お父さんの底力。

寅さんとか長島監督とかによく例えられるお父さん。ついに脳梗塞で倒れました。しかしマイペースさに変わりなし!

長い間介護をやっている人って本当に偉いな。(H27.10.26)

2015-10-26 22:21:36 | Weblog

そういえばこの間お父さんがキレた後、

私も父の顔を見るのもすっかり嫌になってしまって

その日は残業をして帰ったのが10時近くだったんだけど

お父さんはリビングで大音量でTVを見っぱなしだったので

そのまま空きっ腹をかかえて部屋にこもって思ったわけです。

 

「本当に何年も介護をしている人って偉いな~」

 

もうずーっと灰色の生活をしているように思っていた私ですが、

よく考えたらまだお父さんが入院してから2ヵ月、

家に帰ってきてからはまだたったの1ヵ月。

なのにこんなにイライラしたり疲れたりしている。

しかも介護の程度はぜんぜん軽い方だと思うのに、

もうときおり、殺意がわくことがある

シンボーのきかない私。

まーそりゃ、お父さんの子供だからな。

 

何年も何年も介護したあげく、思いあまって殺してしまった

という事件が時々あるけど、無理もない、と私は思う。

むしろそんなに何年もじっと耐えて介護をしていたっていうのが

すごいと思う。

それで有罪になるのもなんだかやり切れない。

それまでのその人の辛抱は何にも評価されないのか?

その人を支えなかった人たちに罪はないのか?

 

 

結局、自分だけが介護者、

対する相手は介護の相手だけ、

という環境が一番人を追いつめるんだと思う。

つらいのは、

一緒に手伝ってくれる人がいない、とか

わかってくれる人がいない、とか

いざというときかわってくれる人がいない、とか

先に希望が見えない、とか

そういうところだと思う。

 

実務的に介護を助けてくれなくても、わかってくれる人がいるだけでも

ずいぶん気持ちに余裕がでると思う。

私も少しでも友達と会って話をしたいんだけど、

そんな時間が全然ないんだよねー。

これ書く時間だって寝る時間削って書いてる

 

お父さんになんでもいいから生きていて欲しい、

元気で笑っていて欲しい、

と思ったのは本当だけど、

やっぱり理想は

父さん元気で留守がいい。

なのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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