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Kobby loves 埼玉&レッズ

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出し抜くうまさ(9/11日本対イラク)

2012-09-14 18:17:07 | ワールドサッカー
イラクは前監督のジドカ氏が率いていたときから組織的には出来上がっているチームでした。そのため、イラクの鍵を握るのはFWのマハムード次第と思っていましたが、そのマハムードのベンチスタートには驚きました。中盤のアクラムもベンチスタートで、若い力に賭けたのがジーコ監督の采配でした。

イラクはボランチのところまではボールが収まるので、そこからサイドへ散らすまでは予定通りだったと思いますが、ポストに入れるマハムードがおらず2トップが相手ボランチのマークについていることが多く、流れの中ではカウンターくらいしかチャンスを作れませんでした。

それでも、イラクはさすがジーコ監督が指揮を執っているチームだけに、セットプレーは強かったです。前半早々からニアサイドで競り勝ってGK川島を脅かすと、守備でもしっかりマンツーマンで勝ち、カタールのようにボールウォッチャーになるようなわかりやすい欠点はなかったです。

日本の攻撃は岡崎が効いていました。いつもの日本代表なら長谷部と遠藤からトップ下の本田圭佑に入れる縦のパスが主体ですが、今回はサイド攻撃が効きました。岡崎からのクロスを前田が頭で合わせた先制点は前田の相手を出し抜くうまさが出たゴールだと思います。

香川が腰痛で急遽出場を見合わせましたが、代役の清武も大いにアピールした試合でした。今回の攻撃がサイド主体だったのも、サイドアタッカーの清武には向いていて、最初のヘディングシュートは決めておきたかったですが、遠めからでも思い切ってシュートを打つのはイラクの守備陣に脅威を与えたことでしょう。

最終スコアは1-0と僅差でしたが、負ける気はしなかった試合で、予選通過には大きく近づいた試合だったと思います。もちろん、オマーンやヨルダンも豪州やイラクが勝ち点を落としている以上、相手のホームなら何が起こるかわかりませんが、今回は比較的楽に通過できそうと思っています。
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