今さっきNHK大河ドラマ『光る君へ』の最新回(第38回)をNHKオンデマンドで観ました。日本との時差が夏時間で7時間あるフランスで午後5時過ぎにはもう視聴できます。これってもうほとんど「リアルタイム」で観ているに等しいって勝手に思って喜んでいます。
朝ドラも同じでした。先月終了したばかりの『虎に翼』もその前作の『ブギウギ』も、ほぼ「リアルタイム」で全回視聴しました。それどころか、特に気に入った回(いわゆる「神回」ってやつですね。この言葉、死ぬほど嫌いな言葉ですけれど、敢えて使います)は何回も観ました。これができるのがオンデマンドのいいところですね。9月30日に始まった『おむすび』も一応第一週は全回視聴したのですが、次週からは、あのぉー、ちょっと未定です……。
『光る君へ』に関しては、まったく個人的な関心からの感想に過ぎませんが、紫式部と清少納言との絡み、和泉式部とのそれをとても面白く鑑賞しています。いわゆる学術的に認められた「歴史的史実」としては、まあありえない場面設定なのですが、まさにそうであるからこそ、もしほんとうに彼女たちが面と向かって話し合うことがあったとしたら、こんなだったかも知れないなあとか、いやいや、これはいくらなんでもやりすぎでしょうとか、ツッコミを入れながら観られるのが楽しい。
今日の回では、清少納言も和泉式部も登場していて、それぞれに楽しめました。特に「ききょう」(清少納言)の「まひろ」(紫式部)に対する怒りの発言、よかったなあ。
清少納言を演じているファーストサマーウイカさん、登場初回を観たときは、ちょっと周りから浮いている感じで、言葉遣い、これでいくの、大丈夫?って、かなり違和感と反発と不安を覚えたのですが、回を重ねるごとにほんとうにスゴみを増していって、『枕草子』ってこんなふうに書かれたのかって、もちろん学術的には問題があるにしても、そう思わせるだけの説得力があったし、彼女と高畑充希さん演じるところの中宮定子とのシーンも映像的にとても美しかった。
まったく個人的な意見をぼそぼそ言うに過ぎませんが、もし今回の大河ドラマの「最優秀助演女優賞」があるとすれば、私は躊躇なくファーストサマーウイカさんに一票投じます。
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