この写真で見ると「イワタバコ」の葉が「タバコ(煙草)」の葉によく似ていることがわかる。
「イワタバコ」(岩煙草):イワタバコ科の多年草で湿った岸壁などに着生する山野草。花が美しいので園芸用に栽培もされている。葉の形が「煙草」の葉によく似ている。「岩に張り付くように生えている煙草に似た葉の植物」ということで「岩煙草」と名づけられた。若葉は食用にもなるという。
近隣では鎌倉の多くの寺院で、裏手の日当たりのよくない石垣などに群生しているのがよく知られている。この季節では紫陽花と並んで鎌倉の寺院でもっともよく見かけられる花である。特に「東慶寺」、「円覚寺」、「建長寺」、「成就院」、「長谷寺」などで多く見られる。花期は6月から8月にかけてで、花の色はほとんどが紫色でまれに白花もあるというが、白花はまだ一度も見かけたことがない。また東京都内では御岳山や高尾山にも群生地がある。
4枚の写真は前の記事と同じく、千葉県の鋸山「日本寺」境内の岩場や石仏の並ぶ石段に生えているのを見つけて撮影したものである。
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