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Kobby loves 埼玉&レッズ

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日本代表の立て直し

2010-06-25 18:48:40 | ワールドサッカー
今朝のデンマーク戦は、起きてはいましたが、寝ぼけ眼で得点シーンは覚えていますが、「あれ?岡崎は誰と交代したんだっけ?」というもうろう状態なので、このブログに載せるような分析記事は再放送で確認しないと書けません。

そのため、今回はついにベスト16にたどり着いた日本代表の足跡を書きます。岡田監督はベスト4を口にしていますが、個人的にはベスト16でも成功の部類には入ると思います。ここまで来ればどこと当たっても強いので、パラグアイを本気にさせるめったにないチャンスだと思って頑張ってほしいです。

岡田監督が2008年のW杯3次予選のときに遠藤をアンカーの位置にコンバートしたことは、当時は英断だと思っていました。守備の職人タイプを好んだオシム前監督のカラーを一掃して、中盤は全員がパスを出せるチームへの改造でした。

この改革に取り組んだ初戦のオマーン戦を3-0のスコア以上の完勝で結果を出すと、それ以降のアジア予選では遠藤の位置は一貫してアンカーでした。引いた相手ならボールの持てる遠藤の技術が生きた訳です。

おそらく、W杯壮行試合の韓国戦を無難に乗り切っていたら、岡田監督は予選のサッカーでW杯本大会を戦おうとした可能性が高いと思います。しかし、この韓国戦は2-0というスコア以上の惨敗で、進退伺騒動も起こしています。一番深刻だったのは、自慢のはずの中盤が機能しなかったことです。

しかも、相手が日本の弱点を遠藤のところと見破っていました。激しく遠藤のところにプレスがかかり、天皇杯やACLなどで試合過多の遠藤はそのプレスをさばき切れませんでした。これでは本大会の相手は皆遠藤のところを狙うという危機感が岡田監督に出たと思います。

そのため、岡田監督の取った手は一度は自ら否定した守備の職人タイプの阿部勇樹の起用でした。攻撃の枚数が一枚減る分は、松井、大久保、本田圭佑という個人技タイプを前に置くことで対応しました。

結果的には、内容の良くなかったカメルーン戦を松井と本田圭佑で1点取り、守備が阿部勇樹の起用で安定して拾ったことが今の結果を呼びました。自らの哲学を突然曲げるのは選手も驚いたでしょうが、たぶん遠藤のアンカーではもたなかったと思います。監督の方針変更も、プラスに出ることもあるものです。
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