南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

闇の世界

2007-08-18 23:54:23 | 政治

民主党が天下をとったら暴いてもらいたい闇がある。
緒方元長官と不動産会社社長を、4億5千万円余りの朝鮮総連に対する詐欺容疑で逮捕し、なんとなく一件落着という事件だ。

朝銀信用組合は平成9年に38信組だったが、16信組が破綻。
自民党政権は公的資金1兆1404億円を投入し、その金で朝銀は預金者に払い戻すこととなる。
しかし当時から朝銀の預金は不正融資を通して北朝鮮へ送金されているとした疑惑や、政治献金として政治家にばら撒かれていたとする説も聞かれ、公的資金投入は問題であるとした意見も多かった。

整理回収機構は破綻した16信組の不良債権を2009億円で買い取り、回収作業に入っていく。
その内の628億円が朝鮮総連への貸付金だと認定し、返済を求める訴訟を起こしていく。
総連側は中央本部の土地や建物の差し押さえを逃れるために、緒方元長官のペーパーカンパニーに移転登記を行ったという。
しかし緒方元長官は、お金を払う意思がないのに土地・建物を朝鮮総連から騙し取ったという詐欺事件だ。
当の朝鮮総連側は「だまされたという認識はない」と記者会見で述べており、まこと不可解な展開を見せている。

1兆1404億円の公的資金投入?
2009億円の不良債権?
628億円の朝鮮総連への貸付金?
4億5千万円の詐欺事件?
目くらましのマジックみたいなものである。

朝銀信用組合からどれだけのお金が、どういう方法で北朝鮮に流れ、なにに使われたのか、それこそを明らかにするのが公的資金を投入した政治の役割であるべきだ。
このことに関しては残念ながらどこの政党もマスコミも触れない。

そんな気持ちをほぐしてくれたのは連休最後の美酒「瓢月」。
今夜は酒飲みばかりが集まった従兄弟会。
明日からの英気を養う。