました。

もちろん、ユーベの前線に、イグアイン、ディバラがいることで機能したという側面はあります。イグアインでボールを収めて時間を作り、バルサに一方的にボールを支配されない条件を満たしたからこその勝利だったと思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする