「戯言の部屋」

セピアス、戯言を語るの間

いつも何かを待っている

2006-11-13 22:47:16 | Weblog

 11月12月となるにつれ、毎年毎年色々なものが焦げ付いていく。
 冬は好きだけど、なんでだか「やっとこさっとこ」生きている感じがして仕方ない。
 いつになったら穏やかな冬を迎えられるのか?
 秋にその年の最高の時を向かえ、そして冬に向かって急降下。
 なんだかその繰り返し。
 とにもかくにも慌しく働いて動いて走り回って・・・そうして気付いたら年が明けている。

 金銭的な余裕がないのは致し方ないのだが、それだけでなくプライベートも焦げ付きがち。
 何だかいつも切羽詰っている感じ。
 そろそろ、そんな時期がやってきた。

 去年の12月はオフ会やってたっけ。
 そうか、去年はわりと楽しく過ごしていたんだな。
 新しい恋もあったしね。
 終わってしまった恋だけど。
 
 今年の冬はすでに焦げ付き始めている。
 目線が下がりがちなのが、大変よろしくない。

 冬になると。
 いつも何かを待っている。
 この状況を打破してくれるものではない。
 そんな都合のいいことを考えてはいないけど。
 ほんの一時でも息が出来るように、雲間から僅かに指す一筋の光のようなものを。
 暗い闇に目を凝らし、息をつめて待っている。
 想いより儚く。
 願いよりも切ない。
 それは祈りのようなもの。

 降りしきる雪のように音も無く。
 訪れて欲しい、何か。

 それは案外、前向きに生きる勇気なのかもしれない。