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Kobby loves 埼玉&レッズ

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違うチームで3度欧州制覇(セードルフ)

2011-05-09 18:50:41 | ワールドサッカー
浦和敗戦のため、今日も浦和の選手はネタにできず、昨日テレビで見たミランチャンネルから印象に残った大ベテランのクラレンス・セードルフ選手(オランダ人)のネタにします。セードルフは1995年にアヤックスの一員として19歳の若さで欧州CLを制しています。

もっとも、この欧州制覇で市場価値が向上して、すぐにサンプドリア(イタリア)に移籍しているので、アヤックスが出場してトータルフットボールと呼ばれた1995年のトヨタカップには出場していません。

こういう若い頃から活躍した選手は意外と選手生活は短いこともあるのですが、セードルフはRマドリード(スペイン)でもACミラン(イタリア)でも欧州CLを制して、違う3つのチームで欧州制覇をした初めての選手になります。

35歳になったセードルフが未だに現役を続けられているのは、ACミランというチームが比較的ベテランを尊重してくれるチームだというのも理由だと思います。たとえ、体力的に全試合のスタメンは無理だとしてもベンチに置いて切り札にする、クラブの懐の深さがあります。

今年のACミランは国内リーグは優勝目前という充実した一年になりそうですが、一時は負傷者が続出して苦しい台所事情だった時期もあります。こういうときに重宝したのは中盤ならどこでもできるセードルフの適応力でした。

運動量は全盛期に比べると多少落ちた印象ですが、セードルフは長い距離を正確に蹴れる能力があります。この能力を買って、欧州CLのベスト16のトットナム戦では攻めに出なければいけないチーム事情もあって、アレグリ監督はセードルフをアンカーで使ってきました。

残念ながら、この試合はスコアレスドローでACミランはトータルスコアで敗退したのですが、ギャンブルのように思えたセードルフのアンカーは予想以上に機能していました。ピルロのように華麗な浮き球で通す訳ではありませんが、長い距離でも通る速いパススピードのボールをうまく使っていました。

一発で逆サイドに振れるロングパスは今の浦和に不足しているもので、このセードルフのパスを見て「うまいな」と言っている自分がちょっと悲しくなります。マルシオやマゾーラならできると思うのですが、実際にピッチで見ないとまだ確信は持てません。
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