Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ザックジャパンを振り返る

2014-06-25 18:35:24 | ワールドサッカー
こういう日本敗退の後は、他カードを見てマニアックな分析を書いた方が精神衛生的にはいいですが、平日は他カードを見る余裕はないので、ザックジャパンの総括を書きます。ザックジャパンの骨格は、実は初戦のアルゼンチン戦(2010年)にある程度できていて、本田圭佑トップ下、香川真司左MF、岡崎慎司右MF、ボランチ長谷部などは今日の試合と変わっていません。

このアルゼンチン戦は1-0で勝利して、日本の歴史が変わると当時は狂喜乱舞していましたが、4年経ってメンバーが変わっていないのはあまり良い傾向ではありません。確かに、ザックの功績は十分あり、2011年アジアカップ優勝、W杯アジア予選通過、2012年アウェイのフランス戦勝利、2013年アウェイのベルギー戦勝利があります。

それでも、コンフェデ杯3戦全敗、W杯1分け2敗という結果を見ると、世界に挑戦できるまでにはチーム力を上げ切れなかったのが現実です。理由として考えられるのは本田圭佑中心のチーム作りでしょう。確かに、彼は日本人初のミラン移籍という実績は十分ですが、7月のロシアリーグ開幕から休みなくミランに移籍しているので十分なオフを取っていませんでした。

過去に3次予選で本田圭佑不在時に柏木、中村憲剛をトップ下で起用したこともありますが、本田圭佑の今大会のコンディションはいいとは言えず、どうして代役を育てて置かなかったとは言いたくなります。

また、ザックの理想のサッカーの3-4-3を何度か試そうとしたのは時間の無駄でした。この戦術は本田圭佑と両立しない戦術で、結局本田圭佑が真ん中に入ってしまって、ザックサッカーとは違う形になってしまいました。

ザックは初の代表監督で、世界中の選手のコンディションを見抜くという作業はやはり難しかったようです。今回は長友佑都がインテル、香川真司がマンUと今までの日本サッカーでは考えられない位置に来ましたが、W杯の出場国も同様に力をつけています。

今回は期待が大きかったので、結果は本当に残念ですが、いつかは日本人でワールドクラスと呼ばれる選手は出るはずだと、今後に夢を託したいと思います。
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ロドリゲス1枚で(6/25日本対コロンビア)

2014-06-25 08:51:11 | ワールドサッカー
これほど大事な試合でも、私の観察パターンは変わらず先に相手のコロンビアから見ました。コロンビアはコートジボワール戦からメンバーを8人代えている情報ですが、最初の印象はショートカウンターのチームというものでした。

ザンビアが日本対策で見せたように、ボランチからの縦パスをカットしてスピードに乗るのが手でした。これなら、不用意なミスを避ければ日本がポゼッションできるチャンスはあると思いました。しかし、まさかの今野のPK献上は、嫌な雰囲気にするには十分でした。

また、頼りの本田圭佑の出来が良くないのも気になりました。相手がメヒアをマンツーマンでつけてきたこともあり、ボールが足元に収まらず、頼みの綱のFKも二度壁に当てました。それでも、右からのクロスを岡崎がヘディングで押し込んだ同点ゴールは、ハーフタイムの雰囲気を良くしたと思います。

後半の頭に、コロンビアはトップ下のキンテロに代えて、10番のハメス・ロドリゲスを入れてきます。結果的にはこれが試合の流れを変えました。ロドリゲスはフランスリーグのモナコ在籍で日本での知名度は高くないですが、22歳の若さで既にリーグを代表するMFです。

1次リーグ突破には勝つしかない日本は、ラインを上げてボールを支配しに行きます。それがロドリゲスの狙い目でした。セカンドボールを拾ってカウンター狙いに絞ったコロンビアの前に日本は後ろを向かされ、チェックに行った長谷部や内田がかわされて、ロドリゲス、ラモス、マルティネスの三人でカウンターを完成できたコロンビアの勝利は必然でした。

それでも、攻めに出た負けなので、それほど打ちのめされた気分ではありません。勝たなければいけない状況を作った方が悪いと、不完全燃焼だった最初の2戦が悔やまれると、今日のところはそんな思いです。ザックジャパンの総括は落ち着いてからゆっくり書こうと思います。
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