南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

62回目の終戦記念日

2007-08-15 22:00:52 | Weblog

日中はとても外へ出て行く気になれず、録画取りしてあるTV番組を見て過ごす。
終戦記念日だからという訳でもないが、NHKスペシャル2本が良かった。
2夜連続の東京裁判モノである。

8月13日「A級戦犯は何を語ったのか~東京裁判・尋問調書より」と、14日「パール判事は何を問いかけたのか~東京裁判 知られざる攻防」の2本だ。
歴史の検証のために、各国の持つ公文書が時効を過ぎると公開される。
当時を知る当事者達はもう亡くなってこの世にはいないが、残された記録から新事実が浮かび上がってくる。
東京裁判が求めたものは単なる戦争犯罪者を裁くことではなかったはずだ。
世界からこのような悲惨な戦争を無くすために、事後法である「平和に対する罪」と「人道に対する罪」をもって裁いた。
しかし国連において4年前ようやく「人道に対する罪」が国際法に適用されることとなったが、「平和に対する罪」は加盟国の同意が得られないままにあるという。
戦争を無くすまでの道のりはまだまだ遠い。

連休中の一夜は、ふだん会えない人とも旧交(?)を温めるいい機会だ。
三和酒造「臥龍梅」、初体験のお酒で一気に口を滑らかにさせられる。
日米関係の話からリーダーシップ論まで幅広い話にワクワクしながら盃は進む。
静岡県のお酒はほんとうに奥深い。

たっぷりと話し合い、下手なカラオケに興じて帰宅する。
今日もほんとうにいい1日だった。