たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

初冬の渓流(千葉県)

2014年12月07日 | 写真









 君津市の山間部に簡単には近づけない「秘境」の滝がある。この滝の撮影にはちょうど三年前から通い始めた。房総南部の山あいは夏場は山ビルが多いことで知られている。ヒルよけの知識がなければ気軽には入り込まないほうが賢明である。これは鹿やイノシシが多いためだと言われている。かなり以前から関東甲信越などの山あいの情報をネット検索しているうちにこのことがわかり、夏場は避けて早春の新緑の季節と晩秋から初冬にかけての紅葉の季節以外はあまり深入りしないようにしてきた。幸いそのほうが写真撮影にはありがたい季節で助かっている。

 
 写真は二枚とも君津市豊英(とよふさ)の渓谷にある「豊英大滝」で撮影したものである。この滝は「清和県民の森」の奥深いところにある。その名を入力してネット検索すれば位置はすぐわかる。広大な県民の森入り口に詳しい案内板(地図)がある。この滝への道は滝の姿がまだ見えないところまでで、その後は50m以上は沢に入って歩くため長靴を用意してでかけたほうがよい。

 滝の周りの紅葉は初冬だというのにまだ緑が多かった。深い谷間なので日当たりがよくなくて二枚目の滝脇の紅葉がきれいになるのは12月中旬頃ではないかと思われる。谷間の上のほうには朝日が差して暖かそうで、その日当たりのよい部分の鮮やかな紅葉の色が滝下の水面に映りこんでいた。       


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