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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

7分間が生んだ痛恨のドロー(5/20浦和対清水)

2017-05-20 22:41:55 | 浦和レッズ
今日の浦和対清水戦、3-3の引き分けに終わりました。内容的には、勝ち点を落とすような試合には見えなかったですが、その要因は清水が鄭大世の強烈なシュートで1点返した後の対応でした。まだ、この時点では浦和は2-1とリードしています。2点ビハインドになってから清水が前から圧力をかけ始め、浦和がそれに対応できなくなっている流れの悪さは明白でした。

浦和は、その失点の後、無理に攻めに出始めてしまいました。阿部勇樹と柏木陽介で、一旦ボールを落ち着かせてゲームの流れを膠着させる手もあったはずですが、浦和というチームの弱点として、攻める以外の時間稼ぎが苦手というものがあります。無理に攻めに行った結果、鄭大世の2点目も、チアゴ・アウベスの3点目も、カウンターから関根が戻れない左サイドのスペースを狙われました。

もちろん、相手のシュートも素晴らしかったことは認めます。鄭大世の1点目も、チアゴ・アウベスの3点目も、スーパーゴールと言っていい弾道です。それでも、この3失点が、わずか7分の間に起こったことは事実です。その悪い時間をいなして、後ろで落ち着かせてチャンスをうかがう慎重策がなかったことが残念でなりません。

清水は、小林伸二監督が山形を率いていたときと似た戦術の、4-4-2で後ろ2ラインを引いて守るサッカーでした。前の2枚、鄭大世とチアゴ・アウベスは相手にプレスを掛け、楽にボールを出させないようにして後ろの2ラインで粘る、リトリートサッカーです。もっとも、浦和のミシャサッカーを相手にした今回は、デメリットも多く出現していました。

2ラインコンパクトサッカーは、5バックと比べると浦和のアウトサイドをマークしにくい戦術です。うまく最終ラインをスライドさせて、放置せざるを得ない逆側のアウトサイドにボールを出させない守備が必要ですが、前半は関根が面白いように空きました。この、機能したとは言い難かった前半の清水の守備を考えると、前半で2点目を入れておけなかったことが最後まで響いた格好です。

それでも、負ける可能性もあった試合を、興梠のハットトリックで辛くも引き分けに持ち込んでおいたのは、後で何か価値が出てくるかもしれません。ラファエル・シルバが足の付け根の肉離れで不在の間の攻撃は少し不安もありましたが、興梠、李、武藤の「KLM」の連係という意味では機能していた試合でした。

書き足りないことは明日のマニアック分析で書きます。
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