4-6月期のGDPが年率で3.7%増加したと政府は自慢げに発表しました。
その内訳を見れば輸出が6.3%増加したためとわかります。
自民党はこれを取り上げて日本の景気回復が成ったと囃し立てていますが、それが国民の生活にどう反映されたでしょうか。
金融崩壊以前の10年間で輸出金額は年額50兆円から80兆円に増加しました。
しかしその恩恵をほとんどの国民は受けておりません。
それどころか、この10年間で国民生活はどん底状態にまで追い込まれました。
生活保護は63万世帯から120万世帯に増加しました。
一世帯当たり平均所得は年間650万円から550万円と、100万円も減少しました。
自殺者は2万4千人から3万3千人と1万人近く増加しました。
もはや経済(GDP)だけで国民の幸福度を測ることはできません。
これまでの延長線上に私たちの望む希望に満ちた国の建設はありえません。
民主党マニフェストに鳩山代表がこう謳ってあります。
「政治とは、政策や予算の優先順位を決めることである。
私は、コンクリートではなく、人間を大事にする政治をしたい」
公共事業にセメントは付き物です。
そのセメントの国民一人当たりの生産量は現在、欧米先進国の2倍です。
自民党は、この狭い日本にいつまでコンクリートを打ち続ける気でしょうか。
高速道路の無料化に対して自民党は大反対です。
借金が返せなくなるからだと言っていますが、実情は違います。
高速道路を無料化すると新しい道路が作れなくなるからです。
しかし巧みなネガティブキャンペーンにより、民主党への追い風が止み始めました。
でも、私たちはもう騙されてはいけません。
人口がどんどんと減少していきます。
若者は昔と違い車には興味を持ちません。
高齢化が進み老人たちの車での遠出は少なくなります。
それでもまだ不用不急の道路を作り続けるのですか。
それとも福祉や教育や医療や年金に税金を充てますか。
コンクリートを大事にする方々はどうぞ自民党へ投票してください。
人間を大事にしたいんだと考える方々はどうぞ民主党へ投票してください。
あなたがこれからの日本の歴史をつくります。