最近はこのブログで話題にすることもなくなったが、ジョギングは休まず続けている。だいたい10キロから12キロ、毎日走っている。いつもより体が軽く感じられるときは、それ以上走る。今日は、およそ二時間半で23キロちょっと走った。この季節、森の中の紅葉が美しい。それを嘆賞しながら走る。落葉が降り積もった小道を走るのは、足への負担が舗装路よりも少なく、それがさらに走り続けたいという気持ちにする。
走り終えて帰宅後まずすることは、履いていたランニングシューズのクリーニングである。五足のシューズを日替わりで順に履いているから、一回のジョギングでそう汚れるわけではないのだが、靴底についた泥汚れや細かい砂利を洗い流し、最後は洗剤をつけて洗う。だからどのシューズもいまだに新品のようにきれいだ。
毎日靴底を洗っていて思う。たかが一時間か二時間走っただけで、しかも泥濘は避け、見たところゴミも落ちていないような舗装路を走っただけなのに、こんなにも汚れるものなのかと。しかも、それは玄関外の足ふきマットで靴底の汚れを拭ったうえでのことである。だから、たとえ足ふきマットで靴底を拭ってあるとしても、土足でそのまま室内を歩く人の気が知れない(日本人にはまずいないと思いますが)。
欧米人でも玄関で室内履きに履き替える人が以前に比べると増えたようだ。衛生の観点から見れば、当然のことである。洗剤を使って床を磨く前に、そもそも玄関で靴を脱げばよいではないか。室内に絨毯が敷いてある場合、そこにすべての汚れがなすりつけられているにすぎない。いまだに玄関の足ふきマットに靴底を擦りつけただけで、室内を闊歩されている向きは、一度自分が履いていた靴を手にとって靴底をご覧になってみてはいかがであろうか。