こばとの独り言

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第33回 エリザベス女王杯

2008年11月16日 23時08分00秒 | その他(未分類)

秋の女王決定戦「エリザベス女王杯」(G1 京都競馬場 芝2200メートル)が行われた。今年は外国から2頭参戦し、国際戦となった。牝馬限定戦だが、現役最強牝馬のウォッカ&ダイワスカーレットがいないのは残念だが仕方ない。牡馬相手でも勝ってしまうこの2頭がいたらお話にならん(笑)

圧倒的な1番人気は一昨年の2冠牝馬カワカミプリンセス。一昨年このエリザベス女王杯で1位入線するも、大斜行をしてしまい、12着に降着となった。その後、それまでの連勝がウソのように勝ち星に見放されており、今回は2年半ぶりの勝利となるか注目された。
2番人気は牝馬最強世代と言われる4歳牝馬の代表ベッラレイア。素質的にはウォッカやダイワスカーレットと勝負できる器だと思うのだが、追い込みの脚質が災いしているのか、なかなか勝ちきれない。
3番人気は1997年の天皇賞・秋を勝った名牝エアグルーヴの娘ポルトフィーノ。すでに姉のアドマイヤグルーヴがこのレースを勝っており、親仔3代G1制覇の偉業を成し遂げているが、今回ポルトフィーノが勝てば姉妹制覇の偉業となる。その血統背景と能力の高さからデビュー当時からずっと注目されつつも、これまでG1に出走することが出来なかった。桜花賞は枠順が発表された直後にハ行で出走取り消し。オークスは直前で骨折が判明して回避、秋華賞は賞金不足により除外(ただし、秋華賞当日に行われた条件戦は圧勝している)。そして今回初めてのG1出走となったのだが・・・。

スタート直後。1頭落馬。なんとポルトフィーノだった!!スタートが合わず、躓いて武豊騎手が振り落とされ、ポルトフィーノ絡みの馬券40億円分が一瞬でパーになった。これは武豊騎手のせいではなくただ単に運が無かっただけ。あれで落ちなかったら人間技じゃねぇって感じだったし。ディープインパクトの皐月賞でも躓いたがそのときは辛うじて抑えられたが、今回はダメだった。そういえば、数年前の菊花賞でもスタート直後に落馬してたな・・・あの時は1番人気のノーリーズンだった。
京都競馬場ではどよめきと悲鳴が聞こえ、いきなり波乱ムードの雰囲気が漂う中、カラ馬となったポルトフィーノが先頭を駆けていく。

最後の直線。抜け出したのは3歳牝馬のリトルアマポーラ。素質はあるものの、G1ではその能力を出し切ってない感があった馬だが、今回はルメール騎手が上手く乗り、1位でゴールを駆け抜けた。ちなみに、ポルトフィーノはリトルアマポーラより先にゴール板を駆け抜けている。能力があることは分かったけど・・・残念だったね。
カワカミプリンセスは追い込んだものの2着。ベッラレイアは指定席とも言える3着。

ポルトフィーノの落馬で始まり波乱ムードが漂ったレースは荒れずに結構固い決着となった。ポルトフィーノは本当にG1になると運が向かなくなるなぁ・・・能力は高いだけにちょっと可哀想になってきた。

落馬した武豊騎手は両肩打撲だそうだ。大事に至らなかったのは何より。来週はマイルチャンピオンシップでスズカフェニックスに乗るはずだが、大丈夫なのか?

それにしても・・・リトルアマポーラが勝ったのに、落馬したポルトフィーノのほうが目立った今回のレース。やはり、ウォッカとダイワスカーレットを破らずして女王は語れないってことなんだろうな。

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