一人一様百人百様、一人として同じ人間がいないように、ひとつとして同じ選挙はありません。
選挙が違えば当然違いますし、同じ衆院選挙でも選挙区によって違うし、同じ選挙区でも前回と今回は違います。
勝つためには昨日と今日の戦略戦術が変わることもあります。
今日は西部地域の空気を嗅ぎに出かけました。
8区から7区へ、そして3区でマイクを握り1日を終えました。
この3日間で5区と6区を除きすべての選挙区の空気を嗅ぎましたが、なかなかに厳しい状況です。
週刊誌や新聞各紙で民主党有利の報道が先行し、心配していたように我が陣営の一部にも気の緩みが見受けられます。
気がかりなことは相手陣営の戦略転換です。
“マニフェスト選挙”や“政権選択の選挙”という戦いの土俵では分が悪いとみて、“個人選択”の土俵に持ち込もうとする陣営が現れました。
当選回数の多さや人生経験の多さでは、新人や30代40代の多い我が陣営はとても適いません。
加えて地域に根を張った分厚い後援会をフル回転させ、情を絡めた戦術も取り入れています。
さすがは百戦練磨の選挙上手です。
高木会長のいわんとする「これから先は気が緩んだほうが負ける」という言葉を噛み締めています。
何事もそうですが、相手の得意とする土俵に乗って勝負をすれば、負けるのは当たり前。
我が土俵は“政権交代”の4文字にあり、我が土俵は“熱い熱い個の熱伝導”にしかありません。
県知事選をもう一度思い起こしましょう。
このままでは日増しに追いつかれてしまいます。