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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

異質なアプローチ(7/9なでしこ対ドイツ)

2011-07-11 20:52:38 | レディース
この試合は結果を知ってから見たので、夏バテ気味の私はつまらない試合だったら寝てもいいかくらいのつもりで見ていました。しかし、なかなか女子サッカーの世界トップレベルを見る機会はないので、ドイツがどんなチームかに意識が割かれ寝ることはありませんでした。

なでしこが組織と戦術のサッカーでここまで来たのとは対照的に、意外にもドイツはあまり連動性や速さは感じられず、個人のパワーとテクニックで力任せに点を取っているチームという印象です。ドイツと北京五輪の3位決定戦で対戦したときはなでしこがこの強さに対抗できずに敗れています。

1対1は相手の方が強いので、なでしこは次々と相手のアーリークロスを浴びます。ただ、なでしこも170cmのCB熊谷が加わって真ん中の強さは増しています。一度でもCBが競り負けたら終わりの厳しい展開を、DF陣が粘り抜いたことが、この試合を勝利に持ってきました。

かつて、川淵キャプテンは日本サッカーを強くするには女子の方が早いと言っていました。これほどのレベルの方なら海外のトップレベルのサッカーを見ていたと思いますが、確かに先日のドイツのサッカーを見ると女子のトップレベルは強引なサッカーをしていて、日本の速さとパス回しのスタイルが通用するという確信があったのでしょう。

決勝点の丸山は東京電力マリーゼでプレーしていた選手で、現在は千葉所属ですが今回の原発事故で辛い思いもしたでしょう。一度もスタメンがなくても、佐々木監督から好調を評価され、後半の頭からという長時間チャンスをもらったので、結果は出したかったでしょう。

マスコミでも再三言われていますが、この場面は出した澤とスペースに走り込んだ丸山の連係が見事に取れていて、これしかないチャンスを見事にものにしたなでしこの集中力は評価できます。一度も勝ったことがなかったドイツに、相手の満員のサポの前で勝利を収めるなどという経験はなかなかできるものではありません。

しかし、ここまで来ると我々サポーターにも欲が出てきます。女子初の決勝進出となれば、また応援のしがいがあります。スウェーデンは強いですが勝利を期待したいです。
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川崎F戦プレビュー

2011-07-11 18:54:54 | 浦和レッズ
なでしこのことも書きたいですが、とりあえずこのブログは浦和系ということでミッドウィークの川崎F戦のネタを優先します。今年は震災の影響でキックオフの時間が揃っている週が多く、なかなか他チームの情報は集め切れていません。

川崎Fも最後に見たのが震災前の開幕戦の山形戦なので、当時とはメンバーも戦い方もだいぶ違っていると思いますが、今までの堅守速攻型のチームを相馬新監督が自ら仕掛けるサッカーに変えようとしているチーム改革の途中ということはわかりました。

攻めてくるG大阪相手にいいサッカーができたことを考えると、川崎Fが出てきてくれれば面白い試合になるかもしれません。浦和キラーの左SB小宮山の裏を取って仕掛ければ最高のリベンジになりますが、右MFはスピードはそれほどではないマルシオなので、アシストの起点になれば十分でしょう。

また、川崎Fといえば今季得点ランキングに入る活躍をしている小林悠も注目選手です。開幕戦は出場していないので、私の目ではプレーを見ていませんが、川崎サポの友人から仕入れた情報ではポジショニングで勝負する、全盛期の武田のような選手という話です。

以前、川崎F対仙台の試合を見たときに「ジュニーニョの不振は気になる」と書いた記憶があります。しかし、ジュニーニョもスタメンを奪回することはできたらしく、点も取り始めています。サッカーを一度も見たことがなかった知人を驚かせたスピードが戻っていれば、スピードに難がある浦和の永田、スピラノビッチの両CBは徹底的に仕掛けられることになりそうです。

浦和にとっては、この試合は新外国人デスポトビッチが出場可能になる前の最後の試合になります。デスポトビッチが試合にいきなり出られるコンディションかどうかはわかりませんが、原、高崎といったトップしかできない選手にとっては、最後のアピールチャンスになるかもしれません。

彼らが点を取り、デスポトビッチが不調ならいつでも取って代わるぞというアピールをしてくれることでチームが活性化して欲しいです。また、前節アピールに失敗した山田直輝は今節はベンチスタートかもしれません。しかし、膠着した展開なら彼の力を必要とする場面はあるでしょう。負傷明けでへばっていない山田直輝には、それまでの離脱分を取り戻すくらいの活躍を期待しています。
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