11月12月となるにつれ、毎年毎年色々なものが焦げ付いていく。
冬は好きだけど、なんでだか「やっとこさっとこ」生きている感じがして仕方ない。
いつになったら穏やかな冬を迎えられるのか?
秋にその年の最高の時を向かえ、そして冬に向かって急降下。
なんだかその繰り返し。
とにもかくにも慌しく働いて動いて走り回って・・・そうして気付いたら年が明けている。
金銭的な余裕がないのは致し方ないのだが、それだけでなくプライベートも焦げ付きがち。
何だかいつも切羽詰っている感じ。
そろそろ、そんな時期がやってきた。
去年の12月はオフ会やってたっけ。
そうか、去年はわりと楽しく過ごしていたんだな。
新しい恋もあったしね。
終わってしまった恋だけど。
今年の冬はすでに焦げ付き始めている。
目線が下がりがちなのが、大変よろしくない。
冬になると。
いつも何かを待っている。
この状況を打破してくれるものではない。
そんな都合のいいことを考えてはいないけど。
ほんの一時でも息が出来るように、雲間から僅かに指す一筋の光のようなものを。
暗い闇に目を凝らし、息をつめて待っている。
想いより儚く。
願いよりも切ない。
それは祈りのようなもの。
降りしきる雪のように音も無く。
訪れて欲しい、何か。
それは案外、前向きに生きる勇気なのかもしれない。
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