想定外の出来事

昨日の台風には驚かされました。
ＪＲ全線がストップしたため、沼津駅をタクシーで出ましたが国一バイパスで閉じ込められて立ち往生、これでは帰れないと考えて急きょ富士駅へ。
ここまでが３時間。
富士駅のそばの居酒屋で時間をつぶして電車の再開を待ちましたが、一向に動く気配はありません。
（泊まろう）と決断しホテルを探しましたが、どこも満員です。
駅構内のタクシードライバーに「静岡まで帰りたいが…」と聞きますと、一人は「無理だ」との返事、もう一人は「保証はできないが静岡駅へ着いたという仲間はいる」との答えです。
私だけだったら駅構内で野宿したでしょうが、４人いましたので相談の結果挑戦することにしました。

富士川が増水しているため富士川越えがポイントです。
通常ルートは大渋滞でしたから、富士宮から芝川方面へ上りなんとか富士川を超えました。
しかしなんと、橋向こうのトンネルが通行止めです。
（これまでか）と一時はあきらめかけましたが、ここまできたならばと峠越えの道を行くこととしました。
冷や冷やしながらもようやく５２号線にたどりつきホッとしました。
結局静岡駅に到着したのは午前零時、沼津駅を出発したのは午後３時半でしたから８時間半の旅でした。
駅構内は帰宅困難者で一杯でしたが、こんな光景は見たことありません。

朝、朝食時に親戚の家の被災を知りました。
裏山が崩れて家屋が土砂と大木でやられてしまったとのことです。
幸いにも怪我人はいなかったとのことですが、何があるかわかりません。

日中の会議で会う人ごとに様々なトラブルの話を聞きました。
我が組織の事務局長の家も、飛んできたトタン板やカーポートにやられてしまったと嘆いていました。
今年はほんとうに災害の当たり年です。
想定外がこんなに身近で起こるとは、これこそ“想定外”でした。